こんにちは、ヒトさん。

ヒトさんと同じように、20〜30代の働く女性で、「自分に何ができるの？」と悩んでいる方はたくさんいらっしゃるようです。でも、その前に、「自分は一体何がやりたいの？」が見つかっていない人が多いのではないでしょうか？　そう、これはヒトさんだけではなく、多くの働く女性が抱える共通の悩みなのかも知れません。だからといって焦ることはありませんが、いずれこれだという仕事を見つけないと、いつまでたっても解消されません。いつも混沌としながら日々働くことになってしまいます。それではどうやって「特別な何か」を見つけるか、ですよね。今までの経験をリセットして自分探しをする？　これはリスクもありますし、何よりも今までのヒトさんの経験が活かされないので非常にもったいない話です。

まず、ヒトさんがおっしゃる「普通の事務」ってなんでしょうか？　普段私たちが「事務」と一言で言う業務の中にはさまざまな仕事が凝縮されています。例えば受発注業務、在庫管理、クレーム対応、文書作成（プレゼン資料作成）、電話応対、メール対応、ファイリング、出張手配、交通費清算、来客応対など、実はたくさんの業務があるのでは？　

そこで一度ヒトさんが今まで経験した仕事内容をすべて書き出してみてください。次にその中で、やりがいのある仕事をランキングし、なぜやりがいを感じたのか、さらに達成感を感じる瞬間はどんな時かを考えてみましょう。このようにして、今までの経験を活かせ、やりがいを多く見いだせる、という条件から職種探しを始めてみてはどうでしょう。

そして次の検討材料として忘れてはならないのが、働く環境。仕事の内容うんぬんよりも、環境でやりがいが左右される、という方もいます。ヒトさんはいくつか派遣を経験されているので、会社や上司、そして同僚によって、カラーや風土、雰囲気が違ってくることを体験済みかと思います。ヒトさんは今までどんな環境だと、生き生き自分を出して働けたでしょうか。これは人それぞれ感じ方は違います。例えば「大手企業の方が縦割りで、自分の業務が明確だからやりやすい」という人もいれば、「規模の小さい方が制限なくなんでもやらせてもらえるからやりがいを感じた」という人もいます。そして、環境によって仕事は姿かたちを変えます。「同じ業務のはずなのに、前の会社の方がやりやすかった」なんて感じたことはありませんか？　是非、ヒトさんが居心地のいい、そして成長できるような環境選びも重視してください。

せっかく派遣会社にはコーディネーターや営業さんがいるのですから、こんな会社でこんな業務をやりたい、と要望を出してみてはいかがでしょうか。次の派遣先を選択する時は今まで以上に慎重に、長続きできそうな職種・企業を選ぶよう心掛けてみてください。ヒトさんが、「スキル」と呼べる仕事を発見したとしても、ご自身に合わない業務でしたら、矛盾のストレスを感じ、それこそ長続きしないのでは？　もちろんどんなにこれだ！　と思える仕事でも、辛く、嫌いな業務はつき物です。でも、それを払拭するくらいの何かが見つかるといいですね。