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履歴書の「免許・資格」欄を記入する際、自動車運転免許の書き方はバッチリですか?
「ペーパードライバーだから書かない方がいい?」「運転は関係ない職種だから必要ない?」と悩む人もいれば、「運転免許が重要な求人だから、正しい書き方が知りたい」という人もいるのではないでしょうか。
この記事では、履歴書への自動車運転免許の正しい書き方を、具体例とともに紹介します。
自動車運転免許を持っている場合は、その免許が応募する会社で必要かどうかに関係なく、履歴書に必ず記入しましょう。
特に、運転が必要な仕事に応募する場合、免許の情報はとても大切なものです。
例えば、営業職や配送業では、運転免許が必須となる場合もあります。
履歴書は、採用する人があなたのことを知るための大切な書類です。できるだけ丁寧に、間違いがないように記入しましょう。
自動車運転免許は、履歴書の「免許・資格」欄に記入します。
■ 自動車運転免許の履歴書への記入例
自動車運転免許については、以下の情報を記入します。
履歴書の「免許・資格」欄を書くときには、以下のポイントを守って記入します。
履歴書の「免許・資格」欄の詳しい書き方や、自動車運転免許以外の免許や資格については下記の関連記事で紹介しています。
間違った情報を記入してしまわないためにも、履歴書に書く際は自分の免許証をしっかり確認しましょう。
ここでは、自分の免許証のどこをみて、必要な情報を確認するのか解説します。
■ 運転免許証で見るべき場所
取得日は、免許証の左下に書かれています。
住所の下に「交付」という欄がありますが、これは免許が発行された日で、取得日とは異なるので注意しましょう。
取得日は、免許の種類によって3カ所に分かれています。
もし、同じ箇所に該当する免許を複数持っている場合には、最初に取得した免許の取得日が記載されています。
持っている免許の「種類」は、取得日の右側に書かれています。
15種類の免許のうち、持っている免許が略称で書かれているので、正式名称を確認して履歴書に記入しましょう。
次のセクションで、正式名称の分かる表を掲載しています。
ここでは、免許の種類の略称とそれに対応する正式名称を紹介します。
■ 免許の略称と正式名称一覧
免許証の略称 | 正式名称 |
---|---|
大型 | 大型自動車免許 |
中型 | 中型自動車免許 |
準中型 | 準中型自動車免許 |
普通 | 普通自動車免許 |
大特 | 大型特殊自動車免許 |
大自二 | 大型自動二輪車免許 |
普自二 | 普通自動二輪車免許 |
小特 | 小型特殊自動車免許 |
原付 | 原動機付自転車免許 |
け引 | 牽引免許 |
大二 | 大型自動車第二種免許 |
中二 | 中型自動車第二種免許 |
普二 | 普通自動車第二種免許 |
大特二 | 大型特殊自動車第二種免許 |
け引二 | 牽引第二種免許 |
自動車運転免許は、大きく「第一種運転免許」と「第二種運転免許」の2つに分けられます。
例えば、お客さんを乗せるタクシーやバスのドライバーになるためには、第二種運転免許が必要です。
乗用車を運転するために、多くの人が持っているのが普通自動車免許でしょう。
基本的には、「普通自動車免許 取得」と履歴書に記入します。
ただし、車を運転する仕事に応募する場合など、免許の細かな情報が重要になるケースでは第一種、AT限定など詳細に記入しましょう。
■ 記入例
準中型免許は、車両総重量7.5t未満・最大積載量4.5t未満・乗車定員10人以下の自動車の免許です。
免許証の条件欄に「中型車は準中型車(5t)に限る」の記載がある場合は、履歴書にも5t限定と記入しましょう。
■ 記入例
中型自動車免許は、車両総重量7.5t以上11t未満、最大積載量4.5t以上6.5t未満自動車の免許です。
免許証の条件欄に「中型車は中型車(8t)に限る」の記載がある場合は、履歴書にも8t限定と記入しましょう。
■ 記入例
大型自動車免許は、大型バスやダンプカーなど、車両総重量11t以上・最大積載量6.5t以上・乗車定員30人以上の大型の自動車の免許です。
ただし、車を運転する仕事に応募する場合など、免許の細かな情報が重要になるケースでは第一種ということも記入しましょう。
■ 記入例
小型特殊自動車免許は、トラクターやフォークリフトなど、主に農耕作業や除雪、工場内で使われる自動車の免許です。
■ 記入例
大型特殊自動車免許は、ショベルカーやブルドーザーなど、特殊な機能をもつ自動車の免許です。
■ 記入例
原動機付自転車免許は、排気量50cc以下のバイクやスクーターなど、原動機付自転車(原付)の免許です。
■ 記入例
普通自動二輪車免許は、排気量が50cc超~400ccのバイクやスクーターなどの免許です。
排気量や車両のタイプなどで4つに分けられ、乗れるバイクに制限があるので、どの区分の免許か履歴書に記入しましょう。
■ 記入例
大型自動二輪車免許は、排気量の制限なしのバイクやスクーターなどの免許です。
■ 記入例
けん引免許は、牽引装置を持つ牽引車で、車両総重量750kgを超える他の車を牽引する場合の免許です。
■ 記入例
ここでは、公道を使い営利目的で旅客を運送するための「第二種運転免許」の種類と、履歴書への記入例を紹介します。
普通自動車第二種免許は、タクシーやハイヤーなど運転するための免許です。
■ 記入例
中型自動車第二種免許は、乗車定員が29人までの、スクールバスやマイクロバスなどを運転するための免許です。
免許証の条件欄に「中型車は中型車(〇t)に限る」の記載がある場合は、履歴書にも〇t限定と記入しましょう。
■ 記入例
大型自動車第二種免許は、大型トラックや乗車定員が30人以上の路線バス、観光バスなどを運転するための免許です。
■ 記入例
大型特殊自動車第二種免許は、ショベルカーやブルドーザーなどの大型特殊車両を、旅客輸送に使うための免許です。
ただし、この事例に該当する車両は国内にはないため、実用性はほとんどありません。
■ 記入例
牽引第二種免許は、大型トレーラーなど荷台を牽引する車両を、旅客輸送に使うための免許です。
国内では、東京都の一部地域で運行しているSL型バスが唯一該当します。
■ 記入例
ここでは、履歴書に記入する自動車運転免許についてよくある質問を紹介します。
A.複数持っている場合は、取得年月が古いものから順に記入します。
ただし、大型免許を取得すれば中型車両も運転できるというようなケースでは、大型免許のみ履歴書に記入しましょう。
A.たとえ運転に自信がなくても、免許を持っているなら履歴書に記入できます。
もし、運転が業務で必要な仕事や、その可能性がある仕事に応募する場合は、ペーパードライバーであること(運転に慣れていないこと)を一言書き添えるといいでしょう。
A.マニュアル車を運転できるかどうかが重要な求人に応募する場合は、履歴書に「AT限定」であることを記入します。
AT限定の場合、オートマチック車(AT車)しか運転できないため、マニュアル車を運転する仕事への応募は難しいでしょう。
最後に、2017年3月11日以前に免許を取得した人への注意点を紹介します。
法律の改定により、2007年6月1日に「中型免許」が、2017年3月12日に「準中型免許」が新しく作られました。
この改定により、取得した時期によって運転できる車の種類が異なる場合があります。
2007年6月2日~2017年3月11日までに普通自動車免許を取得した人の免許は、「車両総重量5t未満限定の準中型自動車免許」として扱われます。
そのため、運転免許の厳密な区分が必要な職種に応募する場合には、その詳細を書く必要があります。
履歴書には、「準中型自動車運転免許(5t限定)取得」や「普通(現5t限定準中型)自動車免許」と記入しましょう。
この記事では、履歴書への「自動車運転免許」の正しい書き方を紹介してきました。
特に、運転が必要な職種に応募する場合、この情報が採用担当者にとって重要な判断材料となります。正確な情報を伝えられるよう、免許証をしっかり確認し、自分の持っている免許を履歴書でアピールしましょう。