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学歴はどこから書く?入学・卒業以外は?履歴書の学歴欄に書くべき情報
履歴書の学歴欄を書こうと思ったときに「どこからどこまで書けば良いのだろう?」と悩むことがあるのではないでしょうか。
また「在学期間が人より長い」「途中で転校した」など、学歴は人それぞれであり、自分の学歴を正しく伝える書き方について迷うこともあると思います。
本記事では、履歴書の学歴欄についてどこからどこまで書くべきかを解説するとともに、学歴のパターンごとに書き方のポイントもあわせて解説します。
履歴書の学歴はどこから書くべき?
履歴書の学歴欄の書き方には明確なルールはありませんが、学歴をどこから書くかについては、以下のような決まりがあります。
- 義務教育については基本的に記載しなくても構わない
- 転職などの場合は、原則「高等学校卒業」から書く
■学歴欄の記入例
また、学歴欄では学校名は略さずに書きましょう。たとえば高校の場合、「〇〇高校」ではなく「〇〇高等学校」のように正確に書く必要があります。
学校名については、自分が思い込んでいるものが正式名称でないこともあります。公式の資料やWEBページなどで正しい学校名を調べておく方が安全でしょう。
「高等学校卒業」から書かない例外には、以下のような場合があります。
■新卒の場合の学歴欄
新卒の場合は、義務教育の終わりである中学卒業から書きます。
■高卒の場合の学歴欄
高卒である場合は「高等学校入学」から書きます。
■中卒の場合の学歴欄
中卒の場合は、中学校卒業から書きましょう。ここで小学校から記入する必要はありません。
■大学院卒の場合の学歴欄
大学院卒である場合は、大学もしくは高等学校卒業から書きます。
またこの場合、学歴欄には「卒業」ではなく「修了」と記入しましょう。「修了」は「一定の学業・課程をおさめおえた」という意味で、修士課程、博士課程どちらにおいても使えます。
履歴書の学歴はどこまで書くべき?
学歴欄は、基本的に最終学歴まで書きましょう。
履歴書作成時点で在学中の場合は、卒業する予定の月とともに「卒業見込み」、大学院の場合は「修了見込み」と書きます。
「〇〇 在学中」という表現は一般に使わないため、注意しましょう。
■在学中の場合の学歴欄
入学や卒業以外の学歴は書くの?
ここまで一般的な学歴欄の書き方をご紹介しましたが、学歴や在学中の過ごし方は人によりさまざまです。
ここでは、入学や卒業以外の書き方もあわせてご紹介します。「こういう場合はどう書けば良い?」と迷った際の参考にしてください。
浪人、留年はあえて書かなくてもよい
浪人や留年など、選考で不利になると思う情報はあえて履歴書に書く必要はありません。
ただし、学歴欄を見たときに空白期間や卒業年を見たら分かるので、面接で質問されることがあります。そのような場合には理由や事情をきちんと説明できれば問題ありません。
もちろん、嘘はつかないように注意しましょう。
中退理由は書かなくてもいいが、書いた方がよい
中途退学した場合、理由を履歴書に書かなくても選考上直接の問題はありません。
しかし、採用担当者からは面接のタイミングでその理由を聞かれることがあります。余計な先入観を持たれないために、中途退学した場合は理由もあわせて書いておくのがおすすめです。
休学とその理由は書いたほうがよい
休学したことがある場合、その理由もあわせて書く方が良いでしょう。休学は必ずしもマイナスになるとは限りません。
例えば、健康上の理由や経済的・家庭的事情など、やむをえない事情はそのまま正直に記入して問題ありません。また、留学やインターンシップ、ワーキングホリデーなど、前向きな活動はむしろアピールポイントとなり得ます。
不登校や学業不振などネガティブな理由で休学していた場合には、嘘にならない範囲で言い換えて書いてみましょう。他に力を入れていた活動がある、これからやりたいことがある、など前向きな表現をするのがおすすめです。
転校や編入は書き方に注意して書く
通う学校が途中で変わった場合は、そのパターンによって書き方が異なります。
転校ですぐに次の学校に入学した場合は、次の学校を「転入学」と書きます。
次の学校に入るまで期間が空いていた場合は、前の学校を「中途退学」次の学校を「編入学」と書きましょう。
大学から別の大学へ編入した場合、最初の大学を「入学」、転校先を「編入学」と書きます。これは、専門学校から大学へ転校した場合も同様です。
以下の記事では、より多くの学歴欄の書き方例を見本とともに解説しています。ぜひあわせて参考にしてください。
和暦・西暦・満年齢の早見表
履歴書の学歴欄では、入学・卒業年度を正確に書くことも大切です。
以下に早見表を載せておくので、記入する際の参考にしてください。
和暦 | 西暦 | 満年齢 |
---|---|---|
昭和34年 | 1959年 | 65歳 |
昭和35年 | 1960年 | 64歳 |
昭和36年 | 1961年 | 63歳 |
昭和37年 | 1962年 | 62歳 |
昭和38年 | 1963年 | 61歳 |
昭和39年 | 1964年 | 60歳 |
昭和40年 | 1965年 | 59歳 |
昭和41年 | 1966年 | 58歳 |
昭和42年 | 1967年 | 57歳 |
昭和43年 | 1968年 | 56歳 |
昭和44年 | 1969年 | 55歳 |
昭和45年 | 1970年 | 54歳 |
昭和46年 | 1971年 | 53歳 |
昭和47年 | 1972年 | 52歳 |
昭和48年 | 1973年 | 51歳 |
昭和49年 | 1974年 | 50歳 |
昭和50年 | 1975年 | 49歳 |
昭和51年 | 1976年 | 48歳 |
昭和52年 | 1977年 | 47歳 |
昭和53年 | 1978年 | 46歳 |
昭和54年 | 1979年 | 45歳 |
昭和55年 | 1980年 | 44歳 |
昭和56年 | 1981年 | 43歳 |
昭和57年 | 1982年 | 42歳 |
昭和58年 | 1983年 | 41歳 |
昭和59年 | 1984年 | 40歳 |
昭和60年 | 1985年 | 39歳 |
昭和61年 | 1986年 | 38歳 |
昭和62年 | 1987年 | 37歳 |
昭和63年 | 1988年 | 36歳 |
平成元年 | 1989年 | 35歳 |
平成2年 | 1990年 | 34歳 |
平成3年 | 1991年 | 33歳 |
平成4年 | 1992年 | 32歳 |
平成5年 | 1993年 | 31歳 |
平成6年 | 1994年 | 30歳 |
平成7年 | 1995年 | 29歳 |
平成8年 | 1996年 | 28歳 |
平成9年 | 1997年 | 27歳 |
平成10年 | 1998年 | 26歳 |
平成11年 | 1999年 | 25歳 |
平成12年 | 2000年 | 24歳 |
平成13年 | 2001年 | 23歳 |
平成14年 | 2002年 | 22歳 |
平成15年 | 2003年 | 21歳 |
平成16年 | 2004年 | 20歳 |
平成17年 | 2005年 | 19歳 |
平成18年 | 2006年 | 18歳 |
平成19年 | 2007年 | 17歳 |
平成20年 | 2008年 | 16歳 |
平成21年 | 2009年 | 15歳 |
平成22年 | 2010年 | 14歳 |
平成23年 | 2011年 | 13歳 |
平成24年 | 2012年 | 12歳 |
平成25年 | 2013年 | 11歳 |
平成26年 | 2014年 | 10歳 |
平成27年 | 2015年 | 9歳 |
平成28年 | 2016年 | 8歳 |
平成29年 | 2017年 | 7歳 |
平成30年 | 2018年 | 6歳 |
平成31年 | 2019年 | 5歳 |
令和元年 | 2019年 | 4歳 |
令和2年 | 2020年 | 4歳 |
令和3年 | 2021年 | 3歳 |
令和4年 | 2022年 | 2歳 |
令和5年 | 2023年 | 1歳 |
令和6年 | 2024年 | 0歳 |
まとめ
この記事では、履歴書の学歴欄をどこから書くかについて紹介しました。
- 原則、義務教育の後から書く
- 学校名などを略さない
- 最終学歴まで書く
- 不利になる要素はあえて書かなくてもいい
- 空白期間や中退などは理由を書く、もしくは面接で説明して不安を解消する
- 高校の転校は「転入学」、期間が空いた転入や大学を変えた場合は「編入学」
学歴欄は、一見すると自分のこれまでの学歴を書くだけのようですが、いざ書き始めるとどこからどこまで書くかなど、案外迷う要素が多いと思います。
学歴欄の記載方法についてポイントをおさえ、自信を持って間違いなく履歴書を書き上げましょう。