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多くの履歴書には「趣味・特技」を書く欄があります。学歴や職歴と違って、具体的な内容が決まっていないため、何を記載すべきか迷う人も多いかもしれません。
この記事では履歴書の趣味・特技に悩む人に向けて、趣味・特技の例文、採用担当者が見ているポイントやしっかり書くメリット、上手な書き方から特技が見つからない場合の見つけ方まで幅広く解説します。
「趣味・特技」とまとめられることが多いこの2つですが、まずは「趣味」と「特技」の違いを確認してみましょう。
趣味と特技の違い
趣味:仕事や職業とは別に、個人的に楽しみとしていること
特技:ほかの人よりも優れている特別な能力や技術
趣味は個人が楽しみとしていることで、上手かどうかは関係ありません。
一方、特技は他の人よりも優れた能力や技術を持っていることを指します。
つまり、履歴書では趣味は「人柄」、特技は「能力」をアピールする手段として使えます。
例えば、「動画鑑賞」は趣味ですが、「動画編集」は特技に該当します。
この違いを理解した上で履歴書へ記入していきましょう。
ここでは、履歴書に書く趣味・特技の例文を紹介します。
ただし、例文はあくまで参考までにとどめてください。
履歴書に書くときには、自分の言葉で書くようにしましょう。
応募した仕事に関係する趣味・特技を書くことで、採用後に活かせる「知識」や「スキル」を伝えられます。
また、資格の取得を記載すれば、学習意欲の高さや継続力・忍耐力をアピールすることもできます。
■ 例文1
趣味・特技
インテリア関係の資格の勉強(インテリアや空間デザインに興味があり、3年前から勉強しています。昨年「インテリアコーディネーター」の資格を取得しました。)
■ 例文1の解説
仕事に関係する資格をアピールすることで、その分野の知識や志望度の高さをアピールできます。
また、「3年前から勉強をしている」と具体的に数字を記載することで「継続力」や「忍耐力」も強調しています。
その他の例文を下記で紹介します。
■ その他の例文
プログラミング(Javaでウェブサイトの作成ができます)
コミュニケーション能力(人見知りしない性格で、初対面の人とでもすぐに打ち解けられます)
アプリ開発(独学で学習アプリを開発しています。累計ダウンロード数◯万を突破しました)
メイク・ヘアアレンジ(動画や雑誌で研究するのが趣味です。その人に似合うメイクやヘアアレンジを提案することが得意です)
個性的な趣味の場合、アイスブレイクとして面接時に話が盛り上がる可能性があります。
アイスブレイクとは緊張した空気をやわらかくするコミュニケーション手法です。
また、自分が熱中した趣味をくわしく説明することで、採用担当者に関心を持ってもらうこともあるかもしれません。
■ 例文1
趣味・特技
マラソン(昨年、東京マラソンを完走しました。現在は毎朝30分走っています)
■ 例文1の解説
東京マラソンを完走という具体的で、他の応募者と差別化しやすいエピソードを加えることで、話しが盛り上がるかもしれません。
マラソンの完走経験を伝えることで、「体力」や「忍耐力」があることもアピールできます。
その他の例文を下記で紹介します。
■ その他の例文
水泳(小学生の頃から続けており、今は週に1回、5キロ程度泳いでいます)
ピアノ(中学の頃から続けています。週末には近所の介護施設で演奏をすることもあります)
読書(月間10冊ほど読みます。新しいアイデアや情報を入手するのが好きで、特にビジネス書や自己啓発書を好んで読んでいます)
カフェ巡り(コーヒーが好きで、週末にカフェ巡りをしています。コーヒー好きが高じてブログも運営しており、月間30万pvのアクセスがあります)
履歴書の趣味・特技欄で、採用担当者は「応募者の人となり」を確認しています。
また、趣味・特技の内容を面接時のアイスブレイクとして活用することもあります。
採用担当者が興味を持てば会話が盛り上がり、会話もしやすくなります。
そのため、趣味や特技がないといって、「空欄」や「特になし」で提出してしまうのはもったいないです。
自身をアピールできる機会を逃してしまうため、趣味・特技欄はしっかり書いて提出しましょう。
趣味・特技を書くことで、「特技が○○の人だな」と採用担当者に印象を残すことができます。
採用担当者は同じような応募者が何人もいる場合、より印象に残った応募者を選ぶ傾向があります。
趣味・特技で残した印象によって、採用につながることがあるかもしれません。
そのため、趣味や特技の欄まで手を抜かずにしっかりと記入して、採用担当者に自分のことを印象づけましょう。
また、面接のときに趣味や特技の話題になって盛り上がり、面接がスムーズに進むこともあります。
履歴書では「趣味・特技」とまとめて記入するパターンが多いです。
基本的には、趣味と特技の両方を書くようにしましょう。
ここでは、採用担当者へのアピールにつながる趣味・特技欄の書き方を解説します。
趣味・特技は簡潔に書き、カッコを使って補足情報を追記しましょう。
趣味・特技がまとまった記入欄の場合、趣味と特技をそれぞれ最低1つは書きます。
趣味や特技を一言で端的に記入し、その後に具体的な説明を加えてください。
「志望動機、特技、自己PR、アピールポイントなど」と、趣味・特技が他の項目と1つの欄になっている場合、それぞれの項目を箇条書きで書くと採用担当者も見やすいです。
この場合、趣味・特技より、企業が重視する志望動機や自己PRを優先して記入してもかまいません。
趣味や特技の中に実際の仕事で役に立つものがあれば、優先的に書きましょう。
業務に役立つスキルがあると判断されれば、採用の確率は大幅に高まります。
実績や成果も交えて紹介できると、さらに強力なアピールができます。
例えば、「プログラミング」や「アプリの開発」が趣味である人は、IT業界で業務に活かせるスキルがあることを伝えられます。
WebデザイナーならPhotoshopやIllustratorを用いた「イラスト制作スキル」をアピールすれば、採用担当者に業務に活かせるイメージを与えられます。
ただし、仕事として使えるスキル・知識という確信がない場合は書かない方が無難です。
趣味・特技は仕事以外の一面をアピールするチャンスでもあります。
趣味・特技に関係した強みや長所をアピールすることで、自身の強み・長所を自然にアピールできます。
実際の仕事に役立つような強み・長所があれば、尚よいです。
例えば、趣味がマラソンであれば、「マラソンで培った忍耐力や目標達成への努力が強みです」と追記することで、忍耐力や業務遂行力をアピールできます。
また、面接時に面接官が話題として振りやすい内容を心がけましょう。
旅行や料理、スポーツなど、多くの人が関心を持つものであれば、面接官が話題を振りやすいため、会話が弾みやすくなります。
趣味・特技は、面接時に面接官が話題を広げるためによく使われます。
そのため、面接のときにどんなことを話すかを前もって想定してから書きましょう。
よく聞かれる質問は
・いつから始めた趣味なのか?
・始めたきっかけは何なのか?
・なぜその趣味・特技が好きなのか?
といった内容です。
これらの回答を準備しておくと、面接時に落ち着いてスムーズに答えることができます。
なお、その特技で成果を残している場合、具体的なエピソードも用意しておくとより効果的です。
例えば、サッカーが特技であれば「高校時代に県大会で優勝した」といった成果を伝えられると、面接官の印象に残りやすいです。
趣味・特技欄には、何でも書いていいわけではありません。
あくまで採用選考の場であることを意識して、場にふさわしい内容を書きましょう。
ここでは、履歴書の趣味・特技に書いてはいけないものを紹介します。
当たり前ですが、誇張した内容や嘘を書かないようにしましょう。
面接時に内容を深堀りされたとき、嘘だとバレる可能性があります。
仮に面接時にバレなくても、実際の業務をおこなう過程で嘘がバレてしまうこともあります。
嘘をついているとわかると、大きく信頼を失ってしまいますし、仮に採用されていたとしても、職場のトラブルにつながりかねません。
趣味・特技欄だけではなく、履歴書に嘘は書かないようにしましょう。
政治・宗教に関わることも書かないようにしましょう。
政治や宗教は個人の価値観によって見方が変わることが多く、企業側としては応募者の思想によってトラブルが生じることを避けたいと考えています。
また、厚生労働省では採用選考時に配慮すべき事項として、政治と宗教を定めています。
そのため、面接時に聞かれることはまずありません。
話に触れられる可能性も少ないため、履歴書にあえて書く必要はありません。
ギャンブルや犯罪を連想させる趣味・特技は、履歴書に書く内容としては不適切です。
もちろん、競馬や競輪、パチンコなど、節度を持って楽しむ分には問題ありません。
しかし、これらの内容は面接官に「金銭面でトラブルを起こす可能性があるのでは?」「金銭管理ができないのでは?」といったマイナスな印象を与えてしまう可能性があります。
ただし、ゲーム業界の一部の職種ではアピールに繋がることもあるかもしれません。
その場合も、書く内容がマイナスアピールにならないように慎重に記入しましょう。
「履歴書に書ける特技がない」といって趣味・特技の欄を空欄にするのはもったいないです。
空欄は履歴書のマナー違反ですし、「特になし」と書くのもせっかくのアピールのチャンスを逃してしまいます。
ここでは、特技が見つからない場合の見つけ方を紹介します。
特技が見つからない場合、「趣味」から特技を見つけ出すことができます。
料理をすることが趣味なのであれば、特技として「料理」と書いても問題ありません。
他の人よりも少し得意だと客観的に言える理由があれば、趣味を特技として書いて大丈夫です。
例えば「『○○さんのオムライスが一番うまい』と食べた人全員から言われる」という理由でも問題ありません。
学生時代に学んだことから特技を考えるのも有効です。
飲食店でのアルバイトをしていた人は「料理」が特技に、接客をしていた人は「コミュニケーション力」や「対人スキル」が特技になるかもしれません。
また、大学のゼミで討論会や進行を経験している場合、「プレゼンテーションが得意」や「会議のファシリテーションができる」といった特技も書くことができます。
学業やアルバイトで経験したことを細かく洗い出せば、自分の特技が見つかるかもしれません。
特技が見つからない場合、親しい人に聞いてみるのも一つの方法です。
家族や友人・知人など、第三者からの客観的な指摘から、自分では気がつかない特技を発見できることもあります。
もしかしたら、特技のハードルを高く設定しすぎてしまい、自分が特技として認識していないものもあるかもしれません。
周りの人よりちょっとでも優れている部分があれば、それは特技として通用します。
自分で見つけられない場合は、周りの人に意見を聞いてみましょう。
この記事では履歴書に趣味・特技を書く方法について紹介しました。
履歴書の趣味・特技欄は、自分の本来の人柄や強みなどを企業に伝える大切なパートです。
内容が選考結果に大きく影響するわけではありませんが、採用の決め手となることもあるかもしれません。
この記事で紹介したことを参考に、企業に好印象を与える趣味・特技の内容を記入しましょう。