
転職面接の服装で印象アップ!女性のスーツの選び方とマナーの基本
面接では、マナーを守ることがとても大切です。面接官はマナーを守れているかを見て、あなたの人柄や人間性を見ています。そのため、自己PRや質疑応答をしっかりと準備していても、基本的な面接マナーが守れていなければ、面接官は良い印象を持てないかもしれません。
この記事では、面接の服装や受付、入室、面接中、退室まで、面接で気を付けるべきマナーを全て解説します。
面接では、持ち物や身だしなみもマナーに関係してきます。
ここでは、面接の前日までに準備すべき持ち物や、当日の服装について紹介します。
身だしなみを整えることは、面接の基本的なマナーです。
そのため、ハンカチやティッシュ、整髪料やメイク道具などの身だしなみを整える道具を事前に準備しておきましょう。
消臭スプレーや汗拭きシート、ミントタブレットなどの、消臭・口臭ケアするものも用意することをおすすめします。
また、遠方から来ていて荷物が多い場合は、コインロッカーやホテルに面接で使わない荷物を預けてから面接会場に向かいましょう。
大量の荷物を面接に持って行ってしまうと、入室など面接の邪魔になる可能性があります。
当然、忘れ物はマナー以前の問題です。
面接前日には、持ち物の準備と確認を済ませておきましょう。
面接はビジネスの場なので、服装もビジネスマナーに合ったものにする必要があります。
基本的にはスーツが無難ですが、「私服で」「スーツ以外で」と指定があった場合は、オフィスカジュアルな服装を用意しましょう。
カバンやネクタイ、靴などの小物も、シンプルなものを選びましょう。
アクセサリーをつける場合は、派手なものは避けて、控えめなものにするのがポイントです。
面接では、面接室に入る時だけでなく、面接会場に入るときからマナーを守ることが大切です。
受付から面接が始まっているという意識で面接にのぞみましょう。
ここでは、面接当日に受付するまでにおさえたほうがいいマナーを解説します。
約束の時間を守ることは、社会人として最低限のマナーです。
受付は5分前に済ませましょう。
予定の時間よりあまりに早く受付をするのも、相手の準備などを考慮していないと考えられてしまいマナー違反となります。
当日は面接会場に早めに到着するようにして、面接に必要な情報を確認したり、服装や髪型を整えたりなど、面接の準備をしてから受付しましょう。
冬の寒い季節にはコートなどの防寒着を着ることがありますが、館内に入る前にコートは脱いでおくのがマナーです。
脱いだコートは、裏地が見えるようにきれいに畳み、腕にかけて館内に入りましょう。
挨拶は社会人としてのマナーです。
受付では、明るく元気な声で「こんにちは」や「おはようございます」と挨拶をしましょう。
受付と面接で態度を変えることは避けて、面接官以外の人にも、常に丁寧な態度で話すようにしましょう。
面接先の企業の人とすれ違った時は、正しい会釈で挨拶しましょう。
会釈は、ビジネスマナーの挨拶の中でも、最も軽い挨拶の方法です。
首を少し傾けるだけでは、会釈にはならないので気を付けましょう。
正しい会釈を身に着けておくことで、すれ違った人にも「ビジネスマナーを守れている人」という印象をもってもらうことができます。
多くの面接では、上記の図の流れで面接室に入室・退室します。
ここでは、一般的な面接の入室・退室時のマナーについて解説します。
面接室に入る前には、必ずドアを3回ノックしましょう。
ノックを3回することで、面接官に「これから入ります」という合図を送る意味合いがあります。
2回のノックは空室確認の意味があるので、間違えないようにしてください。
もしドアが大きく開いている場合は、ノックをせずに「失礼します」と声をかけて面接官からの返事を待ちましょう。
面接室に入ったら、まずは面接官に向かって挨拶をしましょう。
「○○と申します。本日はよろしくお願いします」と、名前を伝えて挨拶をします。
その後、下記のようにお辞儀を正しい方法で行いましょう。
また、挨拶をしながらのお辞儀や、お辞儀をした後に挨拶をするのはマナー違反となるので注意しましょう。
面接室に入った後、ドアを閉めるときは、面接官に完全に背を向けないように注意しましょう。
後ろ手でドアを閉めるのもマナー違反なので、ドアに対して体を斜めに向けて静かにドアを閉めます。
これは、面接が終わって退室するときも同じです。
面接室から出た後は、面接官にお辞儀をしてから、静かにドアを閉めましょう。
面接中に慌てず落ち着いて対応できるように、面接中のマナーを事前に知っておきましょう。
ここでは、面接中に気を付けるべきマナーを解説します。
面接中にスマートフォンを見るのはマナー違反です。
面接に入る前に、スマートフォンの電源を切っておくか、バイブ音も鳴らない機内モードに設定しておきましょう。
普段はスマートフォンで時間を確認している人も、この日だけは腕時計をつけて時間を確認するようにしましょう。
面接室に入った後、持ってきた荷物は自分が座る椅子の横に置きます。
この時、自立するカバンを使っていると置きやすいです。
もし、面接官や案内の人から、コート掛けや荷物置き場を案内してもらった場合は、素直に従い「ありがとうございます」とお礼を伝えて、その場所に荷物を置きましょう。
面接中にお茶などの飲み物を出された場合は、まずは運んでくれた人に「ありがとうございます」とお礼を言い、軽く会釈をしましょう。
勝手に飲むのではなく、面接官から「どうぞ」と言われてから飲むのがマナーです。
面接官からの案内がない場合は、「いただいてもよろしいでしょうか」と一言確認してから飲むようにしましょう。
面接官や採用担当者から名刺を渡されたら、必ず両手で受け取って「ありがとうございます」とお礼を言いましょう。
受け取った名刺は、自分から見て机の左側の手前の位置に置いてください。
このとき、自分の名刺を返す必要はありません。
学生の場合も、特に名刺を渡す必要はないので、相手の名刺を受け取るだけで大丈夫です。
面接が終わった後、「失礼します」と断りを入れてから、受け取った名刺をしまいましょう。
話し方のマナーは、面接官からみて「一番守れているかがわかりやすいマナー」です。
入社後あなたが自社のお客さまと接する時の様子をイメージして、ふさわしいかどうかを見られます。
ここでは、面接の話し方のマナーを解説します。
面接では、相手に伝わりやすいように元気よく、ハキハキと話しましょう。
声が小さくて、面接官が内容を聞き取れないと、もう一度同じ質問をさせてしまうなどの手間を取らせてしまいます。
無理に大きな声を出す必要はありませんが、少し大きめの声で話すと面接官に内容がしっかりと伝わるため、面接がスムーズに進みます。
面接中は、面接官の話をしっかりと聞きましょう。
相手が話している途中で、話をさえぎって自分の話を始めてしまうのはマナー違反です。
また、質問されたことに対しては、きちんと答えましょう。
質問と全く関係のない話をするのも、「話を聞いていなかったのかな?」と面接官に思われてしまうため、失礼になってしまいます。
面接官の話を最後まで聞き、聞かれた質問の内容にまずは簡潔に答えるようにしましょう。
面接では、正しく敬語を使うことがマナーです。
面接の雰囲気が良く、話しやすくなった場合でも、くだけた言葉を使わないようにしましょう。
また、敬語を話しているつもりが敬語になっていなかったり、敬語を意識するとうまく言葉が出ない人もいます。
正しい敬語を使えているかを、事前に確認しておきましょう。
面接中には、貧乏ゆすりや髪をいじるといったクセにも気をつけましょう。
目線があちこちに泳いでしまったり、笑顔が全くなくなってしまうと、人と話すときのマナーを面接官に疑われてしまいます。
自分では気づかないクセがあるかもしれないので、練習のときに友人や家族に見てもらい、確認しておくことをおすすめします。
話し方は練習を重ねることで改善できるため、面接での不安がある方は事前練習をしておきましょう。
ここでは面接のマナーについて、よくある質問に回答します。
A お礼メールは必ずしも送る必要はありません。
面接のお礼メールは面接の採否に直接影響しませんし、マナーとしても送らないといけないものでもありません。
しかし、お礼メールを送ることで感謝の気持ちや応募意欲を企業に伝えることができます。
面接後にお礼の気持ちを伝えたい場合や、自分の熱意を改めて示したいと感じたときは、お礼メールを送ると良いでしょう。
A Web面接でも、基本的なマナーは通常の面接と同じです。
これらのポイントを守ったうえで、通常の面接と同じ緊張感をもって、Web面接にのぞみましょう。
A 面接に手土産をもっていくのは、絶対にやめましょう。
気づかいのつもりで手土産を持って行ったとしても、企業側からはワイロと受け取られてしまう可能性があります。
面接では、応募書類などの必要な提出物以外を渡さないようにしましょう。
この記事では、面接のマナーについてそれぞれ解説しました。
面接官はマナーを見て、あなたの人柄や人間性を確認しています。
覚えることが多いと感じるかもしれませんが、面接のマナーは一般的なビジネスマナーと大きく変わりません。
面接のマナーをしっかりと身に着けて、マナーに不安のない状態で面接にのぞめるようにしましょう。