面接の服装はジャケットなしでも大丈夫?女性の面接における服装を詳しく解説!
面接に着ていくコートの選び方|たたみ方などのマナーも詳しく解説!
面接の際、第一印象を左右する要素の一つが服装です。寒い冬はコートが必要ですが、どのようなコートを着て行けばいいかと悩む人は多いのではないでしょうか。
この記事では、面接に適したコート選びから、面接会場での「脱ぎ方」「たたみ方」「着方」といった細かいマナーまで詳しく解説します。
面接に着ていくコートの選び方
面接に着ていくコートにはふさわしいものと、そうでないものがあります。
ここでは、面接に適したコートの選び方を解説します。
コートの種類
面接に着て行くコートとして適しているのは、トレンチコート、チェスターコート、ステンカラーコートの3種類です。
各コートの特徴は下記の通りです。
コートの特徴
- チェスターコート
襟元がV字型になっていて、テーラードジャケットのように下襟があります。丈は膝丈から膝下まであるロングコートで、フォーマルな印象を与えたいときに適しています。 - トレンチコート
肩部分にあるベルト状の「エポレット」や右側の胸部分にボタンがついた「ガンフラップ」、D字の金具「Dカン」など、特徴的な装飾が多くあります。
- ステンカラーコート
ボタンが隠れる比翼仕立てが特徴です。
比翼仕立てとは、ボタンをすべて閉めたとき、一番上のボタン以外が隠れるよう前立てが二重になっている仕様のことを指します。
女性の場合はトレンチコートが王道ですが、あまり長すぎずスカートの裾が少し見えるくらいの丈が望ましいです。
機能性を重視する場合は、ライナーつきや、撥水加工がされているコートを選びましょう。
また、Pコートやダウンコート、柄やワッペンが入っているコートなどはカジュアル感が強いため、面接日に着るのはやめましょう。
色合いについて
面接で着用するコートは、形だけでなく色選びも大切です。
基本的には、ブラック、ネイビー、グレーなどシンプルで落ち着いたものを選びましょう。
白や茶色はカジュアル感が出てしまうのと、汚れが目立つため、面接では避けた方が無難です。
また、コートの裏地の色にも注意しましょう。
コートをたたむ際、面接官に派手な裏地が見えてしまうと、面接時にふさわしくない服装をしていると思われてしまう可能性があります。
裏地は表地と同じか、落ち着いたシンプルな色味のものを選びましょう。
面接でのコートのマナー
面接はコードの脱ぎ方やたたみ方にもマナーがあります。
ここでは、面接当日のマナーを解説します。
面接会場の建物に入る前にコートを脱ぐ
面接の際、コートは会場の建物に入る前に脱ぐのがマナーです。
これは雪や雨などの汚れを建物内に持ち込まないための配慮です。
もし会場が集合ビルだった場合は、ビルのエントランスで脱いで問題ありません。
この場合、コートを脱ぐ場所には配慮してください。
エントランスの入り口は込み合う可能性があるため、通行の邪魔にならないように人通りの少ない場所を選びましょう。
また、手袋やマフラーは同じタイミングで外します。
外した小物はバッグの中にしまいましょう。
コートの正しいたたみ方と持ち方
脱いだコートは、以下の手順に従ってたたみましょう。
コートのたたみ方
- コートを手に取り、両肩に内側から手を入れます。
襟がある場合は、この時点で襟を立てて形を整えます。 - 肩の部分に手を入れた状態で内側に折り返します。
このとき、袖が外に引っ張られないよう注意してください。 - コートの前と後ろを丁寧に合わせます。
コートをたたんだときに全体のバランスが整い、きれいな見た目になります。 - コートの裏地が外に見えるようにして上下に2つ折りにします。
このとき、裏返して表地を内側にし、外側には見せないのが基本です。たたんだコートは腕にかけて持ちます。
面接会場の入り口でコートを脱いでたたんだら、腕にかけたまま面接室まで移動します。
たたんだコートはカバンの上に置く
面接室に入室した後は、正しいたたみ方をしたコートをさらに半分に折り、バッグの上に置きましょう。
普段は椅子の背もたれにかける人も多いと思いますが、面接のときにはふさわしくありません。
また、コートをカバンにいれるのも、必要な書類を取り出すときに邪魔になる可能性があるので避けましょう。
会場によってはハンガーラックが用意されている場合がありますが、勝手に使うのは控えてください。
面接官から利用を促された場合か、事前に許可を求めてから利用しましょう。
コートを着るのは建物を出た後
面接が終わった後、コートを着るタイミングは建物を出た後です。
建物内でコートを着用するのはマナー違反になってしまいます。
建物を出るまではコートを腕にかけて移動して、建物を出た後、入口から少し離れた場所に移動してからコートを羽織ります。
これはコートを脱いだときと同様、他の人の邪魔にならないようにするためです。
面接では、入室から退室まで、常に面接官の目があると意識することが大切です。
まとめ
この記事では、面接におけるコートの選び方やマナーについて解説しました。
- コートの種類は「トレンチコート」「チェスターコート」「ステンカラーコート」が定番
- 色はブラック、ネイビー、グレーなど落ち着いた色を選ぶ
- コートは面接会場の建物の外、またはエントランスの邪魔にならない場所で脱ぐ
- 面接室では、たたんだコートを半分に折りカバンの上に置く
- 面接後、コートは外に出て、邪魔にならない場所で着用する
寒い季節になるとコートは必須アイテムです。
この記事を参考に、面接にふさわしいコートを選び、マナーを守った扱い方をしましょう。