Interviewee
株式会社家族亭 Yさん(50代/パート/勤務歴7年)
まず、やりたいことを探してみる。
そして、がむしゃらにやってみる
新しいパート先を探すことになったとき、学生時代に経験があり、いい思い出もあった飲食のお仕事が真っ先に候補にあがりました。
職種はホールを希望。ホール経験があったのと、不器用な私にとってキッチンは難易度が高いイメージがあったからです。
とはいってもホールも数十年ぶり。むかしとは随分変わり、機械化が進んでいました。ハンディやレジなど、慣れない機械にドキドキ。
研修で使い方の説明を聞いているときに(なにこれ…私にできるの?)と、とても不安に感じたのを覚えています。
でも、難しそうというのも思い込みで、やってみたらそんなことはありませんでした。「こういうときはここを押す」というのは決まっているので、覚えてしまえばこっちのもの。
あっとういう間に慣れて、すぐに思い出通り楽しく働けるようになりました。
少し遠回りしながら見つけたのは、
出会えてよかったと心底思える場所
実は家族亭で働くまでは少し時間がかかりました。
家の近くで「ここだ」というところを見つけられず、勤務エリアをひと駅、ふた駅と伸ばしました。雰囲気など自分の目で確かめたかったので、駅周辺をぐるぐる歩きながら求人募集しているお店を探して。
紆余曲折ありながらも働けることになったのが家族亭です。
私はこの店舗しか知らないのですが、とにかく雰囲気がいいんです。それがよくわかるのがピークのとき。
忙しければ忙しいほど、みんなで助けあって、「私やります!」「これお願いします!」と声をかけあいます。
だから、身体はすごくバタバタしていても、気持ちはしんどくないんですよね。
希望していた勤務エリアからはずいぶん離れてしまったし、なかなかお仕事が決まらず少し落ち込んだこともあったんですが、こんな素敵な環境で働けているので、結果的にはすごくよかったなぁと思います。
働くのは自分の生きがいのため、
社会に貢献しながら生きるため
仕事が決まらなかったとき、「もう無理して働かなくてもいいんじゃない?」と娘に言われました。
でも、社会に出ないと私は呆けてしまう気がして。それに「仕事をしていたい」「働いていたい」という気持ちもありました。
ほんの少しでもいいので社会の一部となって、人の役に立つことをして、お給料をもらって、好きなものを買って…
そういった社会活動に生涯私は参加していたいなって。
面接で落ちてしまったときは(なんで…)という気持ちになりましたが、ここがダメなら次はあそこ!と切り替えながら、お仕事さがしを続けられました。
縁あって働けることになった家族亭では、一度も辞めたいと思うことなく、7年が経ちました。
今は家族のみんなも「楽しそうだよね」と言ってくれます。
働くことを選んだのは間違いじゃなかったって、思ってくれていると思いますね。