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みんなの声レポート みなさんの生の声をご紹介します

ブラック企業で働いたことはある?
みんなの体験談と対策!

受付期間:2017年6月5日~2017年7月9日

社会問題にもなっている「ブラック企業」。
言葉の定義はさまざまですが、おもに従業員を酷使し違法な残業を強いたり、正しく給与を支払われない企業を指すことが多いようです。 また、パワハラやモラハラ、セクハラが横行している職場もブラック企業に該当するようです。
今回みんなの声レポートでは、みなさんにうかがったブラック企業での体験談をご紹介するとともに、「ブラック企業」で働かないための対策とアドバイスをお伝えします。(有効回答数:263)

01

「ブラック企業」で働いた経験

「ブラック企業」で働いたことがある人は半数以上!サービス関連、流通・小売関連で多い結果に。

ブラック企業での就業経験の有無を聞いてみたところ、なんと52.5%の方が「経験あり」と答える結果となりました。
また業種別に見ていくと、サービス関連が23.1%で最も多く、次いで2位に流通・小売り関連が15.7%、3位にはIT・通信関連と医療・介護・福祉関連が9.9%と続きます。
具体的にどんなブラックな側面があったのか、詳しく見ていきましょう。

Q「ブラック企業」で働いた経験はありますか?

「ブラック企業」で働いた経験はありますか?のグラフ

ある ない

Q「ブラック企業」と感じた仕事の業種は何でしたか?

「ブラック企業」と感じた仕事の業種は何でしたか?のグラフ

02

「ブラック企業」であると感じた理由

「募集内容と実際の雇用条件・待遇が異なっていた」が最多の46.4%。「長時間労働の強要・常態化」、「パワハラ・セクハラあり」が続く。

「ブラック企業」であると感じた理由の1位は、「募集内容と実際の雇用条件・待遇が異なっていた」となりました。
2位に同率で「充分な研修がされないまま仕事を任される」が36.5%で3位、「残業代が支給されない」が34.6%で4位、 「上司、上層部のコンプライアンス意識が低い」が33.8%で5位となっています。

Q「ブラック企業」であると感じた理由は何ですか?
「ブラック企業」であると感じた理由は何ですか?

実は、1位となった「募集内容と実際の雇用条件・待遇が異なっていた」という点は、 厚生労働省によれば、明確には「違法ではない」ではありません。
下記は厚生労働省のHPからの抜粋ですが、就業前に提示される労働条件と実際に働く条件の相違は認められていませんが、 募集内容はあくまで「目安」という位置づけ。それゆえに、こういったトラブルが多く発生してしまうのかもしれません。
ただ、違法ではないからといって募集内容と実際の雇用条件・待遇が異なることは許されるべきではありません。
求人サイトや募集企業は正しい求人広告掲載に努めていくことが求められます。


Q 求人誌を見て就職しましたが、求人誌に書いてあった給料や勤務時間などの条件と実際の条件が違っていました。これは労働基準法違反ではないのですか?
A 労働基準法第15条には、労働条件の明示が定められていますが、この条文で言う労働条件の明示とは労働者個々人に対して書面で明示される労働条件のことです。
つまり、求人誌やハローワークに掲載されている求人票はあくまでも募集の際に提示する労働条件の目安であり、労働基準法第15条で定める労働条件の明示には該当しません。
なお、ハローワークに掲載されている求人票の条件と実際の条件が異なる場合は、まずはハローワークにご相談ください。

▼厚生労働省 HP
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/roudoujouken02/sonota.html

03

教えて!ブラック企業体験談

自分自身が体験した「ブラック企業」でのエピソードを募ったところ、たくさんの体験談をお寄せいただきました。抜粋してご紹介します。

みんなの声
【ケース①】長時間労働の常態化・強要
  • 強制残業とシフト表に書かれている。強制残業の日は12時間勤務だった。 強制残業の日は週に4日ほどあり、体調を崩すものがたくさんいた。だが、いかなる理由でも休めば始末書を何枚も書く羽目になり、 インフルエンザで休まざるを得なかった場合など1週間分の7枚の始末書を書かなければならなかった。(サービス関連/ワンダさん)
  • 時間外勤務の手当は月20時間まで支給でしたが、支給額に上限があり、それ以上の時間外勤務の支給はなしでした。上司は残業だけが時間外勤務だと思っており、早出も5日勤務のほぼ4日はあったため、月20時間以上は時間外勤務をしていました。もちろんその分の給料は支給されません。(マスコミ関連/ktsaさん)
【ケース②】サービス残業の発生
  • アパレルの小売業で働いていたときのこと。勤務時間の20分前には着替えて店頭に立てるようにしておかなければならず、 残業もサービス残業。店舗に必要な人数を常に割ったスタッフ数しかいないので、必然的に仕事が終わらず残業が当たり前の環境。 日を跨いでの帰宅はしょっちゅうでした。(流通・小売関連/シングリーナさん)
  • 会社立ち上げの上司たちが長時間労働や休日出勤が常習化していて、憧れの業界で働けるため、 スタッフもそれが当たり前だと思っていた。社内はお客様最優先のため、自分の休みはなくても当たり前の雰囲気。 残業代や休日出勤手当てはなし。(サービス関連/グレーさん)
【ケース③】パワハラ・セクハラの横行
  • 終礼で、何十人もいる前で、ミスした人を泣くまで吊し上げる。その吊し上げ終礼時間も、終業後30分以上続き 、かつ時間外手当も出なかった。また、自席で水筒の水を飲んでいるとサボっている、と嫌味を言われ、トイレにも自由に行けなかった。 他にも有り過ぎて書き切れない。。(サービス関連/ケロ子さん)
  • いつも女性の身体を触ろうとするセクハラの係長がいる。そのセクハラについては社長含め皆、周知の事実であるが、社長と係長の間では裏で契約上の取り引きがあるらしく、一向に改善されない。なあなあになっている。(医療・介護・福祉関連/渚さん)
【ケース④】ワンマン社長による弊害
  • 社長がワンマンで、機嫌で左右される。気に入られると買い物に付き合わされたり、身体に触るなどもあった。上司に相談するも動いてくれず、精神的にまいって退職するしかなくなってしまった。その他、気に入られないと、降格されたり、目の届かない部署に移動させられた人が何人もいた。(製造業/ともりんさん)
  • ワンマン経営者で部下がちょっと自分が気に入らない行動・言動をすると直ぐクビにしていた。 具体的には、1年半位で約15入位が1週間以内で退職かクビ。会社の経費は私的に使い放題で、 ひどい状態でした。(建築・土木・不動産関連/姫さん)
【ケース⑤】契約内容との相違、給与未払い
  • 正社員採用されたのに、初出社の前日に最初の雇用形態は正社員ではないと説明され、勤務時間は1ヶ月ごとの変形労働時間制と承知していたが、いざ出勤しだすとシフトが前日22時あがりで翌日6時半出勤。管理職の方々は休憩時間になると激務自慢するし、以前労基法違反で裁判沙汰になっているのに何も改善されてないと思いました。(サービス関連/にゃんさん)
  • 賞与支給を契約書に挙げているにも関わらず数年間理由もなく支給されなかった。1年間で50人離職。入社研修なし。役員からのセクハラあり。社長が気に入らない社員は辞職を強要。結婚するという女性社員をアルバイトに格下げ(本人は希望していない)。失敗すると社員全員の前で罵倒していた。(建築・土木・不動産関連/ねこぞうさん)
  • 採用時の雇用契約条件と条件が異なった。何度もこちらから雇用契約書を交わして欲しいとお願いしても交わしてくれず口頭契約のみ!徐々に給料支払日にきちんと給料が支払われなくなったり一部のみ入金され残りは後日など、経理からも遅れるなどの事前連絡もなく行われた。最終的に給料支払日に支払われなくなった。(医療・介護・福祉関連/ちぃこさん)
【ケース⑥】突然&詳細を知らされない異動辞令
  • 朝9時から翌朝8時まで勤務した。(午前3時から謎の営業会議)|社長から突然「2日後にフィリピンへ行け」と言われ、営業クライアントほったらかしで、フィリピンへ。社員と謎のシェアハウス生活。帰国予定日も知らされず、そのまま1年滞在。(マスコミ関連/あいりさん)
04

ブラック企業に入社しないための対策・気を付けるポイント

「契約内容を細かく確認する」が最多の31%、「見分けるのは難しい」という声も。

ブラック企業に入社しないための対策を聞いたところ、「契約内容を細かく確認する」が最も多い31%、「働いている人、雰囲気を見る」が次いで23%、「口コミ情報を調べる」は12%という結果となりました。一方で、「見分けるのは難しい」という厳しい声も17%。
入社前に、いろいろな方法を使ってしっかりと調べることが重要と言えそうです。

Q「ブラック企業」に入社しないために、対策していることは何ですか?

「ブラック企業」に入社しないために、対策していることは何ですか?のグラフ

みんなの声
契約内容はしっかりと確認
  • 正直、見分けることは難しい。蓋を開けたら、酷い有様だったというのはどの会社でもあり得ること。 入社後、後悔することがないように聞けるのならば職場の雰囲気や残業についてしっかり聞いておいたほうがいい。 (ワンダさん)
  • 周りの人に噂をきき、変な噂が出てきてないかを確認する。また、求人情報に好条件ばかりかかれている場合、電話で確認する。(みんとらびさん)
  • 求人票だけでは見抜けないことが多いので、面接時に勇気を出して聞きたいことを聞いてみる。 月の平均残業日数や残業手当について、ノルマがあればそういったことも。あとはネットで口コミを見る。(つんこさん)
面接官だけでなく、働いている人や雰囲気もチェック
  • 面接の段階で上から目線の対応をする会社は人を大切にしておらず、 そんな態度や意識の管理者を教育してない会社も問題ありだと思います。(にゃんさん)
  • 既に就業されている従業員を良く観察してみて仕事や他の人に対しての接し方に余裕があるか。 給与面、仕事、対人関係に不満がある場合は、必ず態度や行動に出ているから。(waveさん)
  • 面接時に働いている人を確認すると生き生きしてない時は環境よくないんだなあと思います。(yunoさん)
  • 実際働いている方々が生き生きしているか、職場訪問が出来たらなおよい。人事の人が相談に丁寧にのってくれない場合は、 気をつけた方がよいかなと思います。この場合、人の扱いがザツなケースが多いと思うからです。(ゆき姉さん)
  • 難しいとは思うが、社内の雰囲気というか、空気を感じとる事は大事だと思う。 業務内容が多少辛くても、働いている人達が笑顔を見せ、冗談を言い合ってる様な職場を見つけるべき。(takar_1さん)
口コミも貴重な情報
  • 正直見分けられないので、いろんな人の口コミが大切。それでも入社してみないことにはわからないです。(ユミユミさん)
  • 就業先をインターネットで調べ、クチコミ・批判の内容を確認する。(たかこさん)
  • まず、企業の口コミ情報をネットで調べる。評判など。後は無理強いして働かせたり賃金の払いが悪い会社は要注意。(ようちゃんさん)
  • ネットでとりあえず、ブラック◯◯会社と調べてみる。社員に聞くのが一番なんですが。(みんころさん)
  • 難しいとは思うが、社内の雰囲気というか、空気を感じとる事は大事だと思う。 業務内容が多少辛くても、働いている人達が笑顔を見せ、冗談を言い合ってる様な職場を見つけるべき。(takar_1さん)
05

「ブラック企業」に入社してしまったらどうする?

「すぐに辞める」が50%、「周りに相談する」が30%。「慣れる」が9%も。

ブラック企業に入社してしまったら場合の対応策を聞いてみたところ、半数が「すぐに辞める」と回答。これまでの経験も踏まえて回答いただく方が多くいらっしゃいました。
また上司を含め、「周りに相談する」という声も30%。派遣スタッフの場合、まずは営業担当さんに相談してみると良いでしょう。
また「慣れる」という回答も一部あり、簡単には辞められない実態を感じる結果となりました。

Q「ブラック企業」に入社してしまったらどうする?
「ブラック企業」に入社してしまったらどうする?のグラフ

ブラック企業に入らないためには、入社前に情報収集することがとても大切ね。
自分の身を守るために、口コミ情報を確認したり、実際に働いている人に話を聞いたり、契約内容をしっかりと確認しましょう。
何か困ったことがあれば、すぐに周囲に相談を。それでも解決しないようなら、きっぱりと辞めることも選択肢の一つね。

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