マンパワーグループ株式会社 専務執行役員
深水 裕二様
労働力の提供者からアドバイザーへ。日本初の人材派遣企業が描く人材事業の在り方と展望
株式会社パワーキャスト
代表取締役
山端 満 様
製造業の業務請負からスタートしたパワーキャストは、地域密着のきめ細かなサービスで信頼を築き、成長を続け、創業25周年を迎えようとしています。創業メンバーの一人である山端 満社長は、創業者である現会長から社長業を引き継ぎ10年。さらなる成長への歩みを進めています。お客様と社員、そして登録スタッフに徹底的に寄り添う姿勢を貫く山端社長に、経営戦略と今後の方針を語っていただきました。
公開
2002年、父である現会長が数名で人材派遣の会社を興すことになりました。当時の私はまだ20代で、人材派遣の会社に勤務していました。そこで得たノウハウを生かして父の力になりたいと考え、私も会社の創業に参加することを決意しました。創業当初は役職も何もない一社員でした。お客様のところに通って営業活動をしたり、派遣社員のお手伝いをしたり。忙しくも楽しい毎日でした。
社名は創業メンバーがアイデアを出し合って決めました。当時は製造業のお手伝いといったブルーカラーの仕事が多かったので、パワーが必要。そして人をキャスティングする仕事。この2つを合わせて『パワーキャスト』としました。会社のロゴマークにも、創業メンバーの思いが詰まっています。人とのご縁やつながりを大切にする会社でありたいという思いから、心のある、血の通った企業であることを示す赤と、製造業なので安全第一のミドリ十字マークの緑。この2色をロゴマークに採用しました。
創業時から派遣事業を主軸として活動してきましたが、リーマンショックや地震や豪雨などの天災、コロナ、国際情勢の変化など、多くの逆風にも見舞われました。それらを乗り越える力になったのが、お客様や社員、登録スタッフです。お客様から新しいお客様をご紹介いただいたり、また派遣先で活躍するスタッフからまた新しいスタッフが加わってくれたり。信頼のつながりで、会社も順調に成長していきました。数々の困難の中で最も印象に残っているのが、リーマンショックの時です。売上は7割ダウンとなり、事業所も数カ所を閉鎖することに。社員にも登録スタッフにもきつい思いをさせてしまいました。それでも、業績の回復の兆しが見えて、再び“人の力”が必要となってきた時に、一度契約を終了した多くのスタッフが、また戻って来てくれて、忙しい状況を乗り越えることができました。改めて『人と人とのつながりの大切さ』を実感したのを今でも覚えています。また、度重なる法改正も、スタッフが働きやすい環境を作るということを第一に考えながら対応することで、結果的には企業としての信頼性を高め、会社をより強くしてくれたと思っています。
現在、パワーキャストは求職者の就業先が決まるまで伴走するコーディネーターと、就業後のあらゆるサポートをする担当者をあえて分けて運営しています。就業前には、不安や葛藤を抱えて転職活動をする求職者の能力を引き出し、無理なく長く続けていけるお仕事を紹介するために、パワーキャストの持っている紹介先をすべて把握したスタッフ=コーディネーターが応募者の理想の働き方を聞きながら、求職者が応募した企業以外からもお仕事を紹介します。就業後は国家資格を持ったキャリアコンサルタントがサポーターとしてお仕事の悩みや今後のキャリアについて、いつでも無料で面談を行っています。働くことは人生の大部分を占める大切なことなので、“派遣”という働き方を選んでいただけたからにはその方の強力なパートナーでいることが私たちの使命だと考えています。
AI社会が進んでも、人だからできる温かみのある関わりを大切にしていきたいと思っています。現場に行き、担当者の顔を見てお話しすることで、メールのやりとりだけではわからない雰囲気やニュアンスを感じることができます。また、頻繁に顔を合わせることでお客様も私たちに相談しやすくなります。
今後は、お客様から相談を受けた課題を解決するための新たなサービスも展開していきたいと考えています。例えば、パワーキャストの派遣社員だけではなく、お客様の会社の正社員の定着率アップやキャリアアップ支援、現場の安全面での改善案などをアドバイスする事業が考えられます。近年はM&Aも積極的に進めているので、パワーキャストグループの経営資源を生かした新たな価値創出につながるサービスを提案していきたい。そして「パワーキャストは人材派遣だけではなく、課題解決につながる様々な取り組みをしている面白い会社で、いつでも相談に乗ってくれて、頼りになる」と、多くの方に思っていただける会社を目指していきます。
私が社長の役割を引き継いでから10年が経ちました。来年は創業25周年を迎えます。これを機にグループビジョンをより明確にし、それを社員一同で共有して次のステップにつなげていきたい。私がいなくても会社が回る仕組みを確立してから、次の世代にバトンを渡したいと考えています。
派遣社員は日本の雇用全体の3%に満たないですし、世間には未だに派遣は有期雇用しかないというイメージがあります。しかし無期雇用派遣もありますし、派遣社員からスタートして正社員になるという道もあります。まずは“派遣”という働き方を知ってもらうことが派遣会社の使命でもあると思うのですが、なかなか力が及ばない点もありますので、はたらこねっとで今回のような特集が組まれたことは非常にありがたく思っています。また私は、派遣会社同士の交流を深め、“派遣”という働き方を知ってもらい、“選んでもらえる”働き方になるよう、同じ志を持つ企業で協力していきたいという思いももっているので、はたらこねっとに派遣会社間の橋渡しをしてもらえたら嬉しいです。
はたらこねっとも私たちも25周年、ということに縁を感じています。今後ともアドバイスやサポートをいただきながら、30年、40年、その先を目指して、お互いに頑張っていきましょう!
あなたの可能性を可能に。背中をポンっと押す会社
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労働力の提供者からアドバイザーへ。日本初の人材派遣企業が描く人材事業の在り方と展望
「人への誠実さ」を貫き通す。パーソルテンプスタッフのDNA が描く、派遣の未来地図
「スタッフファースト」を超え「スタッフオンリー」へ。手間を惜しまず「人」と向き合うウィズ独自の流儀
「できません」は言わない。元派遣スタッフ社長が現場で貫く「期待に応える」覚悟
面倒なことを厭わずに、“人間”だからできる「介在価値」を追求し続ける
はたらこねっとは25年間、多くの出会いを創出してきました。
これからも、皆様のキャリアや事業の成長に貢献できる
パートナーであり続けます。