
「定年後の働き方」について
昨今、高齢化が進み、定年の年齢引き上げや定年後の再雇用が謳われています。
定年後に何をしたいか、また定年後の再就職にはどんなことを不安に思っているか、
更には定年を設けるべきかどうかも詳しく伺いました!
ご自身の将来の参考になればと思います。
(有効回答数:1451)
定年後も働きたいと思いますか?
約6割の方が「働きたい」と回答しました。「働きたくない」と回答したのはわずか2割程度という結果になりました。

- ■働きたい
- ■働きたくない
- ■まだわからない
半数以上の方が定年後も「働きたい」と思っているのは
びっくりだわ!
定年後に働く・働かない理由
定年後に働きたいという理由では「生活費・扶養費のため」が62%で最多、その後「社会との接点を持ちたいから」が32%で続きました。定年後に働きたくないと思った理由では「趣味など他にやりたいことがあるから」が8%で最多、次いで「家族・友人との時間が欲しいから」7%となりました。


定年後に就きたい仕事は?
定年後に就きたい仕事では、「自宅から近い職場の仕事」が24%で最多、次いで「自分のスキルが活かせる仕事」22%となりました。経験を活かしたい、仕事が好きという意見が多く見られました。また、現在の就業環境と定年後の希望の就業環境とでは、雇用形態、勤務時間、勤務日数で違いが見られました。定年後に希望する就業環境は、雇用形態は39%の「パート・アルバイト」、1日の勤務時間は25%の「5時間」、週の勤務日数は34%の「週3日」がそれぞれ最多となりました。


- ■派遣社員
- ■パート・アルバイト
- ■正社員
- ■契約社員
- ■自営業・フリーランス
- ■その他

- ■~3時間
- ■4時間
- ■5時間
- ■6時間
- ■7時間
- ■8時間
- ■8時間以上

- ■週1
- ■週2
- ■週3
- ■週4
- ■週5
- ■週6
- ■週7

- ■~1万円
- ■2~3万円
- ■4~5万円
- ■6~10万円
- ■11~20万円
- ■21~30万円
- ■31万円以上
- これまでお世話になるばかりだったので、少しは社会にお返ししたい。(上品な毒舌やさん)
- 今までの経験を通じて得た知識を次世代に伝えられるような仕事をしていきたいです。(akさん)
- 今の仕事が好きだから。(アレアジクムさん)
- 働くことが好きなので、出来るだけ社会に出ていたいと思います。また、自分を生かせるようにできることが望みです。(くりチャンさん)
- 仕事を続けながらも自分の趣味や家族・友人との時間も多く持ちたいので通勤時間がかからない自宅近くがいい。それと高齢になってからの満員電車はきついと思うので。(リラさん)
- 趣味をみつけて毎日メリハリのある生活がしたいから。(ななちゃんママさん)
「仕事が好き」なんてとっても理想よね!
仕事をして趣味も楽しむメリハリのある生活も憧れるわ。
定年後の再就職に向けて不安なことは?
再就職に向けて不安なことでは、「定年後の年齢で適当な就業先が見つかるのか」が約7割、次いで「十分な収入が得られるか」61%、「自分のスキルで適当な就業先が見つかるのか」50%と続きました。体力面の不安、働き口があるのかという不安だけでなく、周囲への迷惑にならないか、そもそもすべてが不安…という声も多く見られました。

- 今はまだ体力的にも大丈夫だけど、年々年をとると気力・体力とも落ちてくるので対応ができるか不安です。(ミサさん)
- 体力的に働けなくなってしまった時が、不安です。(yumiさん)
- 知力、体力ともに衰えを受け入れつつ、職場に迷惑を掛けずに仕事ができるかが不安。(くまぽんさん)
- 体力的に働けなくなってしまったときのために働けるうちに稼ぎたいが、趣味や友人・家族との時間と両立できるか不安です。(ぴっころ♪さん)
- 自分は体力がある限り働きたいと思っているが、受け入れてくれる会社、職場があるのか心配。(あけんちゃんさん)
- 年齢が年齢だけに職種の数も限られているし、その中で自分のスキルを生かせる仕事が見つかるか不安。(いちさん)
- 仕事を通じて、達成感と充実感とそれに見逢う報酬を得られるか。また、広い視野で言えば社会に貢献できるか。結果、楽しく仕事ができるか。(ナミちゃんさん)
- 60代くらいになった時の自分の健康状態や家庭環境が全く想像がつかないため、正直全部を選択したいくらい、不安だらけです。(スーニーさん)
定年後の再就職に向けて準備していること
再就職に向けて準備していることでは、「健康の維持・体力づくり」が半数の50%という結果となりました。他には資格の取得(特に多く見られたのはOAスキル)、貯蓄を進めている方がそれぞれ36%という結果となりました。

- 健康を維持するために、運動を続けている。(ヒアシンスさん)
- 健康でなくてはいけないので、食生活等には気をつけている。(ふーみんさん)
- 体力が落ちないように定期的に体を動かすようにしている。また、年齢関係なく仕事が出来るよう勉強もしている。(もじのこさん)
- 徐々にOAスキルが落ちてしまうので、将来AIと共存して仕事ができるくらいのスキルはつけておきたい。(ぱぱぞうさん)
- この先のために、定年後も働ける状況にしたいので資格取得や経験をアルバイトで得ようとしています。(しろたろうさん)
- 定年後の働き口を増やすために、現在の職種とは異なる分野の資格取得のために勉強している。(はたらこパコラーさん)
- 生活費を稼ぐために働くと自分も受け入れ先もプレッシャーになると思うので、生活費は貯金でまかなえるような準備はしておきたい。(直子さん)
- 働き口がなかなか見つからなかったとしても、ある程度余裕のある生活ができるように貯金は今からしています。(みっちゅさん)
いざ定年になった時に困らないよう、皆さん工夫していますね。
定年制への賛否
定年制に「賛成」54%と、半数を超える結果となりましたが、「反対」はそれほど差がなく、46%という数値となりました。今回は【定年制を廃止すべき理由】をピックアップして聞いてみました。

- ■賛成
- ■反対
- 何歳まで働くかは個人の自由。働けるうちは働きたい。(りかさん)
- 何歳まで働くかは個人の自由であり、それまで培った経験は活かすべきだと思う。(サイカさん)
- 体調や働ける環境は個々で大分違う。せっかく働く気のある人が定年で年金を貰い早々と呆けるなら、出来る仕事を続けて貰い健康な老後を過ごしてもらったほうが国の支出も減ると思う。(みけのしんさん)
- 能力も環境もそれぞれに異なるので、個々に選択肢があって良い。(つくばさん)
- 年金を受け取る額が減っているので生活の為にも稼ぎたい。(えみさん)
- 年金だけでは生活できない時代だし、この先年金額も下がるだろうし、昔と違って定年を迎える年代の人達がまだまだ若い気持ちを持っていて精神力、体力的にも働ける状態だと思うので。(ゆんさん)
年金の不安や、個人の自由など、色々な意見が出たわ。自分の身体のことは自分が一番わかるもの、定年と言わずに活躍していきたいですね。