
7月といえば?行事・旬の食べ物・見頃の花・服装のポイントまで、7月について徹底紹介
「6月といえば?」と聞かれて、みなさんは何を思い浮かべますか?
この記事では「6月といえば」で思いつく代表的なものから、行事や旬の食べ物、見頃の花や服装のポイントまで、6月を満喫するためのヒントをご紹介します。
6月は、春から夏へと季節が移り変わる時期。梅雨のシーズンでもあり、雨が続くことで外に出るのがちょっとおっくうになることもありますよね。
それでも、道端や公園には色とりどりの紫陽花が咲き始め、雨粒をまとってキラキラした景色は風物詩でもあります。
ここでは、そんな「6月といえば」という代表的なものを紹介します。
6月の主役ともいえるのが「梅雨」です。
春から夏に移り変わる過程で、雨の日が多くなり、明るい日差しは少なくなります。
雨ばかりで気分もどんよりすると感じる人も多いと思いますが、植物にとっては恵みの雨。
特に、梅雨明け後の夏に向けて農業用の水を蓄える大事な期間でもあります。
梅雨入りの時期は地域によって異なりますが、おおむね以下のような傾向があります。
■ 梅雨入りの時期
地方 | 平年の梅雨入り |
---|---|
沖縄 | 5月10日頃 |
奄美 | 5月12日頃 |
九州南部 | 5月30日頃 |
九州北部 | 6月4日頃 |
四国 | 6月5日頃 |
中国・近畿・東海 | 6月6日頃 |
関東甲信 | 6月7日頃 |
北陸 | 6月11日頃 |
東北南部 | 6月12日頃 |
東北北部 | 6月15日頃 |
参照:気象庁「令和6年の梅雨入りと梅雨明け(速報値)」
雨の日が多い時期だからこそ、お気に入りの傘やレインシューズを見つけたり、室内で楽しめる趣味を見つけたりして、自分ならではの楽しみをつくってみましょう。
6月1日は「衣替えの日」。日本では、6月1日~9月は夏服、10月1日~5月は冬服と年に2回衣替えをするのが一般的です。
地域や気候によって少し前後することもありますが、学校や官公庁、企業などでは、この日を境に制服やスーツが夏仕様に変わります。
夏に移り変わるタイミングですが、冷房をつけはじめたり、雨の日が多かったりと、肌寒く感じる場面も多い季節です。
脱ぎ着しやすい服装で調整するようにしましょう。
6月の第3日曜日は「父の日」。お父さんに日頃の感謝の気持ちを伝える日として世界中で親しまれています。
日本には、1950年代にアメリカから伝わったといわれています。
父の日には、お酒やネクタイ、ビジネス小物、黄色いお花が定番のプレゼント。
もちろん、定番ではなくても、お父さんの好きなものや、普段とは違う体験、手紙のような形にこだわらない感謝も素敵です。
照れくさいかもしれませんが、普段はなかなか口に出せない感謝の気持ちを、この日をきっかけに伝えてみませんか?
「6月の花嫁は幸せになれる」と聞いて、6月に結婚式を挙げたいというカップルも多いのではないでしょうか?
「June bride(ジューンブライド)」は、「June(6月)」と「Bride(花嫁)」が組み合わさった言葉です。
ジューンブライドの由来はヨーロッパから。ギリシャ神話やローマ神話の女神様からという説やヨーロッパでは6月は天候が安定し、結婚式にふさわしいベストシーズンだからなど、諸説あるようです。
日本では梅雨と重なることから、ジューンブライドに対して「天気が心配」という声もありますが、憧れもあり結婚式を挙げるのに人気の高い月です。
6月21日頃にやってくるのが「夏至(げし)」です。
1年を春夏秋冬の4つの季節に分け、さらにそれぞれを6つに分けた日本の暦である二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつです。
夏至は、日の出から日の入りまでの時間がもっとも長い日で、農耕の節目として昔から大切にされてきました。
日本では、全国的な夏至ならではの風習はありませんが、関西には「タコを食べる」風習があります。
これは、稲の根が四方八方にしっかりと根付き、タコの足の吸盤のように稲穂が立派に実るようにという願いが込められているそうです。
6月といえば、心待ちにしていた「夏のボーナス(賞与)」の季節です。
これを、仕事のモチベーションや楽しみとして頑張っている方も多いのではないでしょうか?
ボーナス制度のある企業では、夏と冬に支給される事が多いです。企業によって支給日は異なりますが、6月中旬から7月上旬にかけて支給されることがほとんどです。
ボーナスの使い道は人それぞれです。大切なのは、自分にとってのご褒美や投資として使うこと。
どんなものを買おうか、どんな風に使おうかワクワクしながら計画をたてましょう。
実は6月は、祝日が1日もない月です。
12月も同じく祝日のない月ですが、年末年始の休暇があります。
なので6月は、会社や学校のお休みが少なく、残念に思う人もいるかもしれません。
そんな月だからこそ、週末の過ごし方や気分転換の工夫が大切です。
無理をしないよう適度な休息をとりながら、7月や8月の夏休みやお盆休みをモチベーションに乗り切りましょう。
ここでは、6月のイベントや伝統的なお祭りなど、日本各地で行われるさまざまな行事を紹介します。
夏越の祓(6月30日)
夏越の祓(なごしのはらえ)は、半年分の厄を祓う神事です。神社で茅の輪(ちのわ)をくぐり、残り半年の無病息災を祈願します。京都の北野天満宮や上賀茂神社、東京の東京大神宮などが有名です。
あじさい祭り
全国各地の紫陽花の名所で開催されます。鎌倉の明月院、京都の三室戸寺など、有名なスポットがたくさんあります。
京都・貴船祭
6月1日に京都の貴船神社で行われる祭典です。平安時代から続く歴史あるお祭りで、新緑の中を御神輿が巡行し、神事と舞楽奉納などが行われます。
横浜開港祭
横浜港の開港を記念して、毎年6月上旬に開催されるイベントです。花火大会やコンサート、パレード、グルメイベントなど、多彩なプログラムが行われます。
YOSAKOIソーラン祭り
札幌の目抜き通り・大通公園を中心に、YOSAKOIソーランの演舞が披露されます。YOSAKOIソーランは、高知県の「よさこい祭り」をルーツに、よさこい祭りの「鳴子」と北海道の民謡「ソーラン節」をミックスした踊りです。
また、全国各地で雨に負けずさまざまなイベントが行われます。
気になるイベントを探してみましょう!
ここでは、6月が旬の食べ物をピックアップして紹介します。
旬の時期に食べることで、おいしく味わえるだけでなく、季節を感じることができます。
・オクラ
・ピーマン
・ズッキーニ
・きゅうり
・トマト
・鮎
・あじ
・イサキ
・カツオ
・マダコ
・さざえ
・さくらんぼ
・あんず
・梅
・メロン
ここでは、6月に見頃をむかえる花とその名所をいくつかご紹介します。
岩手「みちのくあじさい園」、奈良県「長谷寺」など。
拝前に手や口を清める場所である手水舎の水に、紫陽花を浮かべた「花手水(はなちょうず)」も人気です。
東京「堀切菖蒲園」、北海道「芽室公園」など。
アヤメやカキツバタと似ていますが、菖蒲は水辺に咲くのが特徴です。
6月は、梅雨の影響で湿度が高く、蒸し暑い日が続く季節です。
平均気温は、本州の平野部では18〜27℃ほど、北海道は17℃前後、東北は17~22℃、九州は24℃前後、沖縄は27℃を超えるなど、地域によってかなり違いがあります。
洋服は、通気性の良い素材や速乾性のあるインナーを選ぶのがおすすめです。また、冷房や雨による寒暖差もあるので、羽織ものを1枚持っておくと安心でしょう。
さらに、雨の日は足元が汚れたり濡れたりしやすいので、汚れが目立ちにくい色のボトムスや、レインシューズがあると便利です。最近のレインシューズは、ブーツだけでなくローファーやパンプスなどさまざまなタイプがあるので、その日の服装に合わせて選ぶと、雨対策とおしゃれを両立できます。
6月は梅雨で雨の日が続くうえに、祝日のない月なので、気分の切り替えや小さな楽しみが大切になる季節です。
室内で過ごす時間が増える時期だからこそ、お家の中でできる趣味を見つけるのもおすすめです。
また、雨の日だからこそ楽しめる、雨音やキラキラ光る雨上がりの景色などを味わってみてはいかがでしょうか。
父の日やジューンブライド、夏のボーナスなど楽しいイベントもあります。
夏に向かう季節の変わり目、体調にも気を付けながら、6月ならではの良い時間を過ごしてください!