
憲法記念日はいつ?どんな祝日?憲法とは何か、文化の日との違いなどわかりやすく解説
「こどもの日」はお子さんのいる方だけでなく、学生さんや働く皆さんにとっても、祝日や連休として気になるスケジュールではないでしょうか?
この記事では、5月の祝日である「こどもの日」について紹介します。
「こどもの日っていつ?」「どんな日?」といった疑問を、わかりやすく丁寧に解説します。
「こどもの日」は、日本の国民の祝日の一つです。
ここでは、「こどもの日はいつなのか」や、こどもの日が関わる「ゴールデンウィークの連休」について解説していきます。
こどもの日は、毎年5月5日に固定された祝日です。
ちなみに、今年(2025年)のこどもの日は月曜日になります。
この祝日が誕生したのは、1948年(昭和23年)。戦後の日本が新たな国づくりを進めていた時期に、「国民の祝日に関する法律」が制定されました。
こどもの日は、その制定当初に定められた計9日の「国民の祝日」のひとつです。
こどもの日は、ゴールデンウィーク(GW)の一部でもあります。
ゴールデンウィークとは、4月末から5月上旬にかけての大型連休のことです。
主に下記の祝日で構成されます。
ゴールデンウィークは、5月の祝日が3日間続くため、毎年最低でも3連休、そして昭和の日や土日、振替休日と繋がると、さらに長い連休になることもあります。
今年、2025年のゴールデンウィークは、5月3日(土)~5月6日(火)の4連休です。
ただし、途中にある4日間の平日に、有給休暇を取得することで最長11連休にすることができます。
ここでは、こどもの日がどのような祝日なのか、端午の節句との違いも交えながら分かりやすく解説します。
こどもの日は、「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ための祝日です。
「次の時代を担う人々に大きな期待をかけている」ということで、成人の日とともに次世代の担い手のための祝日として制定されました。
こどもの日は「端午の節句」と同じ日であるため、「男の子のお祝いをする日」と思われることがありますが、実はそうではありません。
この祝日は性別を問わず、こどもを一人の人間として認め、幸せを願う日とされています。
また、あまり知られていませんが「母に感謝する日」でもあります。
これは、こどもは生まれる前からお母さんのおなかの中で育ち、成長していくことから、母の愛の尊さや命の大切さに気づくという意義があるようです。
こどもの日は、「端午の節句」の日でもありますが、この2つには下記のような違いがあります。
すべての子どもが対象の国民の祝日
こどもの日は何か特別な慣習があるわけではありませんが、端午の節句には伝統行事として、一般的にこいのぼりや五月人形を飾ったり、柏餅やちまきを食べたりしてお祝いをします。
こどもの日と「端午の節句」が同じ日であることから、「なぜ女の子のお祝いする3月3日のひな祭りが祝日にならないのか」と疑問に思う人も多いかと思います。
実は、昔からある子どもに関する伝統行事の「ひな祭り(3月3日)」と「端午の節句(5月5日)」の2つを合わせて、5月3日をこどもの日にするという案もあったそうです。
しかし、5月3日は「憲法記念日」という別の祝日になったため、季節の良い5月5日がこどもの日として選ばれました。
こどもの日は、男の子のいる家庭では、端午の節句のお祝いをするのが一般的です。
しかし、女の子のいる家庭でも「こどもの日」として家族でお祝いをしてもよいでしょう。
特に、こどもの日はゴールデンウィークの一部なので、家族旅行やレジャーを楽しんだり、特別な食事を用意したりして、男の子も女の子も楽しく家族と過ごすのがおすすめです。
ここでは、端午の節句のお祝いに、どのようなことをするのか紹介していきます。
鯉は、生命力の強さと「立身出世」を象徴する魚です。
そのため、こいのぼりは「こどもの成長と出世を願う」ために飾られます。
昔は、大きなこいのぼりを庭に立てる家庭が多かったですが、最近ではマンションのベランダに飾れるタイプや、室内用のこいのぼりもあるようです。
鎧(よろい)や兜(かぶと)は、もともと武士が戦いの中で身を守るために着用していたものです。
そのため、五月人形は「こどもを災いや病気から守り、元気に育つように」という願いを込めて飾ります。
最近ではコンパクトな兜飾りや、インテリアとしてもなじみやすいモダンなデザインの五月人形もあるようです。
端午の節句には、「ちまき」や「柏餅(かしわもち)」を食べる習慣があります。
柏餅は、柏の葉で包んだお餅のことです。柏の木は、新しい葉が育つまで古い葉が落ちないため、「家系が絶えない」「子孫繁栄の象徴」とされています。
ちまきは、笹や竹の葉で包んだ細長いお餅です。もともとは中国から伝わったもので、「邪気を払う」「災いを避ける」意味があります。
関東地方では柏餅を、関西ではちまきを食べることが一般的で、これは西日本では柏の木があまり自生していなかったため、代わりにちまきを食べるようになったからだといわれています。
端午の節句は、菖蒲(しょうぶ)が咲く季節なので、「菖蒲湯(しょうぶゆ)」に入る習慣もあります。
菖蒲は、昔から薬草として使われており、「邪気を払う」と考えられてきました。
端午の節句には、お風呂に菖蒲の葉を浮かべて入浴し、こどもの健康を願います。
また、菖蒲は「勝負」や「尚武(武道を重んじること)」と同じ読み方をするため、武士の時代には縁起が良いとされていました。
A. 初節句とは、赤ちゃんが生まれて初めて迎える節句のことを指します。
男の子の場合は、初めての5月5日の「端午の節句」が初節句にあたり、女の子の場合は3月3日の「桃の節句(ひな祭り)」がお祝いの日となります。
ただし、赤ちゃんやお母さんの体調が不安定なことから、生後3ヶ月の間に初節句を迎える場合は、お祝いを翌年の3月に延期しても問題ありません。
次の年に改めてお祝いをする家庭も多いので、無理のない範囲で計画をたてましょう。
A. こいのぼりや五月人形は、何歳まで飾るという期限はありません。
子どもが喜んでくれるまで飾るという家庭もありますし、成人式や20歳(18歳)の誕生日、一人暮らしを始めるまでのように自立するまで飾るという家庭も多いようです。
「こどもの日」は、毎年5月5日に定められた祝日です。
男女問わず、次の時代の担い手であるこどもを「一人の人間として認め、その幸せを願う日」とされています。
また、そのこどもをおなかの中にいるときから、育んでくれた「母へ感謝をする日」でもあります。
こどもの日は、4月末から5月始めにかけての、ゴールデンウィークという大型連休になることが多いです。
「なかなか長期休みが取れない…」という会社員の皆さんも、この連休の機会にぜひご家族と過ごす計画を立ててみてください。