建国記念の日はいつ?毎年同じ日なの?目的や由来もわかりやすく解説

学生さんや働く皆さんにとって、祝日は特に気になるスケジュールではないでしょうか?
この記事では、2月の祝日である「建国記念の日」について紹介します。
「建国記念の日っていつ?」「どんな日?」といった疑問を、わかりやすく丁寧に解説します。
建国記念の日はいつ?
ここでは、「建国記念の日はいつなのか」「毎年同じ日なのか」、さらに「三連休になるのか」について紹介します。
建国記念の日は毎年2月11日
建国記念の日とは、毎年2月11日に固定された祝日です。昭和41年(1966年)の政令によって「建国記念の日」として正式に定められました。
それ以降、毎年変わることなく、同じ日付が祝日となっています。
2025年の建国記念の日は火曜日にあたります。この年は振替休日が発生せず、火曜日のみが休みの日となります。
建国記念の日が三連休になる年・ならない年
建国記念の日が三連休になるかどうかは、その年の曜日の並びによって決まります。
例えば、建国記念の日が金曜日や月曜日の場合、土日と合わせて三連休になります。
また、建国記念の日が日曜日と重なると、翌月曜日が振替休日になるため、この場合も三連休です。
たとえば、2024年の2月11日は日曜日です。この場合、翌日の月曜日が振替休日となるため、2月10日(土)から12日(月)までが三連休でした。
一方、2025年の2月11日は火曜日なので振替休日は発生せず、連休にはなりません。
さらに、2026年の2月11日は水曜日で、この年も同様に連休にはなりません。
このように、祝日の位置によって連休になるかどうかが変わるため、事前にカレンダーを確認し、計画を立ててみてはいかがでしょうか。
建国記念の日ってどんな日?
ここでは、建国記念の日はどのような日で、由来は何かについて紹介します。
「建国をしのび、国を愛する心を養う日」
建国記念の日は、「建国をしのび、国を愛する心を養う」という目的で制定された祝日です。
この祝日は、国民が日本の成り立ちや歴史に思いを巡らせ、国を愛し、その発展を願う心を大切にする機会として設けられました。
昭和41年の祝日法改正の際、「建国記念の日となる日を定める政令」が制定されました。
この際、当時の総理大臣は「遠く我が国の成り立ちをしのび、先人の文化遺産の恩恵を思い、国を愛し、国の発展を願う心を養う大きなよすがとなることを、国民の皆様と共に心から期待する」といったメッセージを発表しています。
このように、「建国記念の日」は日本の歴史や文化を思い返し、未来に向けて国をより良くしていくためのきっかけとなる日です。
なぜ「建国記念日」ではなく「建国記念の日」なのか
「建国記念日」ではなく「建国記念の日」という名前になったのは、日本の建国の日が明確ではないからです。
日本の建国に関する記録は、神話に基づいています。
ただし、この記録は歴史的・学術的事実として証明されているわけではありません。
そのため、「建国記念日」という直接的な表現ではなく、「建国を記念する日」という意味合いを持たせた「建国記念の日」という名称が採用されました。
■ 歴史書に基づく建国の日
日本の建国に関する記録は、「古事記」や「日本書紀」といった、神代からの歴史を記した歴史書に基づいています。
これらに記される初代天皇は神武天皇です。
この神武天皇が即位したとされる日を、現代の暦に直すと2月11日にあたることから、この日が「建国の日」として選ばれました。
建国記念の日に行われる行事
建国記念の日には、全国の神社や寺院で、日本の平安や発展を祈る行事が行われます。
代表的なものとして、以下のような例があります。
このような行事は、大人だけでなく子どもに向けたものもあるので、家族で訪れるのもおすすめです。
地元の神社や寺院でも行事が行われていないか、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
「建国記念の日」は、毎年2月11日と決められている祝日です。
この日は、国民全体で日本の成り立ちに思いを馳せる大切な日でもあります。その背景には、「建国をしのび、国を愛する心を養う」という想いが込められています。
祝日は、学校や仕事がお休みになる人も多いと思います。
今年の祝日や連休を確認し、いつもは忙しくてなかなかできないことに挑戦したり、旅行や遠出を計画してみるのはいかがでしょうか?