
天皇誕生日はいつ?目的や歴史もわかりやすく解説
学生さんや働く皆さんにとって、祝日は特に気になるスケジュールではないでしょうか?
この記事では、春の祝日である「春分の日」について紹介します。
「春分の日っていつ?」「どんな日?」といった疑問を、わかりやすく丁寧に解説します。
春分の日は、日本の国民の祝日の一つです。
ここでは、「春分の日はいつなのか」「毎年同じ日なのか」、さらに「三連休になるのか」について紹介します。
春分の日は、祝日ではありますが、具体的な月日は法律で決められていません。
その理由は、春分の日は天文学上の「春分日」とされているからです。
春分日とは、太陽が「春分点」と呼ばれる特別な地点を通過する日のことで、この日を基準に春分の日が定められています。
そのため、国立天文台が毎年2月に公表する「暦要項」によって、翌年の春分の日が決まる形式になっています。
2025年の春分の日は「3月20日(木)」です。
さらに、令和32年(2050年)までの春分日も「国立天文台」が予想を発表しています。
■ この先5年分の春分日の予想
西暦年 | 春分日 |
---|---|
2026年 | 3月20日(金) |
2027年 | 3月21日(日) |
2028年 | 3月20日(月) |
2029年 | 3月20日(火) |
2030年 | 3月20日(水) |
参照:国立天文台(NAOJ)「何年後かの春分の日・秋分の日はわかるの?」
春分の日は、なぜ毎年同じ日にならないのでしょうか? その理由は、地球の公転(太陽の周りを回る運動)に関係しています。
地球が太陽の周りを一周するのにかかる時間は、365日ちょうどではなく、約365.24219日です。
そのため、カレンダーの「1年365日」とズレが生じるため、積み重なり、春分日も少しずつ前後にずれることになります。
さらに、4年に1度の「うるう年」の影響でも、日付が前後することがあります。
春分の日が三連休になるかどうかは、その年の曜日の並びによって決まります。
例えば、春分の日が金曜日や月曜日の場合、土日と合わせて三連休になります。
また、春分の日が日曜日と重なると、翌月曜日が振替休日になるため、この場合も三連休になります。
2025年の春分の日は木曜日なので、振替休日はなく、三連休にはなりません。
一方で、2026年は金曜日のため、土日と合わせて三連休となります。
春分の日が何曜日にあたるかを事前に確認しておくと、旅行やお出かけの計画が立てやすくなります。
カレンダーをチェックしながら、休みの予定を考えてみるのもおすすめです。
ここでは、春分の日はどのような日なのか、さらにお彼岸との関係について紹介します。
春分の日は、1948年(昭和23年)に国民の祝日として制定されました。祝日法では、「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」とされています。
また、春分日は昼と夜の長さがほぼ同じになるとされており、「自然のあらゆる生命が若々しく盛り上がる時」であると採用されました。
春分の日は、「お彼岸」とも深い関係があります。
お彼岸は、お墓参りやお供えをすることでご先祖様を供養する仏教的な行事です。仏教が伝わったあと、日本古来の信仰と結びついてできた日本独自のものです。
春分の日を挟んで前後3日間、合計7日間を「春のお彼岸」と呼び、この期間にお墓参りをするのが一般的です。
なお、秋分の日の前後にも「秋のお彼岸」があります。
春分の日は、春のお彼岸の中日にある祝日なので、家族そろってお墓参りをする家庭も多いです。
ただし、春の彼岸は7日間あるので、春分の日に必ず行かなければいけないわけではありません。
春の彼岸のお墓参りでは「ぼたもち」をお供え物にすることが一般的なので、お墓参りに行くだけでなく、みんなでぼたもちを食べてゆっくり過ごすのもいいでしょう。
また、春分の日は自然をたたえる祝日でもあるため、春の訪れを感じられる場所に出かけるのもおすすめです。
さらに春の食材を使った料理を楽しむのも、この日にぴったりの過ごし方といえます。
春分の日は、天文学上の「春分日」に基づいて決まる祝日であり、毎年日付が異なります。
この日は、「自然をたたえ、生物をいつくしむ日」です。
また、春のお彼岸の時期と重なるため、お墓参りなどをする家庭も多いでしょう。
祝日は、学校や仕事がお休みになる人も多いと思います。
せっかくのお休みですので、春の訪れを楽しみながら、普段なかなかできないことに挑戦したり、家族と過ごす時間を大切にしたりしてみてはいかがでしょうか。