はたらこマガジン
新しい働き方を見つける情報メディア
ライフスタイル

昭和の日はいつ?祝日の意味や歴史をわかりやすく解説

昭和の日はいつ?祝日の意味や歴史をわかりやすく解説

昭和の日といえば、ゴールデンウィークの一部でもあり、4月末から5月初めにかけての大型連休のスタートとなることが多い祝日です。
何気なく毎年過ごしているけど、実際、昭和の日がどのような祝日なのか知らないという人も多いのではないでしょうか?

この記事では、4月の祝日である「昭和の日」について紹介します。
「昭和の日っていつ?」「どんな日?」といった疑問を、わかりやすく丁寧に解説します。

昭和の日はいつ?

「昭和の日」は、日本の国民の祝日の一つです。
ここでは、「昭和の日はいつなのか」や、昭和の日が関わる「ゴールデンウィークの連休」について解説していきます。

昭和の日は毎年4月29日

昭和の日は、毎年4月29日に固定された祝日です。
ちなみに、今年(2025年)の昭和の日は火曜日になります。

もともと、この4月29日は昭和天皇のお誕生日で「天皇誕生日」の祝日でした。しかし、昭和天皇が崩御したことで、天皇誕生日は次の天皇のお誕生日へと変更されました。

その後、4月29日は「みどりの日」とされ、「国民の祝日に関する法律」の改正により、2007年(平成19年)から現在の「昭和の日」という名称で祝われるようになりました。

昭和の日はゴールデンウィークの1日

昭和の日は、ゴールデンウィーク(GW)の一部でもあります。

ゴールデンウィークとは、4月末から5月上旬にかけての大型連休のことです。
主に下記の祝日で構成されます。

  • 4月29日:「昭和の日」
  • 5月3日:「憲法記念日」
  • 5月4日:「みどりの日」
  • 5月5日:「こどもの日」

ゴールデンウィークは、5月の祝日が3日間続くため、毎年最低でも3連休、そして昭和の日や土日、振替休日と繋がると、さらに長い連休になることもあります。

2025年のゴールデンウィークは最長11連休

今年、2025年のゴールデンウィークは、5月3日(土)~5月6日(火)の4連休です。
ただし、途中にある4日間の平日に、有給休暇を取得することで最長11連休にすることができます。

昭和の日ってどんな祝日?

ここでは昭和の日の意義や、4月29日が「昭和の日」になるまでの歴史について詳しく解説します。

「昭和の日」は昭和の時代を振り返る日

昭和の日は、「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」ことを目的とした祝日です。

昭和の時代(1926~1989年)は、日本にとって非常に重要な時期でした。
戦争と復興、高度経済成長、バブル経済など、日本が戦争を経験し、その後大きな発展を遂げる大きな転換期となった時代です。

そのため、昭和を振り返り、歴史的な教訓を学ぶことで、平和な国家としてのあり方を考え、これからの道しるべとすることが、日本の将来にとって大きな意味があるとされています。

このような目的から、昭和天皇を讃えるための日ではなく、昭和という時代を振り返る日として定められているのです。

4月29日が「昭和の日」になるまでの歴史

昭和の日が誕生するまでには、いくつかの変更がありました。

■ 4月29日が昭和の日になるまで

期間

祝日名

内容

1927~1947年

天長節

天皇陛下の誕生日を祝う日

1948~1988年

天皇誕生日

祝日法で「天皇誕生日」として制定

1989~2006年

みどりの日

昭和天皇の崩御後、自然に感謝する日として変更

2007年~現在

昭和の日

昭和の時代を振り返る日として制定

もともと、天皇陛下のお誕生日は「天長節」と呼ばれていました。
しかし、1948年(昭和23年)に祝日法が制定された際に、「天皇誕生日」という名称に変更されました。

天皇誕生日は、その代の天皇のお誕生日を祝う祝日であり、代替わりすると日付も変わるという特徴があります。

昭和天皇が崩御された後、天皇誕生日は次の天皇(平成天皇)の誕生日である12月23日に変更されました。
一方で、昭和天皇の誕生日だった4月29日は「みどりの日」という祝日として残されます。

その後、2005年(平成17年)の祝日法改正により、4月29日は「昭和の日」として正式に定められ、2007年(平成19年)から施行されました。

▼ 「みどりの日」と「昭和の日」の関係

先ほどの歴史で紹介したように、1989年から2006年まで、4月29日は「みどりの日」として祝われていました

しかし、やっぱり「昭和」という名前を残そう声が高まり、2005年に祝日法が改正されました。
これにより、4月29日は「昭和の日」となり、みどりの日は5月4日に移動する形で、現在も祝日として残っています

▼ 昭和の日はなくなる?

天皇誕生日は、原則として代替わりすると日付が変更され、先代のお誕生日は平日になります。そのため、「昭和の日も祝日ではなくなるのでは?」と思う人がいるかもしれません。
たとえば、平成天皇のお誕生日(12月23日)は、現在祝日ではなくなっています。

しかし、昭和の日が例外的に祝日として残っている理由には、次のような背景があるとされています。

  • 昭和の時代が歴史的教訓になること
  • ゴールデンウィークの1日として、社会的・経済的な影響が考慮されたこと

天皇陛下のお誕生日をお祝いする日として残ったわけではないため、これからもなくなることはないと考えられます。

まとめ

昭和の日は、もともと昭和天皇のお誕生日だった4月29日に定められています。

ただし、この祝日は、昭和天皇のお誕生日をお祝いする日ではなく、昭和の激動の時代を振り返り、これからのために歴史的な教訓を学ぶ日です。

昭和の日をきっかけに、昭和の文化や歴史に触れてみるのも面白いかもしれません。

また昭和の日は、4月末から5月始めにかけての、ゴールデンウィークという大型連休になることが多いです。
「なかなか長期休みが取れない…」という会社員の皆さんも、この機会に旅行の計画を立てたり、家族や友人とゆっくり過ごしたりするチャンスとして、ぜひ連休を満喫してください。

この記事がお役に立ちましたら
シェアをお願いします!

  • X
  • Facebook
  • LINE
はたらこねっとで仕事を探すはたらこねっとで仕事を探す
「ブランク有OK」「主婦(ママ)・主夫歓迎」など、豊富な求人情報からあなたにぴったりのお仕事が探せます。