
春分の日はいつ?どんな日?年によって日付が変わる理由もわかりやすく解説
学生さんや働く皆さんにとって、祝日は特に気になるスケジュールではないでしょうか?
この記事では、2月の祝日である「天皇誕生日」について紹介します。
「天皇誕生日っていつ?」「どんな日?」といった疑問を、わかりやすく丁寧に解説します。
天皇誕生日は、日本の国民の祝日の一つです。
ここでは、天皇誕生日の日付や連休になる年について解説していきます。
天皇誕生日は、現在の天皇陛下(今上天皇)のお誕生日である2月23日に定められています。
この祝日は、昭和23年(1948年)に祝日法が制定された際に決まりました。
当時は昭和天皇のお誕生日(4月29日)が「天皇誕生日」とされていましたが、昭和から平成、令和への時代の移り変わりごとに、天皇陛下の退位や即位に合わせて変更されています。
このように、天皇誕生日はその時代の天皇陛下のお誕生日を祝うために定められており、天皇が代替わりするたびに日付が変わる特徴があります。
天皇誕生日が三連休になるかどうかは、その年の曜日の並びによって決まります。
例えば、天皇誕生日が金曜日や月曜日の場合、土日と合わせて三連休になります。
また、天皇誕生日が日曜日と重なると、翌月曜日が振替休日になるため、この場合も三連休です。
例えば、2025年の天皇誕生日は日曜日です。この場合、2月24日(月)が振替休日となるため、2月22日(土)から2月24日(月)までの三連休になります。
2026年の天皇誕生日も、月曜日のため土日と合わせて三連休です。
祝日の位置によって連休になるかどうかが変わるため、旅行や家族の予定を立てる際には、事前にカレンダーを確認してみましょう。
ここでは、天皇誕生日の意義や歴史について簡単に説明します。
天皇誕生日は、天皇陛下のお誕生日を国民全体でお祝いするための祝日です。
毎年日付が変わるわけではなく、現在の天皇陛下が即位してからずっとお誕生日の2月23日が祝日になっています。
「天皇誕生日」という祝日は、昭和23年(1948年)の祝日法制定時から始まりました。
そして、歴史の中で天皇陛下が代替わりするたびに日付が変わってきました。
以下は天皇誕生日の変遷です。
→ 現在は「昭和の日」として祝日になっている
→ 平成時代終了後、祝日ではなくなった
→ 現在の天皇誕生日
こうして見てみると、平成天皇の誕生日(12月23日)が祝日として残らなかった理由を疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
この理由には諸説ありますが、「代替わりすると天皇誕生日が変更され、先代のお誕生日は原則として平日になる」とされているため、平日になること自体は珍しいことではありません。
一方、昭和天皇の誕生日(4月29日)が例外的に「昭和の日」として祝日に残っているのは、ゴールデンウィークの一環として経済や社会への影響が考慮されたためとされています。
天皇誕生日には、毎年、皇居にて天皇陛下のお誕生日をお祝いする「天皇誕生日祝賀」が行われます。
天皇誕生日祝賀の中で特に注目されるのが一般参賀です。
この行事では、天皇皇后両陛下をはじめとする皇族方が皇居の宮殿からお出ましになり、参賀者に向けてお言葉を述べられます。
一般参賀は、国民が直接天皇陛下のお誕生日をお祝いできる場として、多くの人が参加する行事になっています。
ただし、近年は感染症対策のため中止となった年もあるため、参加を検討している場合は事前に開催状況を確認しましょう。
天皇誕生日は、現在の天皇陛下のお誕生日である2月23日を祝う祝日です。
この祝日は、昭和天皇の時につくられ、天皇陛下の代替わりに合わせて日付が変わる特徴があります。
祝日は、学校や仕事がお休みになる人も多いと思います。
今年の祝日や連休を確認し、いつもは忙しくてなかなかできないことに挑戦したり、旅行や遠出を計画してみるのはいかがでしょうか?