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INTP(論理学者型)ってどんな性格?特徴や長所・短所、相性のいい性格を解説

INTP(論理学者型)ってどんな性格?特徴や長所・短所、相性のいい性格を解説

最近話題となっているMBTI(16パーソナリティ)の、性格タイプのひとつである「INTP(論理学者型)」。
「なぜそうなるのか?」「こうしたらどうなるか?」と、好奇心と知識欲あふれる知的なタイプだと言われています。

この記事では、INTP(論理学者型)の性格や特徴、相性の良いタイプ、向いている仕事などを紹介していきます。

INTP(論理学者型)の性格・特徴とは

INTP(論理学者型)は知的好奇心が旺盛で、客観的な視点で物事を分析できる論理派タイプです。

あらゆる謎やアイデアについて考えることが好きで、様々な問いを心に抱きながら、論理的に考え、分析することを楽しみます。

物事の仕組みや深い部分に興味があるため、日常の何気ない会話や感情を共有する話題よりも、「物事の仕組み」や「新しい発想」について考えたり話したりするのが好きです。

また、冷静な判断力と、既存の枠にとらわれない柔軟さをあわせ持っているため、独創的なアイデアを生むことができます。

主な特徴

  • 好奇心旺盛:知的好奇心が旺盛で、新しいテーマに興味を持ち夢中になる
  • 高い問題解決力:論理的な思考と高い分析力を持ち、複雑な問題も解決できる 
  • 客観的視点:感情に左右されず物事を客観的、合理的に判断できる 
  • 独創的:高い創造性を持ち、独自のアイデアを生み出すことができる

INTP(論理学者型)の4つの指標

INTPは、内向型(I)、直感型(N)、思考型(T)、知覚型(P)の4つの指標で構成されています。

内向型(I:Introversion)
自分の内面にある概念やアイデアに、自然と注意が引き寄せられるタイプです。
頭の中で考えたり、自分のアイデアを一人でじっくりと練ることを好みます。

直観型(N:Intuition)
目の前の事実だけでなく、全体の流れや将来の可能性に目を向けるタイプです。
洞察力や勘、インスピレーションに基づいて物事を考えるのが得意です。

思考型(T:Thinking)
論理的に物事を考え、事実に基づいて合理的な決定ができるタイプです。
何かを決める時、客観的に良い点や悪い点を冷静に比べて、最も正しい方法を選ぶことができます。

知覚型(P:Perceiving)
物事に臨機応変な対応ができ、その場の流れに合わせて柔軟に対応できるタイプです。
あえて選択肢を残しておき、状況に応じて行動するのが得意です。

▼「INTP-A」「INTP-T」とは

簡略化された16パーソナリティでは、INTPをさらに、少し違う2つのタイプにわけることがあります。

A(Assertive)とT(Turbulent)にわけられ、この2つのタイプは自分にどれだけ自信があるか、またどれだけ周りに神経質かに違いがあります。

INTP-Aの人は、自信と独立性を大切に、物事を判断できるタイプです。
内向的ですが、自分の考えや能力を信じており、自分の意見をはっきりと主張することができます。間違いを恐れず、感情的にもなりにくいため、一度決めた目標や方向性を貫くことができます。

INTP-Tの人は、慎重さを武器に、周囲の状況や意見を取り入れながら物事を進めるタイプです。
自分のアイデアが本当に正しいのか何度も考え、納得するまで行動を控えます。自分の欠点や不足に気が付きやすく、それを改善しようとする向上心が高いです。

INTP(論理学者型)の強み

INTPの人の強みは主に次の2つです。

◎論理的思考が得意で複雑な問題も解決できる

INTPは、物事を冷静に分析し、客観的に考えることができるので問題解決が得意です。

何か問題が起きたときも感情に流されず、「どうしてこうなったのか」「何が良い解決策なのか」を論理的に整理して答えを見つけます。
また、状況を客観的な視点から判断し、公平かつ中立な解決策を提案できます。

◎知的好奇心が強く、学習能力が高い

INTPは、何か新しいことを知るのが好きで、新しい情報や分野への探究心にあふれています。

学習能力が高く、興味を持った様々な分野について、深い知識を身に付けることができます。物事を深く考えるタイプですが、その考えを柔軟に改める事もでき、常に考えや知識をアップデートします。

INTP(論理学者型)の弱み

INTPの人が気を付けたいことは、主に以下の2つです。

◎感情的な表現や関わりは少し苦手

INTPは、感情より論理を優先するため、自己表現や感情的なやり取りが苦手という一面を持ちます。

普段は自分の世界に集中しているため、一人でいることを好みます。
そのため、相手の感情を読み取ることが苦手で、コミュニケーション能力が高いタイプではありません。しかし、興味のあるテーマを話せる人となら、自然と盛り上がることができます。

INTPは冷たいわけではなく、親しい人を支えたいという思いがあっても、それを実践する方法が分からないため行動に移せないだけなのです。

◎完璧主義で現実とのギャップに悩む

INTPの人は、物事を「こうあるべきだ」「こうしたい」と考える傾向が強く、理想と現実の違いに悩むことがあります。

たとえば、何かを計画しても「もっと良い方法があるかもしれない」と考えすぎて行動に移せなかったり、結果が思い通りでないと落ち込んでしまったりすることがあるかもしれません。

でも、時には「完璧でなくてもいいから、とりあえずやってみよう」と行動してみることが大切です。

INTP(論理学者型)と相性のいい性格

INTPは論理的で知的好奇心が旺盛なタイプなので、感性豊かで柔軟な発想を持つ人や、同じように好奇心旺盛なタイプと特に相性が良いです。

以下のMBTIタイプと、特に相性が良いといわれています。

ESFP(エンターテイナー型)

ESFPは、明るく社交的で、人生を楽しむのを大切にするタイプです。
注目されることや目立つことが好きで、周囲の人を巻き込んで物事を進めることができます。

周囲の状況や人の気持ちを観察する能力に優れているため、感情表現が得意ではないINTPともうまくコミュニケーションをとってくれます。

一方、楽しいことに夢中になるあまり冷静にものごとを進めるのが苦手なESFPにとって、落ち着いていて合理的なINTPは良いアドバイスをしてくれる相手です。

正反対のような両タイプですが、お互いを補い合うことのできる関係です。

ISFJ(擁護者型)

ISFJは、周囲の人を思いやりサポートができる、優しくて献身的なタイプです。
困っている人を助けることができ、責任感があり周囲の人に信頼される存在です。

共感力が高く面倒見の良いISFJは、INTPが感情を表に出すのが苦手でも、気持ちを察して寄り添ってくれる安心できる存在です。

ENTJ(指揮官型)

ENTJは高い問題解決力と決断力を持つ、頼もしいリーダータイプです。
知識欲が高く、難しい問題に取り組むのを楽しむことができます。

INTPと同じく知的好奇心が強いため、深い議論で盛り上がることができるでしょう。

また、論理的な思考の持ち主であるところも共通しており、互いを深く理解しあえる関係が築けます。

INTP(論理学者型)におすすめの仕事

INTPに向いているのは、研究データ分析をする仕事、プログラマーシステムエンジニアアナリスト学者コンサルタントなど、「論理的な思考力や専門知識を活かして問題解決に取り組む仕事」です。

また、独創的なアイデアを生み出せるため、作家アーティストゲームクリエイターなどもおすすめです。

一方で、コミュニケーション能力や共感力が求められる、営業や販売、福祉関係などは、INTPの性格とはあわないかもしれません。
INTPは、合理的なタイプなので、感情表現や感情的な関わりは得意ではないからです。

INTP(論理学者型)の特徴をもつ歴史上の有名人

キュリー夫人(1867~1934)

キュリー夫人はポーランド出身の物理学者・科学者で、放射線の研究でノーベル賞を2度も受賞した女性です。

夫とともに放射線という未知の現象を論理的な思考で解き明かし、ラジウムやポロニウムといった放射性元素を発見。それらは癌治療などの医療に活用され、多くの人々の命を救いました。

女性が活躍することが難しかった時代に、彼女は科学への純粋な探究心と論理的思考を武器に、研究に打ち込みました。

彼女の未知の放射線への挑戦や、新しい知識を生み出す独創性は、INTPの特徴とマッチするでしょう。

ルイス・キャロル(1832~1898)

ルイス・キャロルは、イギリスの数学者、論理学者、作家、そして詩人です。

「不思議の国のアリス」などの名作を生み出した作家として有名ですが、数学者・論理学者として、ロジックパズルや幾何学的な研究にも取り組みました。

彼の作品の中には、言葉遊びなど論理的な問いかけが登場し、現実と空想を行き来する物語構成は、INTPの特徴である柔軟な発想力を象徴しています。

彼の知的でユニークな視点と、問題解決への熱意はINTPの特徴とマッチするでしょう。

MBTI(16パーソナリティ)とは

MBTI(16パーソナリティ)は、自分の性格や価値観、物事のとらえ方を理解するための性格診断のひとつです。

最近流行っている「16パーソナリティ」は、MBTIの考え方に基づいた簡易的な性格診断テストとして生まれ、オンラインで診断できるという利用しやすさから広く普及しています。

ただし、それらは公式のMBTI診断ではないということに、少し注意が必要です。

16パーソナリティは、血液型による性格診断のようなものですが、質問に回答していくことで診断されるため、性格や価値観がより反映されているといえるでしょう。

「私は○○○○だから、こういう人間なのだ」と、うのみにせずに、あくまでもどのような一面をもつのか、自分について考えるヒントとして楽しみましょう。

参考:無料性格診断テスト|16Personalities

本格的にMBTIに興味をもたれた方は、ぜひMBTI公式サイトをご覧になってみてください。

国際規格のトレーニングを受けたMBTI認定ユーザーの支援を受けながら、MBTIを実際に体験する方法が紹介されています。

参考:日本MBTI協会

まとめ

この記事では、INTP(論理学者)について紹介しました。

INTPは論理的な思考力と独自の視点で、難解な問題も解決できる力を持っています。
また、知的好奇心が旺盛で、様々な分野の知識を身につけ活用することができます。

一方、ひとりの時間を大切にし感情表現が苦手なので、他の人とのコミュニケーションを難しいと感じる面もあります。
合理的、論理的ではない、感情的な面が人にはあると理解することが大切です。

性格診断はあくまでも、あなたが16タイプのどれに近いかを調べるものです。
同じINTP(論理学者)だからといって、すべての人が同じ性格や価値観なわけではありません。

人はいつでも変化をするし、変わることができます。自分にはこんな傾向があるのだと受け止めつつ、自分らしさや、あなたのなりたい姿を大切にしていきましょう。

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