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INFP(仲介者型)ってどんな性格?特徴や長所・短所、相性のいいタイプを解説

INFP(仲介者型)ってどんな性格?特徴や長所・短所、相性のいいタイプを解説

最近話題になっているMBTI(16パーソナリティ)の、性格タイプのひとつである「INFP(仲介者型)」。
「困っている人を助けたい」「世界をより良いものにしたい」という思いで行動することができる、心優しい性格だといわれています。

この記事では、INFP(仲介者型)の性格や特徴、相性の良いタイプ、向いている仕事などを紹介していきます。

INFP(仲介者型)の性格・特徴とは

INFP(仲介者型)は、繊細で感受性豊かな、心優しい性格の持ち主です。
物静かで控えめに見えますが、心の中には強い情熱を秘めています。

慈悲深く、他の人を助けることや、世界をより良くすることにやりがいを感じるため、周囲から頼られる存在となります。

また、INFPは想像力や創造性が豊かで、自分のアイデアを実現する時には行動力を発揮します。
自分らしさを大切にし、芸術や創作活動で自分を表現することを好みます

主な特徴

  • 繊細な感受性:自分や他人の感情に敏感
  • 高い共感力:思いやりがあり、相手に寄り添うことができる
  • 理想主義者:自分の人生意味や使命について深く考える
  • 豊かな想像力:高い創造性をもち、独自のアイデアを生み出すことができる

INFP(仲介者型)の4つの指標

INFPは、内向型(I)、直観型(N)、感情型(F)、知覚型(P)の4つの指標で構成されています。

基本となるMBTI4つの指標

内向型(I:Introversion)
自分の内面にある概念やアイデアに、自然と注意が引き寄せられるタイプです。
頭の中で考えたり、自分のアイデアを一人でじっくりと練ることを好みます。

直観型(N:Intuition)
目の前の事実だけでなく、全体の流れや将来の可能性に目を向けるタイプです。
洞察力や勘、インスピレーションに基づいて物事を考えるのが得意です。

感情型(F:Feeling)
物事を決める時、数字や事実よりも、感情や人間関係を大切にするタイプです。
自分や他の人がどう感じるかを考え、みんなが幸せになる道を選びます。

知覚型(P:Perceiving)
物事に臨機応変な対応ができ、その場の流れに合わせて柔軟に対応できるタイプです。
あえて選択肢を残しておき、状況に応じて行動するのが得意です。

▼「INFP-A」「INFP-T」とは

簡略化された16パーソナリティでは、INFPをさらに、少し違う2つのタイプにわけることがあります。

A(Assertive)とT(Turbulent)にわけられ、この2つのタイプは自分にどれだけ自信があるか、またどれだけ周りに神経質かに違いがあります。

INFP-Aの人は、自分に自信があり、穏やかで楽観的なタイプです。
他人の評価に振り回されることが少なく、自分らしさを大切にするため、独自の視点を活かして行動できます。ポジティブな思考で、困難なことがあっても前向きに考えられます。

INFP-Tの人は、自分に厳しく慎重なタイプです。
完璧主義者なところがあり、自分の失敗や欠点について考えすぎてしまうことがあります。周囲の意見や評価を大事に、ていねいに接するため、良いチームメイトになれます。

INFP(仲介者型)の強み

INFPの人の強みは主に次の2つです。

◎人の支えになれる

INFPは、共感力が高く、相手の気持ちに寄り添うことができる人が多いです。

どんな時も相手の話に耳を傾けるため、自然と周囲に人が集まってきます。
また、嘘をつかない誠実な性格なので、「この人になら安心して相談できる」と周囲から頼りにされる存在です。

◎想像力豊かでクリエイティブ

INFPは、感受性が豊かで、独自の視点をもっているクリエイタータイプでもあります。
いろいろなことに触れてインスピレーションを感じ、考えながら、新しいものを作り出すことができます。

そのため、自身の思考や感情だけでなく、周囲の人や自然、芸術にも強い関心を持つ人が多いです。

INFP(仲介者型)の弱み

INFPの人の弱みは主に次の2つです。

◎ネガティブな感情に共感してしまう

INFPは、共感力が高いので、他の人の否定的な考え方や気分に影響されてしまうことがあります。
また、「相手を支えたい」という優しさから、自分に無理をさせてしまうこともあるでしょう。

自分を守るためには、相手との間に一定の境界線を引くことも大切です。

◎行動するよりも考えてしまう

INFPは、頭の中であれこれと考えを巡らせるため、実際に行動に移すのが遅れてしまうこともあります。
そのため思うようにいかないと感じたり、自分の能力が足りないといらだちを覚えたりすることもあるでしょう。

時には考えすぎず、小さな一歩でもアクションを起こすことを意識するのが大切です。

INFP(仲介者型)と相性のいい性格

INFPは理想主義者で繊細な感性をもつタイプなので、感情豊かで理想を追い求めるようなタイプと相性が良いです。

以下のMBTIタイプと、とくに相性が良いといわれています。

ENFJ(主人公型)

ENFJ(主人公型)は、人の気持ちに敏感で、自分が正しいと思うことを行動できるタイプです。

ENFJは「正しいことをしたい」「問題を解決してあげたい」と純粋な動機をもち、「人の役に立ちたい」と考えるINFPと同じ目標に向かって努力することができます。

共感力が高く、周囲の気持ちを深く理解しようとするところも似ていて、INFPとは互いを深く理解しあえる関係が築けます。

ESTP(起業家型)

ESTP(起業家型)は、周囲の人に影響を与えながら、新しいアイデアで周りをリードできるタイプです。

ESTPが、洞察力が鋭く現実と事実に基づく合理的な思考をもっているのに対し、INFPは共感力が高く創造性があるため、互いを補い合う関係が築けます。

また、ESTPは行動力があり考える前に動くタイプなので、行動に移すまで時間がかかるINFPの背中を押してくれます。

ISTJ(管理者型)

ISTJ(管理者型)は、落ち着いていてまじめな性格で、周囲から信頼されるタイプです。

秩序と安定を好み、計画的に行動することが得意です。
また、現実的な計画を立てることで、行動を起こすのが遅くなりがちなINFPの助けになってくれます。

INFJ(提唱者型)

INFJ(提唱者型)は、信念や理想をもち、周りに良い影響を与えるタイプです。

INFJの物事や人間関係に深い意味を見出したいという理想は、INFPの周囲を良くしたいという理想とマッチし、共感しあえる相手となります。

また、人助けやサポートをすることに喜びを感じる部分でも、INFPと共感しあうことができます。

INFP(仲介者型)におすすめの仕事

INFPに向いているのは、教師や塾講師、ソーシャルワーカーやカウンセラー、人事やオフィスマネージャーなど、「共感力が必要で、人に寄り添う仕事」です。

さらに、繊細で創造性が高いため、ライターやイラストレーター、芸術家やデザイナーなど、独特の創造力を活かせる仕事もおすすめです。

一方で、厳しいルールや上下関係のある職場は、INFPの性格とはあわないかもしれません。
INFPは自由な発想を好み、個性が求められない場所が苦手だからです。

INFP(仲介者型)の特徴をもつ歴史上の有名人

ウィリアム・シェイクスピア(1564 - 1616)

ウィリアム・シェイクスピアは、ルネサンス期を代表するイギリスの劇作家です。

『ハムレット』『ロミオとジュリエット』など、数々の名作を生み出しました。
登場人物の心理や人間関係の複雑さを描写することで知られ、現代でも世界中で上演されています。

繊細な感情や内面を作品で表現した姿は、INFPの特徴が表れていると考えられます。

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ(1853 - 1890)

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホはオランダ出身の代表的な画家のひとりです。

新たな技法やその時に出会った風景などにインスピレーションを受け、「ひまわり」や「星月夜」など、誰もが一度は目にしたことがあるような多くの作品を残しました。
彼の色彩と筆遣いには、彼の精神状態や感情の起伏が色濃く反映されているといわれています。

深い感受性と理想主義、他者や自然に対する共感は、INFPの特徴と共通している部分があるでしょう。

MBTI(16パーソナリティ)とは

MBTI(16パーソナリティ)は、自分の性格や価値観、物事のとらえ方を理解するための性格診断のひとつです。

最近流行っている「16パーソナリティ」は、MBTIの考え方に基づいた簡易的な性格診断テストとして生まれ、オンラインで診断できるという利用しやすさから広く普及しています。

ただし、それらは公式のMBTI診断ではないということに、少し注意が必要です。

16パーソナリティは、血液型による性格診断のようなものですが、質問に回答していくことで診断されるため、性格や価値観がより反映されているといえるでしょう。

「私は○○○○だから、こういう人間なのだ」と、うのみにせずに、あくまでもどのような一面をもつのか、自分について考えるヒントとして楽しみましょう。

参考:無料性格診断テスト|16Personalities

本格的にMBTIに興味をもたれた方は、ぜひMBTI公式サイトをご覧になってみてください。

国際規格のトレーニングを受けたMBTI認定ユーザーの支援を受けながら、MBTIを実際に体験する方法が紹介されています。

参考:日本MBTI協会

まとめ

この記事では、INFP(仲介者型)について紹介しました。

INFPは理想主義者で、豊かな感受性を持ち心優しい性格です。
思いやりをもって人に寄り添うので、周囲から信頼される存在になりえます。

一方、感受性が強すぎるので、周囲のマイナスな気持ちに影響されてしまうこともあります。
自分を守るためにも、相手との間に適度な境界線を引くことも大切です。

性格診断はあくまでも、あなたが16タイプのどれに近いかを調べるものです。
同じINFPだからといって、すべての人が同じ性格や価値観なわけではありません。

人はいつでも変化をするし、変わることができます。自分にはこんな傾向があるのだと受け止めつつ、自分らしさや、あなたのなりたい姿を大切にしていきましょう。

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