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パソコン初心者の方は「ショートカットキーってなんか難しそう」と感じるかもしれません。
しかしショートカットキーは、特定の操作を一瞬で実行できる便利な機能です。使いこなせると、パソコン作業がぐっと楽になります。
この記事では、ショートカットキーの基本から使い方、覚えるコツまでをパソコン初心者の方にもわかりやすく丁寧に解説します。
ショートカットキーとは、パソコンでよく使う操作を、より簡単に・早く行うための「キーボードの組み合わせ」です。
たとえば、「Ctrl + C」でコピー、「Ctrl + V」で貼り付けのように、2つ以上のキーを同時に押すことで、特定の操作を一瞬で実行できます。
「ショートカット(=近道)」という言葉のとおり、同じ作業をより少ない動作で完了できるのがメリットです。
このショートカットキーは、資料作成やメールのやりとり、ファイルの整理など、日々のあらゆる作業で活用できます。
「パソコンが得意な人」がよく使っている印象があるかもしれませんが、実は覚えれば誰でもすぐに使えるものばかりです。
ショートカットキーを使うと、いちいちマウスでメニューを開いて選ぶ必要がなくなるので、パソコンの操作スピードが格段に上がります。
例えば、作業中のファイルを保存する場合、いったんキーボードから手を離し、マウスに持ち替えて、左上の「ファイル」タブをクリック→「上書き保存」をクリック、という作業が必要です。
でも、ショートカットキーを使えば、キーボードの【Ctrl】を押しながら【S】を押すだけです。これで一瞬で「上書き保存」が実行されます。
キーボードだけで完結するので、マウスとの行き来もなくなり、結果的に作業時間の短縮にもつながります。
ここでは、「ショートカットキーを覚えるうえで重要な3つのキー」、「まず初めに覚えてほしい10個のショートカットキー」を紹介します。
ここで紹介するのは、「Windows」OSのショートカットキーについてです。
パソコンには「OS(オペレーティングシステム)」という、パソコンやスマートフォンなどのコンピューターを動かすために必要な基本ソフトウェアが入っています。OSによって、それぞれ操作のルールが少しずつ異なります。
有名なOSには、Windowsのほかに「Mac OS」や「Chrome OS」などがあります。
ショートカットキーを使うとき、よく使うキーが以下の3つです。
まずは、このキーの位置をしっかりとおさえておきましょう。
これらのキーは、キーボードの下側、スペースキーの左右にあることが多いです。
ただし、キーボードの種類(日本語配列・英語配列など)によって位置が少し違うこともあるので、自分のキーボードで一度確認してみましょう。
「ショートカットキーを覚えよう!」と思っても、何から手をつければいいのか悩んでしまいませんか?
まずは、ここで紹介する代表的な10個のショートカットキーを覚えてください。
慣れてくると自然に作業の中で活用できるようになるので、頭で覚えようとせず、実際の作業の中で使ってみましょう。
アクション | ショートカットキー | 内容 |
---|---|---|
コピー | Ctrl + C | 選択した文字やファイルをコピー |
貼り付け | Ctrl + V | コピーや切り取ったものを貼り付け |
切り取り | Ctrl + X | 選択したものを切り取る |
上書き保存 | Ctrl + S | 現在のファイルを上書きして保存 |
すべて選択 | Ctrl + A | 全文や全アイテムを選択 |
元に戻す | Ctrl + Z | 最後の操作を取り消す |
検索 | Ctrl + F | 文書やページ内で文字検索 |
ウィンドウ切り替え | Alt + Tab | 開いているウィンドウ間を移動 |
最小化 | Windowsキー + D | すべてのウィンドウを最小化してデスクトップ表示 |
印刷 | Ctrl + P | ファイルや画面を印刷する |
ショートカットキーに興味はあるけれど「たくさんあって覚えきれなさそう」と感じる方もいるかもしれません。
ここでは、初心者の方がショートカットキーを使えるようになるためのコツを紹介します。
最初から全部覚えようとすると、かえって混乱したり、挫折してしまうことがあります。
まずは「コピー&ペースト(Ctrl + C / Ctrl + V)」だけでもいいので、使ってみてください。
この2つだけでも、資料作成やメール対応などの作業スピードがぐっと上がります。
覚えやすい上に使用頻度も高いので、最初の一歩にぴったりです。
ショートカットキーが便利なものだと実感できたら、もっと覚えてみようという気持ちにもつながります。
ショートカットキーは、暗記しようとするより、「使うこと」が一番の近道です。
毎日行っている作業を思い出して「これはショートカットキーでできないかな?」と意識してみてください。
最初は調べながらで構いません。何度か使っていくうちに、自然と使えるようになります。
A. 自分の作業で使う頻度が高いものから覚えるのがおすすめです。
「使う場面が多い=覚えやすい」ので、自分の作業スタイルに合わせて選んでみてください。
もし、何をよく使うかわからないという人は、「コピー&ペースト(Ctrl + C / Ctrl + V)」から覚えて、次によく使うショートカットキー10選で紹介した10個を覚えましょう。
A. 問題ありません。よく使う3〜5個だけでも、十分に作業効率が上がります。
ショートカットキーはとても多いので、自分が使うものを覚えればOKです。
最初は「覚えられない!」と感じるかもしれませんが、1つ覚えて慣れたら、もう1つ、と段階的に増やしていきましょう。使いながら覚えていくことで、どんどん慣れていきます。
毎日の作業に少しずつ取り入れていくうちに、いつの間にか「使えるキー」が増えていくはずです。
A. macOSとWindowsでは、一部のショートカットキーが異なります。
たとえば、Macでは「Ctrlキー」の代わりに「Commandキー(⌘)」を使うことが多いです。
また、Windowsキーに相当するキーはMacにはなく、Windows独自のショートカットなどもあります。
ただ、操作の意味や流れは似ているので、使い分けに慣れればどちらの環境でも対応できるようになります。
ショートカットキーは2つ以上のキーを同時に押すことで、特定の操作を一瞬で実行できる便利な機能です。
ショートカットキーは種類がとても多いので、すべて覚えようとせずに、まずはよく使うキーを1つだけでも覚えてみましょう。
基本的なショートカットキーを覚えるだけでも、パソコン作業の効率がグッと上がります。