事務バイトの仕事内容と向き不向きを徹底解説!11種類の職種を詳しく紹介

事務バイトは、ビジネスの基礎が身につくオフィスワークです。「どんな業務をするの?」「自分に向いているのかな?」と気になる人も多いのではないでしょうか。
ただ、一口に「事務」といっても、営業事務・総務事務・金融事務などいくつかの種類があり、職種によって仕事内容も大きく変わります。この記事では、事務バイトの具体的な仕事内容や、向いている人・向いていない人の特徴を詳しく解説します。自分に合った事務の仕事を見つけたい方は、ぜひ参考にしてください!
事務職とは
事務職とは、会社や店舗の運営をサポートする仕事です。デスクワークが中心で、主に次のような業務を担当します。
- パソコンを使用したデータ入力
- 書類整理・資料作成
- 電話・メール対応
- 郵便物の仕分け・発送
- 備品管理・発注
- 来客対応
事務職と一口に言っても、その種類はさまざま。例えば、次のような職種があります。
一般事務、OA事務、営業事務、経理事務、会計事務、財務事務、総務事務、人事事務、法務事務、特許事務、貿易事務 など
これらをまとめて「事務職」と呼びます。
事務の仕事は、さまざまな業界や業種で求められる重要なポジションです。どの職種でも業務が円滑に進むようサポートし、会社やお店の運営を支えています。
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未経験でも挑戦できる!
「事務の仕事って難しそう…」と思っていませんか?事務職は、経験者を求める求人が多い傾向にありますが、未経験から始められる職場もあります。
基本的なパソコン操作やタイピングができることを前提に、丁寧な研修制度を設けている企業や、シンプルな作業から始められる職場もあります。もちろん、医療事務など資格が必要な仕事もありますが、まずは自分の強みを活かせる分野から挑戦してみましょう。
また、事務の仕事はさまざまな業界・業種で求められているため、興味のある分野や将来に活かせる実務経験を考えて選ぶのがおすすめ。基礎的な実務経験を積むことで、キャリアの選択肢も広がっていきます。
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事務バイトの仕事内容
一般事務・OA事務
一般事務・OA事務は、書類の作成やデータ入力などのデスクワーク全般を専門に行う仕事です。どちらも会社を支える大切な役割ですが、パソコンをどれだけ活用するかや業務の幅に違いがあります。
一般事務は、会社や組織がスムーズに動くよう、日常的な事務作業を幅広く担当します。
仕事内容の例(一般事務)
- パソコンを使用したデータ入力
- 書類整理・資料作成
- 電話・メール対応
- 郵便物の仕分け・発送
- 備品管理・発注
- 来客対応
OA(Office Automation)事務は、一般事務の業務に加え、パソコンやITツールを積極的に活用するのが特徴です。
仕事内容の例(OA事務)
- Word・Excel を使った資料作成やデータ集計
- PowerPoint を活用したプレゼン資料の作成
- 専用システムへのデータ入力・管理
- 社内ITシステムの簡単なトラブル対応
最近では、ほとんどの事務作業にパソコンスキルが求められるため、一般事務とOA事務の垣根が徐々になくなってきています。また、会社や部署によって業務内容がまったく違うこともあるため、実際にどんな仕事をするのか事前に確認しておくと安心です。
営業事務
営業事務は、営業担当をサポートしながら会社の売上を支える仕事です。
仕事内容の例
- 見積書・納品書・契約書の作成
- 商品・サービスの受発注対応
- 在庫管理・納期調整
- 電話・メール対応
オフィスワークが中心ですが、お客さまや営業担当とのやり取りも多く、コミュニケーションスキルを活かせます。急な依頼が入ることもあり、臨機応変な対応が求められる場面も。スケジュール管理や調整力が身につき、実務を通して成長できる環境です。営業の流れを理解することで、キャリアアップのチャンスも広がります!
経理・会計・財務事務
経理・会計・財務事務は、会社のお金に関わる業務を正確に処理し、管理する仕事です。
仕事内容の例
- 取引の記録・書類作成
- 請求書や領収書のチェック・整理
- 支払業務のサポート
- 振込・引き出し対応
- 月次決算の補助・収支管理
会社の経営にも関わる仕事を任されることがあり、責任感が求められるポジション。簿記や会計の知識が役立つ仕事なので、「簿記検定」などの資格を持っていると、応募の際に有利になることも。未経験だと少しハードルが高く感じるかもしれませんが、研修やマニュアルが整っている職場も多く、働きながらスキルを身につけられます。数字を扱うのが好きな人、コツコツ進める作業が得意な人にぴったりの仕事です。
総務事務
総務事務は、総務部に所属し、企業全体の環境づくりや備品管理、社内行事の運営など、会社が円滑に機能するためのサポートを行う仕事です。
仕事内容の例
- 勤怠管理
- 郵便物の仕分け・発送
- 社内設備や備品の管理・発注
- 社内規定の整理
- 社内イベントの企画補助
「縁の下の力持ち」として、幅広い業務に関われるのが魅力。企業の規模によって業務範囲は変わりますが、社内全体を支える大切なポジションです。専門的なスキルがなくても始めやすい一方で、社内の調整役としてコミュニケーション能力が求められる場面も多い仕事。未経験でも、気配りや協調性を活かせば活躍のチャンスが広がります!
人事事務
人事事務は、採用活動や社員の労務管理など、人材に関わる手続きをサポートする職種です。
仕事内容の例
- 募集要項の作成・応募者対応
- 面接日程の調整
- 入退社手続き
- 研修・教育プログラム運営サポート
- 社会保険や雇用保険に関する手続き
社員一人ひとりの情報を正確に管理する必要があるため、情報の取り扱いには慎重さが求められます。未経験からでも始めやすい仕事ですが、人事や労務の基礎知識を学ぶことでさらに活躍の場が広がるのがポイント。コミュニケーション能力を活かしながら、会社を内側から支えるやりがいのある職種です。
法務事務
法務事務は、契約書や法律関連の書類を扱い、企業のリスク管理を支える仕事です。
仕事内容の例
- 契約書の確認
- 法的文書の作成・管理
- 契約関連の手続き
- データ入力や書類作成
- 社内からの法律相談対応
法律用語が多く登場するため、最初は難しく感じるかもしれませんが、未経験から少しずつ学びながら成長できる職場もあります。社内の各部門と連携するケースが多いので、正確さとコミュニケーション力が重要です。将来的に法律の知識を深めたい人にとって、ステップアップにつながる職種といえます。
特許事務
特許事務は、特許事務所や企業の知的財産部門で特許出願や審査、登録手続きなど、発明を保護するための特許に関するさまざまな手続きをサポートする仕事です。
仕事内容の例
- 特許出願書類の作成・提出
- 特許の期限管理
- 特許庁とのやり取り
- 特許料の支払手続き
- 関係書類のファイリング
専門的な知識や用語を扱うため、最初は戸惑うかもしれませんが、マニュアルや研修を用意している事務所や企業も多く、安心してスタートできます。書類の正確性やスケジュール管理を意識しながら経験を積むことで、知的財産に関する専門知識や実務スキルが着実に身についていきます。将来的には知的財産分野でのキャリアを築くチャンスもあるでしょう。
金融事務
金融事務は、銀行や証券会社、生命保険・損害保険会社などで、お客さまの資産や取引に関わる重要な手続きをサポートする仕事です。
仕事内容の例
- 口座開設手続き
- 預金・融資の受付
- 各金融商品の申込処理
- 書類の作成・確認
- データ入力
- 顧客対応
金融商品に関する幅広い知識や正確な事務処理能力、コミュニケーションスキルが求められます。金融機関により扱う商品やルールが異なるため、多くの職場では研修制度が整っており、未経験でも基礎から学べる環境があります。お客さまと接する機会も多いので、「人の役に立ちたい」と思う人にはやりがいを感じやすい仕事でしょう。
学校事務
学校事務は、小中高校や大学、専門学校などの教育機関で、学校運営に必要な事務作業を行う仕事です。
仕事内容の例
- 学生・保護者の問い合わせ対応
- 入学手続き
- 学生の成績管理
- 授業料の処理
- 資料作成
- 電話・来客対応
教育現場を支えるやりがいのある仕事で、行事シーズンは忙しくなるものの、比較的規則正しい勤務体系の職場が多いのが特徴です。生徒や保護者、教職員など多くの人と関わる機会があるため、コミュニケーション力や臨機応変な対応力が求められます。教育現場ならではの温かい雰囲気の中で、事務職としてのスキルを身につけることができます。
貿易事務
貿易事務は、輸出・輸入に関する手続きや書類作成を通じて、国際的な取引をサポートする仕事です。
仕事内容の例
- 輸出入に必要な書類の作成・確認
- 通関手続きのサポート
- 船便・航空便の手配
- 納期の調整・管理
- 取引先とのメール・電話対応
英語でのメールのやり取りや、インボイス(商品明細書)、パッキングリストなど貿易特有の書類を扱うため、最初は戸惑うかもしれません。英語力があれば、実務を通じてビジネス英語や貿易実務のスキルを段階的に身につけることができます。国際的な仕事に興味がある人には、知識と経験を積める魅力的な仕事といえるでしょう。
英文事務
英文事務は、海外とのやり取りなどで英語を使って事務作業を行う仕事です。
仕事内容の例
- 英語での電話・メール対応
- 海外向け資料の作成
- 契約書や取引文書の翻訳サポート
一般的にTOEICや英検などの英語資格が求められ、ビジネスレベルの英語力が必要とされる職種です。実務経験がない場合でも、高い英語力があれば挑戦できる可能性があります。国際的な業務に携わる機会が多く、経験を積むことでビジネス英語力と事務スキルの両方を伸ばせる仕事です。
事務バイトに向いている人の特徴
新しい仕事を始めるときは「自分にもできるかな?」と不安になることもありますよね。ここでは、事務の仕事に向いている人の特徴を紹介します。いくつ当てはまるかぜひチェックしてみてください!
事務バイトに向いている人の特徴
- 地道な作業を楽しみながら取り組める
- 細かい数字の入力や確認作業が苦にならない
- 正確かつスピーディーな処理ができる
- 集中力を長時間維持できる
- 報告・連絡・相談をこまめにできる
- 整理整頓が得意
- 臨機応変な対応ができる
- 人のサポートをすることが好き
一つずつ詳しく解説します。
地道な作業を楽しみながら取り組める
事務の仕事には、データ入力や書類整理などのルーチンワークが多くあります。一見、単調に思えるかもしれませんが「作業手順を見直して効率化できないか」「ミスを防ぐためのチェック方法を工夫できないか」など、改善点を考えながら取り組むことで、着実な成長を実感できます。日々の小さな工夫や改善が、業務の質を高めることにつながるのも事務職ならではのやりがいです。
細かい数字の入力や確認作業が苦にならない
事務の仕事では、データ入力や伝票の確認など数字を扱う場面が多くあります。コツコツと数字を入力したり、ミスがないか丁寧にチェックしたりする作業が続くことも。細かい作業を苦に感じず、黙々と進めるのが得意な人に向いています。
正確かつスピーディーな処理ができる
事務の仕事では、正確さがとても大切です。スピードも求められますが、ミスをしてしまうと、結果的にやり直しが発生することも。慎重に作業しつつ、効率よく進めることができる人は、事務バイトでも活躍しやすいでしょう。
集中力を長時間維持できる
長時間、同じ作業を続けることも多い事務の仕事。飽きることなく、集中してコツコツと作業できる人には向いています。途中で気が散ってしまうとミスにつながることもあるので、細かい作業にしっかり向き合える力があると安心です。
報告・連絡・相談をこまめにできる
事務の仕事は、チームで協力しながら進める場面も多くあります。自分の判断だけで進めるのではなく、適切なタイミングで報告や相談ができる人は、スムーズに仕事をこなせるでしょう。「こんなこと聞いてもいいのかな?」と遠慮せず、分からないことはこまめに確認することが大切です。
整理整頓が得意
書類をファイリングしたり、データをきちんとまとめたりするのも事務の大切な役目です。資料やデスクまわりが整理されていると、仕事の効率もアップ。普段から片付けが得意な人は、そのスキルを活かせます。
臨機応変な対応ができる
事務の仕事は、決められた業務をこなすだけでなく、急な対応を求められることもあります。例えば、データ入力をしている最中に来客対応を頼まれたり、急ぎの書類作成を任されたりすることも。そんなときに落ち着いて対応できる人は、職場でも頼られる存在になれるでしょう。
人のサポートをすることが好き
事務の仕事は、表に立つよりも、サポート役として活躍する場面が多いです。「誰かの役に立ちたい」「裏方として支えるのが好き」と思える人には、ぴったりの仕事。感謝される機会も多く、やりがいを感じやすいのも事務バイトの魅力です。
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事務バイトに向いていない人の特徴
事務バイトには向いている人がいる一方で、「思っていたより大変…」と感じることが多い人もいます。ここでは、事務バイトにあまり向いていない人の特徴を紹介します。
事務バイトに向いていない人の特徴
- デスクワークでの長時間の着席が辛い
- 細かい作業が苦手で大雑把
- 確認作業を面倒に感じる
- ミスを見つけるのが苦手
- 期限管理が苦手
- マルチタスクが苦手
- 突発的な対応にストレスを感じやすい
- 社内外とのコミュニケーションが苦手
デスクワークでの長時間の着席が辛い
基本的にデスクワークが中心なので、長時間座って作業を続けることが多くなります。じっとしているのが苦手な人や、体を動かすほうが好きな人は、慣れるまで少し大変かもしれません。とはいえ、こまめなストレッチや休憩で、気分転換を図る方法もあります。
細かい作業が苦手で大雑把
大雑把な性格の方は、数字や書類を正確に扱う事務作業にストレスを感じやすいかもしれません。もし細かい作業が多い職場に不安がある場合は、業務内容をよく確認してから応募するのも一つの手です。
確認作業を面倒に感じる
請求書や契約書などミスが許されない書類が多いため、地道な確認作業にストレスを感じる人は事務のバイトは向いていません。事務の仕事では、同じ内容を何度も確認することが大切です。「確認するより早く終わらせたい」と思うタイプの人は、見落としが増えたり、注意を払うのが負担に感じたりするかもしれません。
ミスを見つけるのが苦手
事務は確認業務が多い仕事です。入力ミスに気づきにくい方は、慌ただしく感じる場面があるかもしれません。とはいえ、業務経験を重ねれば精度が上がる場合もあるので、あらかじめ確認方法を工夫すると安心です。
期限管理が苦手
事務バイトは、各作業の締め切りがはっきり決まっていることが多いです。うっかり忘れてしまったり、計画的に進めるのが苦手だったりすると、焦る場面が増えてしまうかもしれません。もし期限管理が苦手なら、アプリやカレンダーなどを使ってスケジュールを管理する方法を試してみるとよいでしょう。
マルチタスクが苦手
事務の仕事では、電話対応をしながらデータ入力をしたり、複数の業務を並行して行うことがあります。マルチタスクが苦手な方は、取り組む順番を決めるなど、作業を整理する工夫が必要になるでしょう。
突発的な対応にストレスを感じやすい
事務のバイトでは急な依頼やトラブルに対応する場面があり、突発的な対応にストレスを感じやすい人には向いていないことがあります。もしこうした場面が苦手なら、仕事内容を事前に確認しておくことで、自分にあった職場を探すこともできます。
社内外とのコミュニケーションが苦手
事務のバイトは、電話応対や来客対応、他部署との連携など、日常的にコミュニケーションを取る機会が多くあります。特に急ぎの用件や複数の関係者との調整が必要な場面では、スムーズなコミュニケーション力が求められます。そのため、人と話すことに強い苦手意識がある方や、電話対応に不安を感じる方には、負担が大きい職種かもしれません。
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まとめ
「オフィスワークに挑戦してみたい!」そんな人にぴったりなのが事務バイト。基本的なパソコン操作ができれば挑戦できる求人もあり、働きながら自然とスキルが身につくのも魅力です。企業や職種によって仕事内容はさまざまですが、一般事務、営業事務、経理事務など、自分の興味や得意分野に合った仕事を選べるのもポイント。
「オフィスワークを始めてみたいな」と思ったら、まずは求人をチェックしてみましょう!