はたらこマガジン
新しい働き方を見つける情報メディア
仕事

面接でのマスク着用のルール|正しいマナーや着用時の注意点について解説!

面接でのマスク着用のルール|正しいマナーや着用時の注意点について解説!

コロナ禍以降、マスク着用について迷う方が増えています。面接時にマスクを着用するべきかどうか、判断に困っている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、面接時のマスク着用についてのルールや迷った時の対応方法、選ぶべきマスクの種類、さらに着用時の注意点について詳しく解説します。

マスク着用に決まったルールはない

現在(2024年11月段階)では、面接でのマスク着用に決まったルールはありません。

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、かつては社会全体で全般的なマスク着用が基本的なマナーとして定着していました。
しかし、2023年5月8日から、新型コロナウイルス感染症の位置づけが「5類感染症」に移行となり、行動制限も無くなっています。

そのため、マスク着用については業界や企業によって考え方が異なります。

また、面接時の着用についても個人の判断にゆだねられています。

参考:厚生労働省「マスクの着用について」
   厚生労働省「新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について」

企業ごとに確認するのがベスト

決まったルールがない以上、面接時のマスク着用は企業ごとに確認するのがベストです。
しかし、マスク着用に悩むイレギュラーなパターンがいくつかあります。

ここでは、面接時のマスク着用のパターンについて解説します。

案内されている場合

応募先企業より、面接時のマスク着用について案内されている場合は、できる限り指示に従いましょう。

例えば、マスク着用のお願いがあるにも関わらずマスクを外して面接にのぞむのは、企業からの案内を見落としているという評価につながってしまいます。

こういった状況は面接官の心証を悪くしてしまうため、できる限り避けましょう。

どちらか迷う場合は事前に確認する

事前に企業側から案内がなく、かつマスクを着用すべきかどうか迷ったときは電話やメールで確認しましょう。

マスク着用確認のメール例

〇〇株式会社
人事部 採用担当
〇〇〇〇様

お世話になっております。
○○です。

面接の日程を調整いただきありがとうございます。それでは下記の日時にお伺いいたします。

〇月〇日(〇)〇〇時~
〇〇本社 〇階

ご多忙と存じますが、当日は何卒よろしくお願いいたします。

また、当日はマスクを着けてお伺いしたいと考えています。
面接中もマスクを着用していても差し支えないでしょうか。
貴社の方針があれば、ご教授いただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。

—————————————————
~署名~
—————————————————

採用担当者も忙しく、日程が近いと確認できないケースもあるかもしれません。
事前に確認が難しかった場合は、面接当日に確認しましょう。

マスクを着用して面接会場に到着後、会場にいる担当者に直接「マスクは外しておいた方がよいでしょうか?」と確認すれば問題ありません。

周りがつけていないからといって、「みんながつけていないから外そう」と勝手に判断せず、企業側に確認することが大切です。

どうしてもマスクを着用したい場合

皮膚炎、アレルギーなど、やむを得ない事情でマスク着用をしたい場合は必ず連絡をしましょう。

メールで連絡するときは、以下のような文面を送ります。

マスク着用願いのメール例

〇〇株式会社
人事部 採用担当
〇〇〇〇様

お世話になっております。
○○です。

この度は面接の機会をいただき、誠にありがとうございます。 
下記の日時にお伺いいたします。

〇月〇日(〇)〇〇時~
〇〇本社 〇階

ご多忙と存じますが、当日は何卒よろしくお願いいたします。

また、面接当日について一点お願いがございます。
健康上の理由により、マスクを着用したままで面接を受けさせていただきたく存じます。
貴社のご方針に反しないようであれば、その旨をご許可いただけますでしょうか。

お手数をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

—————————————————
~署名~
—————————————————

事前にマスク着用について伝えられなかった場合は、面接会場へ入室する前に直接担当者に相談しましょう。

当日の確認例

「本日はよろしくお願いいたします。本日ですが健康上の理由でマスクを着用したままの面接をお願いしたいのですが、よろしいでしょうか。」

マスク着用の確認が必要な理由は、面接では応募者の事情だけではなく、企業側の配慮も求められるためです。
企業としても体調がすぐれない方がいる場合、パーテーションの設置や別室対応を検討する必要があるかもしれません。

また、面接に支障がでるほどの体調不良の場合は、マスクの着用ではなく、日程調整をお願いするようにしましょう。

面接時に着用するマスクの選び方

面接時に着用するマスクの選び方

面接時に着用するマスクは、服装と同様にビジネスシーンに合った派手すぎないものを選びましょう。
色は白で、不織布の使い捨てマスクを使うのが一般的です。
ピンク色や黒色は面接には不向きです。
特に黒などの暗い色は、表情が暗く見えてしまう可能性があります。

マスクの形には、プリーツ型や平型、立体型がありますが、基本的にどれを選んでも構いません。
マスクの大きさや形が顔に合っていないと、面接中にマスクがずれてしまうことがあります。
面接中にマスクを直すしぐさが増えると、落ち着きがない印象を与える可能性があるため、顔にフィットしたマスクを選びましょう。

また、面接でのマスク着用が必要になった場合に備えて、予備の個包装のマスクを2~3枚カバンに入れておくと安心です。

マスク着用で面接をする際に意識すべきこと

マスクを着用すると表情が少しわかりにくくなるため、面接に影響がでることがあります。

ここでは、マスク着用で面接をするときに意識すべきことについて解説します。

表情がわかるようにする

マスクを着用すると顔の一部が隠れてしまうため、面接官が表情を読み取りづらくなります。
少しでも顔の露出を増やしたり多少大げさに表情をつけて、表情が面接官に伝わるようにしましょう。

髪の毛が長い人は、顔にかからないように後ろで束ねておきます。
マスクをしていると目もとが唯一表情を読み取れる部位なので、前髪も目にかからないようにしておくのがベターです。

また、顔全体で表情をつけて、目で訴えるような気持ちで面接にのぞみましょう。

笑顔を作るときも、口もとまでしっかり笑うようにすると、より伝わりやすくなります。

ハキハキと抑揚をつけて話す

マスク着用で面接をする場合は、普段の1.5倍くらいの声量で、ハキハキと活舌よく話すように心がけましょう。
マスクで口もとが隠れるため、話す声がこもりやすくなるからです。

とくに強く伝えたいアピールポイントは、ハッキリとゆっくりとした口調で話すことをおすすめします。
抑揚をつけて話すことで、感情が伝わりやすくなります。

面接中にどこで抑揚をつけるかを判断するのは難しいため、事前に話す内容を整理して、どの部分を強調するのか決めたうえで面接にのぞみましょう。

ジェスチャーを交えて話す

声だけではなく、アイコンタクトやジェスチャーを交えて話すように心がけましょう。

面接官の目をしっかりと見て「聞いています」「話に興味があります」といった意思表示をすることが大切です。
とくに複数人の面接官がいるときは、一人ひとりの目をしっかりと見るようにしてください。

うなずきやあいづちもいつもより大きく、回数を増やすことで話を聞いていることをアピールできます。

自分が話すときは、内容にあわせてジェスチャーを多めに取り入れましょう。

面接でのマスク着用のマナー

ここでは、面接時のマスクのつけ外しに関するマナーについて解説します。

マスクを正しく着用する

マスクはただ鼻と口もとを覆えばよいというわけではありません。
正しく着用することで清潔感を保つことと、相手への配慮を示すことができます。

マスクを正しく着用する方法は下記のとおりです。

  1. 鼻ワイヤーを鼻にあわせて折り曲げる
  2. ゴムを耳にかけて鼻ワイヤーを調整する
  3. 両手を使い鼻のうえからあごまでしっかりと覆うように着用する

適当に着けるのではなく、ズレがないように丁寧に着用しましょう。

外したマスクは丁寧に扱う

企業によっては面接中に、マスクを外して顔を見せるように指示を受けることがあります。

マスクを外すときは、下記の手順で外しましょう。

  1. マスクの耳のひもを片方ずつ外す
  2. 外したマスクはマスクケースにしまう

また、外したマスクは、表面に触れないよう丁寧に扱いましょう。
テーブルの上に置くのは衛生的にもよくありません。

マスク着用で面接に臨む場合、マスクを外す機会に備えてマスクケースを用意しておきましょう。

眼鏡をかけている場合

眼鏡をかけている場合

眼鏡をかけている人は、レンズが曇るのを防ぐために曇り止めの対策をしましょう。

面接中に眼鏡が曇ってしまうと、視界が遮られたり、面接官が気になってしまったりするかもしれません。

曇り止めアイテムをもっていないときは、上部を内側に折るか、四つ折りにしたティッシュを内側に入れると眼鏡が曇りにくくなります。

オンライン面接でマスクを付けるべき?

オンライン面接は、対面とは異なり感染リスクがないため、基本的にマスクは外しましょう。

マスクをしていると「表情が読み取れない」「声が聞こえにくい」といったマイナスの印象を与えてしまう恐れがあります。
もし、自宅以外の場所でオンライン面接を受けるなど、やむを得ない事情があるときは事前に断りを入れましょう。

オンライン面接は、対面よりも意思の疎通がしにくい環境です。

できる限りマスクを外してのぞめるように、周辺環境やスケジュールを整えておきましょう。

まとめ

この記事では、面接時のマスク着用のルールについて解説しました。

  • 事前にマスク着用のルールを確認する
  • 面接ではシンプルな白の不織布マスクを選ぶ
  • マスクを着用するときは表情も声もわかりやすくする
  • マスクを外すときは表面に触れずケースに保管する
  • オンライン面接では基本的にマスクは着用しない

現在、マスク着用について明確なルールはありませんが、今後も社会情勢によって状況が変わるかもしれません。

その時に応じて面接のマナーを守れるように、マスク着用についても、不明なときは企業に確認するようにしましょう。

この記事がお役に立ちましたら
シェアをお願いします!

  • X
  • Facebook
  • LINE
はたらこねっとで仕事を探すはたらこねっとで仕事を探す
「ブランク有OK」「主婦(ママ)・主夫歓迎」など、豊富な求人情報からあなたにぴったりのお仕事が探せます。