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女性の転職に有利な資格11選!資格取得のメリットや選び方も解説!

女性の転職に有利な資格11選!資格取得のメリットや選び方も解説!

転職を考えている女性にとって、資格取得は望む仕事につくための心強い手段です。ただ、資格にはさまざまな種類があるため、どれを選べば良いのか迷う人も多いのではないでしょうか。

この記事では、自分に合った資格の選び方や女性の転職に有利な資格を厳選して紹介し、履歴書への記入時の注意点も解説します。

転職において資格を取得しておくメリット

転職活動において、資格はスキルや能力を客観的に証明するだけでなく、応募する仕事への熱意をアピールする手段にもなります。

ここでは、転職において資格を取得するメリットを紹介します。

スキルや能力の客観的な証明ができる

資格は、スキルや能力を客観的に証明する手段になります。

どの程度のスキルを持っているのかを具体的に示せるため、採用担当者に自分の能力を正確に伝えることができます。

さらに、努力が形として現れるため、自己肯定感や自信の向上にもつながるでしょう。

熱意のアピールになる

資格は、応募する仕事への熱意を示す根拠になります。

なぜなら、目指すキャリアに向けて努力を続けていることを具体的に伝えられるからです。

特に取得難易度が高い資格は、大きなアピールポイントとなります。さらに、未経験職種への転職では、応募職種に関連する資格があることで、熱意を伝える確かな証拠となります。

転職先の選択肢が広がる

資格を持っていないと就けない仕事もあり、資格を取得することで転職先の選択肢が広がります。また、資格を取得していることで収入がアップする職業もあります。

女性の場合、結婚や出産、育児といったライフイベントで一時的に職を離れることがありますが、資格を持っていれば再就職活動がスムーズになることもあります。

なぜならブランク期間があっても、専門的なスキルや知識を維持している証拠としてアピールできるからです。さらに、学ぶ意欲が評価されることで、即戦力として期待されやすくなります。

ただし職種によっては、資格があっても転職にそれほど有利にならない場合があるため、将来のキャリア形成に役立つものを慎重に選ぶのが大切です。

資格の選び方のポイント

資格を選ぶ際には、キャリア形成や取得までの期間、難しさ、そして実際に仕事で活かせるかどうかを考慮することが重要です。

ここでは、どの資格にチャレンジすればいいのか悩んだ際に、参考にしてほしいポイントを紹介します。

キャリア形成を意識して選ぶ

資格を選ぶ際は、転職したい職種や目指す業界の業務内容に合い、将来のキャリア形成に役立つものを意識するのが大切です。

たとえ難しい資格でも将来のキャリアを見据えて選べば、モチベーションを維持しやすくなります。

さらに、資格によっては資格手当が支給されるケースもあるため、収入アップを目指すうえでもメリットがあります。

取得できるまでの目安期間で選ぶ

資格を選ぶ際は、合格までに必要な標準的な勉強期間を参考にしましょう。

特に転職を考えている場合は、資格取得までの期間を逆算して計画を立てることが大切です。その際、仕事やプライベートの状況に合わせて、無理なく勉強時間を確保できるスケジュールを作るようにしましょう。

無理のない計画で取り組める資格を選べば、モチベーションを保ちながら勉強を続けやすくなります。

資格の難易度で選ぶ

資格には、合格率が数%の難関国家資格から、比較的簡単に取得できるものまで、さまざまな種類があります。

そのため、自分のスキルや生活スタイルに合った無理のない資格を選ぶことが大切です。

難易度が高すぎる資格を選ぶと挫折しやすいため、事前に資格の難しさや合格率をしっかりチェックしましょう。

仕事に即活かせるものを選ぶ

資格を選ぶ際は、専門性や希少性のあるものを重視しましょう。

特に入社後に取得が必要な資格であれば、事前に取得しておくことで応募時に有利になります。

また仕事で必要な能力を持っていることを、はっきり証明できる資格を選ぶのが大切です。例えば、衛生管理士や登録販売者の資格を持っていれば、関連する職種で即戦力として期待されます。

同様に、経理の仕事を目指すなら日商簿記を取得しておくと良いでしょう。

女性の転職に有利になるおすすめの資格11選

女性の転職に有利になる資格を厳選して11種類紹介します。

即戦力として活躍できるものや手に職をつけられる資格にしぼって解説していますので、参考にしてください。

日商簿記

日商簿記は、日本商工会議所および各地商工会議所が主催する検定試験です。この資格を取得することで、基本的な商業簿記の知識を対外的に証明できます。

等級は、原価計算初級や簿記初級といった入門レベルから、3級、2級、1級まで設けられています。

経理部門以外の一般職を目指す方には、比較的取り組みやすい3級がおすすめです。さらに、2級以上を取得すると転職活動で有利になります。

1級は経営分析や経営管理といった高度な業務が行えるレベルのため、公認会計士や税理士を目指す方におすすめです。

公式サイト:日商簿記

TOEIC

TOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)は、英語力をチェックできる、知名度の高い検定試験です。

この試験には、「Listening & Reading Test」と「Speaking & Writing Test」の2種類があり、いずれもマークシート形式で行われ、満点は990点です。

履歴書に記入する際は、一般的に650点以上が目安です。また、800点を超えると、外資系企業などグローバルな職場への転職も視野に入れられるようになります。

公式サイト:TOEIC

MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト)

MOS(マイクロソフト オフィス スペシャリスト)は、マイクロソフト社が主催する資格で、WordやExcelなどのMicrosoft Office製品の知識や操作スキルを証明できます。

試験のレベルは、基本的な操作スキルを問うスペシャリストと、より高度なスキルと実践的な操作能力が求められるエキスパートに分かれています。

この資格は、転職において必須となることは少ないものの、資料作成やデータ分析といったパソコンスキルを一定以上持っていることを証明できます。

そのため、事務職やオフィス業務を目指す場合には、スキル面でプラス評価につながることもあります。

公式サイト:MOS

秘書検定

秘書検定は、公益財団法人実務技能検定協会が実施する民間資格です。

接客マナーや適切な言葉遣い、コミュニケーションの基本など、対人関係に必要な知識や実践力を証明できます。名前に「秘書」とありますが、丁寧な接客が求められる職種全般で役立つ資格です。

試験は3級、2級、準1級、1級の4段階に分かれており、すべて筆記試験があります。準1級以上では面接試験も実施され、ロールプレイング形式で実践的なマナーや立ち振る舞いが問われます。

公式サイト:秘書検定

宅地建物取引士

宅地建物取引士は、通称「宅建(たくけん)」とも呼ばれ、不動産取引の専門家であることを証明する国家資格です。不動産業界で働く際に持っていると有利になります。

不動産の売買に関する情報提供は、宅建資格保有者が行わなければならないと法律で定められています。また、不動産業務を営む場合、業務従事者5人につき1人以上の割合で宅建資格保有者を配置することが義務付けられています。

試験は毎年20万人以上が受験し、合格率は15~17%と難関ではありますが、国家資格の中では比較的取得しやすいとされています。

さらに、宅建資格を持つことで資格手当が支給される会社も多くあります。

公式サイト:宅地建物取引士試験

ファイナンシャル・プランナー(FP)

ファイナンシャル・プランナー(FP)は、お金に関する幅広い知識を活かし、人生設計をサポートする専門家です。

FP資格を取得すると、不動産や保険、金融関連の業界でのキャリア形成に役立つことがあります。特に保険営業では、資格取得者は顧客のニーズに的確に応えられる安心感を与えることができ、信頼関係を築きやすくなるでしょう。

ファイナンシャル・プランナー(FP)には、以下の3つの資格があります。目指すキャリアに合わせて、取得を検討してみてください。

  • FP技能士

    国家資格で3級から1級まであります。3級は初心者向けで、家計管理や保険、税金などの基本的な知識を学べます。1級ではより高度な専門知識が必要とされ、実務経験者が対象となります。

  • AFP資格

    民間資格でFP技能士2級と同等のレベルですが、実践的な課題を解くのが特徴です。具体的な事例やシナリオを活用して、実務に役立つスキルを身につけられます。

  • CFP資格

    民間資格の中でもAFP資格の上位にあたる、国際的に認められた資格です。FP技能士1級に相当し、世界25カ国・地域で通用するので、海外でのキャリアを考えている人にもおすすめです。

公式サイト:ファイナンシャル・プランナー(FP)試験

行政書士

行政書士は、官公庁に提出する書類を代理で作成・提出することができる国家資格で、法律系資格の登竜門ともいわれています。

この資格を取得することで、行政書士事務所で働くことができるほか、一般企業の法務部や総務部でもそのスキルを活かすことが可能です。

合格率は10%前後と難易度が高いですが、この資格一つで独立開業が可能なため、定年に縛られることなく生涯現役で働きたい人にとって、魅力的な資格です。

公式サイト:行政書士試験

保育士

保育士は、就学前の子供の教育や安全を守る専門職です。働く場としては保育所が一般的ですが、それ以外にも企業内保育所、幼児教室、介護施設、学童保育、ベビーホテルなど多様な職場で活躍できます。

また、保育士の需要は年々増加しており、就職や転職先を比較的見つけやすいのも特長です。

受験資格については、短期大学卒業程度が一般的ですが、児童福祉施設で一定の実務経験があれば、最終学歴が中卒・高卒でも受験が可能です。また、厚生労働大臣が指定する保育士養成施設を卒業することでも資格取得を目指せます。

試験は年に2回実施されます。合格へのハードルは高いですが、一度資格を取れば法改正がない限り生涯使えるため、その価値はかなり高いといえるでしょう。

公式サイト:保育士試験

社会保険社労士

社会保険労務士、通称「社労士」は、社会保険や労務に関する管理や課題解決を専門とする国家資格です。

社会保険制度は複雑で、頻繁に法改正が行われるため、多くの企業が社労士の専門知識を必要としています。

また、有資格者だけが行える独占業務があるため、社労士は常に安定した需要があるのも特長です。

働き方も柔軟で、企業に所属して働く方法に加え、独立・開業も可能です。子育て世代やこれから出産・育児を予定している女性にとっては、自分の時間や仕事量を調整しながら働ける点でおすすめできます。

公式サイト:社会保険労務士試験

医療事務

医療事務は、病院やクリニックなどの医療機関で事務職を担うために必要なスキルを証明する資格です。

医療事務にはさまざまな資格があり、代表的なものは以下の通りです。

  • 医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)
  • 医療事務認定実務者
  • 医科医療事務管理士技能認定試験
  • 診療報酬請求事務能力認定試験

医療機関は全国各地にあるため、一度資格を取得すれば就職や転職先の選択肢が大きく広がります。医療業界は安定した需要があるため、長期的に働きたい方にもおすすめの資格です。

公式サイト:

衛生管理者

衛生管理者は、安全衛生技術試験協会が認定する国家資格で、労働者の健康と職場環境の衛生管理を考える重要な役割を担えるようになる資格です。

この資格を取得することで、労働者の健康障害を衛生的な観点から防止できるようになります。

具体的には、職場環境や作業内容が健康に悪影響を与えないよう管理したり、健康に異常のある労働者を早期に発見して適切な措置を講じたりします。

特に、労働者が50人以上いる事業場では、衛生管理者を必ず1名以上配置することが法律で義務付けられています。企業からのニーズが高いため、この資格を持つことで転職やキャリアアップ、昇進が有利になる可能性が高いです。

公式サイト:衛生管理者試験

資格を履歴書に記入するときの注意点

資格を履歴書に記入する際には注意するべき点がありますので、詳しく紹介します。

資格は正式名称で記入する

資格は、略称ではなく正式名称で記入しましょう。

正式名称がわからない場合は、資格の公式ウェブサイトや発行元の資料を確認してください。

以下に注意すべき資格の略称と正式名称をあげていますので、参考にしてください。

略称・通称

正式名称

普通免許

普通自動車第一種免許

TOEIC

TOEIC Listening&Reading Test

英検

実用英語技能検定

簿記

日本商工会議所簿記検定

FP

ファイナンシャル・プランニング技能士試験

MOS

Microsoft Office Specialist

ビジネス検定

ビジネス能力検定ジョブパス

秘書検定

秘書技能検定

基本情報

基本情報技術者試験

看護師

看護師免許

宅建

宅地建物取引士試験

社労士

社会保険労務士

取得予定の資格も書いていい

応募予定の職種に関連する資格であれば、まだ所持していなくても、取得に向けて勉強中であることを記入して構いません。

資格取得に向けて努力していることを書くことで、応募先企業にスキルアップへの意欲や熱意を伝えられます。

例えば、講座を受講している場合は「講座受講中」、すでに試験を受けて合否待ちの状態であれば「取得予定」と記入できます。

まとめ

この記事では、女性の転職に有利な資格について紹介しました。

  • 資格はスキルを客観的に証明し、転職での評価を高める手段のひとつ
  • 特定の職種に対する専門性をアピールでき、選択肢の幅を広げられる
  • 資格選びは将来のキャリアに役立ち、確保できる時間に見合った難易度を選ぶ
  • 履歴書では資格を正式名称で記入する
  • 取得予定の資格も記入できる

この記事を参考に、自分に合った資格を選び、理想のキャリア実現に向けた一歩を踏み出しましょう。

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