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【例文あり】転職で使える志望動機の書き方|履歴書や面接のポイントを解説

【例文あり】転職で使える志望動機の書き方|履歴書や面接のポイントを解説

転職活動をするうえで、履歴書や面接でほぼ確実に求められるのが志望動機です。
しかし、「正直に退職理由を書いていいのか」「どう答えるのが正解なのか」と志望動機の回答に迷う人も多いのではないでしょうか。

本記事では、転職活動の志望動機に悩む方に向けて、履歴書に書く志望動機の例文をご紹介します。また、志望動機を作成する際の基本的な構成や書き方、面接での伝え方のコツもあわせて解説します。

【職種別】転職の履歴書の志望動機の例文7選

ここでは、転職活動で履歴書に書く志望動機の例文を職種ごとに分けて紹介します。

ただし、例文をそのまま使うことはやめておきましょう。
志望動機で大切なのは、あなただからこそ伝えられる内容かどうかです。
例文はあくまで参考にして、あなた自身の言葉で志望動機を記入しましょう。

営業職

例文

貴社が提供するサービスは業界をリードしており、その成長性と将来性に大変魅力を感じています。
前職では、法人営業に従事し、売上目標を130%達成しました。お客様のニーズに寄り添った提案を行い、信頼関係を構築することでリピート契約を獲得できたと考えています。これまで培った営業スキルを最大限に活かしたうえで、新しい挑戦をできる環境を考えていたところ、貴社を見つけました。
チームの一員として、貴社のさらなる成長と市場拡大に貢献したいと考えています。

▼ 例文のポイント

営業職の志望動機を作成する際は、自分の強みを明確にし、どのように企業に貢献できるかを具体的に伝えることが大切です。
営業は明確な数字を求められることも多いため、売上目標などの具体的な数字や応募者が企業にどのように貢献できるかを具体的にアピールした志望動機を記入しましょう。

例文では「実績」や「顧客対応能力」をアピールしつつ、さらに応募先企業の「成長性」と「新しい挑戦」をすることへの意欲を伝えています。

販売・接客スタッフ

例文
貴社に応募した理由は貴社の高い接客品質に魅力を感じたからです。
私は前職でアパレル販売スタッフとして勤務し、お客様のニーズに応じた接客を心がけていました。顧客満足度向上に大きく貢献し、社内表彰を受けたこともあります。よりスキルを磨ける環境を考えていたところ、貴社のインタビュー記事を見て接客への理念に強く共感いたしました。
私の経験を活かして、さらにお客様に喜ばれる接客を提供し、貴社のブランド価値向上に貢献したいと考えています。

▼ 例文のポイント

応募先の企業が重視している価値観やサービス方針に共感していること、そのうえで自分がどのように貢献できるかを、具体的に伝えると入社意欲のアピールにつながります。

例文では、接客業において重要な「顧客満足度向上」と「成長意欲の高さ」を強調しています。

また、自分と応募企業が大切にしているものが「接客」という同じものであることもアピールしています。

一般事務

例文
貴社を志望したのは、業務の効率化に積極的に取り組んでいる点に共感したからです。
前職では総務として、社員の勤怠管理や備品の発注業務に携わっていました。この時業務フローの見直しを行い、作業時間の短縮に貢献した経験から、業務の効率化の大切さを実感しています。貴社の事務職では、さらなる効率化や業務改善が求められていることを知り、自分の経験を活かせると感じました。
入社後は、事務業務を通じて貴社の事業運営を支えるとともに、新しいチャレンジにも積極的に取り組んでいきたいです。

▼ 例文のポイント

事務職の志望動機を作成する際は、単に事務スキルをアピールするだけでなく、組織全体のサポート役としての姿勢を強調することもおすすめです。

例文では「作業時間の短縮」をしたことをアピールしつつ、応募先企業が求めている業務の効率化に自分が必要な人材であることも強調しています。

WEBエンジニア

例文
貴社を志望した理由は、エンジニアの成長を重視し、最新技術を積極的に取り入れている点に魅力を感じたからです。
前職では、フロントエンドエンジニアとして、ECサイトの開発やUI/UXの改善に携わり、ユーザー満足度向上に大きく貢献しました。さらにスキルを磨ける環境を探していたところ、貴社の技術ブログやイベントへの取り組みに共感いたしました。
私の経験を活かし、貴社のプロダクトの品質向上に貢献するとともに、新たな技術の導入にも積極的に取り組んでいきたいと考えています。

▼ 例文のポイント

エンジニアの志望動機を作成する際は、自分が携わったプロジェクトでどのような役割を果たし、具体的にどのような課題を解決したかを伝えましょう。

例文では「ユーザー満足度の向上」という実績を伝えつつ、自分が求めている「技術を磨く環境」が応募企業にあることを伝えて、入社意欲をアピールしています。

看護師

例文
貴院を志望した理由は、患者さん一人ひとりに寄り添った看護を重視している姿勢に共感したからです。
前職では総合病院の内科病棟で5年間勤務し、患者さんの身体的ケアだけでなく、精神的なサポートにも力を入れてきました。患者さん一人ひとりに寄り添いながら適切な医療を提供し、チーム医療の一員として円滑なコミュニケーションを心がけました。貴院では「患者第一主義」を掲げていると伺っています。
これまでの経験を活かして、患者様の生活の質向上に努めたいと考えております。

▼ 例文のポイント

看護師の志望動機を作成する際は、患者さんへのケアだけでなく、職場全体への貢献意欲を具体的に示しましょう。

看護師の志望動機の例文では「患者対応力」や「チーム医療を大切にしていること」を強調し、自身のスキルが応募企業で活かせることをアピールしています。

介護福祉士・ケアマネジャー

例文
貴施設を志望した理由は、地域包括のケアシステムを積極的に推進している点に強く共感したからです。
前職では、介護福祉士として訪問介護を担当し、利用者様の在宅生活を支援してきました。特に、生活環境の改善提案や、リハビリの計画をサポートすることで、利用者様が自立した生活を送れるよう努めました。しかし、地域によっては訪問介護が難しい場所もあり、歯がゆさを覚えていました。
貴施設では、地域に根差した介護支援を提供していると聞き、私の経験を活かして、地域全体の福祉向上に貢献したいと考えています。

▼ 例文のポイント

志望動機には、なぜ応募企業に興味を持ったのかという経緯を書くと、内容の説得力が増します。

例文では、過去の経験をアピールしつつも、自身が地域貢献に興味を持った理由と、応募施設の理念に共感したことを伝えています。

医療事務

例文
貴院を志望したのは、幅広い診療科目を扱い、多様な業務経験が積める環境に魅力を感じたからです。
前職では、事務職としてスケジュール調整や顧客対応を行い、迅速かつ正確な業務遂行に努めてきました。貴院の医療事務業務では、患者様対応からレセプト業務まで幅広く経験できると聞き、さらにスキルを磨くことができると確信しました。
医療現場で求められるホスピタリティと事務処理の両面から、貴院に貢献したいと考えています。

▼ 例文のポイント

医療事務の志望動機を作成する際には、正確な事務処理だけでなく、複数の部門との連携やチームワークを意識することもおすすめです。

例文では「正確さ」と「患者対応力」に加え、今後のスキルアップへの意欲が示されています。

履歴書の志望動機を書く時の書き方・構成

履歴書の志望動機を書く時の書き方・構成

履歴書の志望動機欄は、応募先の企業に自分がなぜその職場を選んだのかを伝える重要な項目です。
書く際の基本的な構成として、上図のように

  1. 志望する理由
  2. 企業に興味を持ったきっかけや経緯
  3. 入社後の貢献意欲

の順番で書きましょう。
この構成で書くことで、採用担当者に対して自分の熱意が伝わりやすくなります。

また、志望動機の適切な文字数は200字から300字程度です。

ここでは、履歴書の志望動機を書く時の構成をくわしく解説します。

志望する理由を端的に伝える

まずは、結論から伝えます。
志望する理由を端的に記入しましょう。

冒頭で1番伝えたいことを述べることで、話しの内容や方向性が採用担当者にもわかりやすくなります。

興味をもったきっかけや経緯を説明する

つぎに、応募先の企業に興味をもったきっかけや経緯を記入しましょう。
この内容は、具体的に説明することが大切です。

興味を持ったきっかけや経緯が具体的であるほど、志望動機に説得力が生まれます。

入社後どう貢献するか意気込みを伝える

最後に、自身のスキルや経験を活かして入社後にどのように貢献したいかを記入します。
具体的な目標をかかげて、どう達成したいかを伝えることもおすすめです。

意気込みを伝えることで、応募先企業への理解の深さを示すことができます。
さらに、採用担当者に、入社後の活躍をイメージしてもらうこともできるでしょう。

転職時の志望動機を考えるポイント

転職時の志望動機を考える際、おさえておきたいポイントがいくつかあります。
このポイントをおさえることで、志望動機の内容が採用担当者に好印象を与えやすくなります。

ここでは、転職時の志望動機を考える時のポイントについて解説します。

企業の求める人物像・社風を理解する

志望動機を考える時は応募企業の求める人物像や社風を理解しましょう。
企業の求める人物像がわかれば、自身の経験やスキルをその人物像に合わせてアピールできます。

企業が求める人物像や社風を理解するためには、応募先企業を徹底的にリサーチすることが必要です。
企業のホームページや会社説明会、SNSやプレスリリース、IR情報などから、企業のビジョンや価値観、具体的な採用基準を把握しておきましょう。

さらに、OB・OG訪問や企業の口コミサイトなどを活用して、実際に働いている人の声を聞くことも効果的です。

退職理由と志望動機に一貫性を持たせる

退職理由と志望動機は内容に一貫性を持たせるようにしましょう。
この2つの内容が大きく異なると、採用担当者はあなたの話すことに不信感を感じてしまうかもしれません。

また、退職理由はできるだけポジティブな表現で伝えるように心がけましょう。
採用担当者も退職理由はネガティブな理由が多いことを理解しています。
だからこそ、ポジティブに伝えることでより前向きな印象を与えやすくなります。

「この部分を解消したいから、今回の転職に踏み切った」
「なぜ応募企業でその課題を解消できると思ったのか」

このような内容を具体的に答えられると、退職理由と一貫性がある、魅力的な志望動機が作れます。

労働条件や待遇面ばかりを考えていないか

志望動機で、労働条件や待遇面ばかりを伝えると、自分の利益だけを考えている印象を与えてしまうかもしれません。

確かに働く上で給与や福利厚生は大切な要素です。
しかし、志望理由としてそれだけを書くことは避けましょう。

志望動機に条件面だけを書いていると、採用担当者に「条件次第で転職を繰り返すのでは?」と思われてしまう可能性があるからです。

労働条件や待遇については、面接時に聞かれたときに答える程度に留めて、志望動機でアピールはしないようにしましょう。

転職の面接で志望動機を伝えるときのポイント

面接では、志望動機の内容だけでなく、伝え方も大切です。
志望動機が良い内容でも、伝え方が下手だと面接官に与える印象が悪くなってしまうかもしれません。

ここでは、転職の面接で志望動機を伝えるときのポイントを解説します。

結論を最初に伝える

志望動機を話す際には、結論を最初に伝えましょう。

面接では、「長々と話したけど面接官に内容が伝わっていなかった」と言うのが最も避けたいパターンです。
なぜこの会社に入りたいのかを最初に明確に述べることで、志望動機が面接官に伝わりやすくなります。

履歴書に書くときの構成と似ていますが

  1. なぜこの会社に入りたいのか
  2. 会社に入りたいと思った経緯やきっかけ
  3. 入社後にどう貢献しようと考えているか

の順番で話すことを意識して、志望動機の話し方を練習しておきましょう。

話す時間は1分程度にする

志望動機で話す内容は、履歴書に書ききれなかった内容を補足するような形で話しましょう。
そして、志望動機を面接で話す際は、1分程度にまとめることが大切です。

長く話しすぎると、面接官が何が志望動機なのかわからなくなってしまうかもしれません。

また、面接官が用意している質問は、志望動機以外にも何個もあります。
志望動機に時間をかけてしまうと、他の質問に答える時間が無くなってしまう可能性があります。

人が話して1分程度になる文字数は200~300文字と言われています。
面接で話す志望動機の内容を考える際は、この文字数に収まるように内容を準備しましょう。

表情・話し方にも気を配る

内容や構成だけではなく、表情や話し方にも気を配りましょう。

明るい表情を心がけ、はっきりとした口調で落ち着いて話しましょう。
背筋は伸ばし、目線は基本的に面接官の目に合わせて話してください。

もし直接目を見ることができない場合、面接官の目の間を見れば自然な印象になります。

また、話し方も履歴書の内容を丸暗記して思い出しながら話すのではなく、自分の言葉で話せるようにしましょう。
うまく話せない場合は、面接の前に練習しておくことをおすすめします。

まとめ

この記事では、転職時の志望動機について解説しました。

  • 志望動機は、志望した理由、その理由の背景やきっかけ、入社後の意欲の順に書くと伝わりやすい
  • 企業の求める人物像が分かれば、それに合わせたアピールができる
  • 退職理由はポジティブな表現を心がける
  • 労働条件や待遇面は志望動機では伝えない
  • 面接で志望動機を話すポイントを抑えて、話し方も含めて練習しておく

転職の志望動機では、履歴書でも面接でもあなただからこそ話せる志望動機を伝えることが大切です。

この記事を参考に、採用担当者が好印象を持てる志望動機を準備して転職活動を進めましょう。

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