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【例文付き】自己PRでリーダーシップを上手にアピールするポイントを解説!

【例文付き】自己PRでリーダーシップを上手にアピールするポイントを解説!

ビジネスの現場で求められる「リーダーシップ」。企業は、チームをまとめて目標を達成できる人材を必要としています。しかし、自己PRでどのようにリーダーシップを表現すれば良いか悩む方も多いのではないでしょうか。

この記事では、職種別のリーダーシップを伝える自己PRの例文や、効果的なアピール方法、注意点について解説します。

リーダーシップをアピールする自己PRの例文6選

リーダーシップを上手にアピールするための職種別自己PRの例文を紹介します。

ただし、自分の能力や経験に合わせてアピールすることが大切です。例文はあくまで参考として、自分でオリジナルの内容を考えましょう。

事務職

私の強みはリーダーシップがあり、メンバーに適切な指示を出してチームをまとめられることです。

前職では、建設会社の事務職として勤務していましたが、電話・メール対応や伝票作成、来客応対などの業務が多岐にわたり、チーム全体で残業が常態化していたことがありました。

この状況を改善するために、各メンバーにヒアリングを行い、得意な業務やこれまでの経験を詳しく洗い出しました。その上で、得意分野を活かした担当業務を再編成し、突発的な作業が発生した際の対応方法や優先順位を全員で共有しました。

その結果、週の平均残業時間を3時間削減し、月間で計50時間以上の削減を実現しました。

貴社でも、持ち前のリーダーシップとチャレンジ精神を活かし、チームを最適に動かすことで業務効率の向上に貢献したいと考えています。

営業職

私の長所は、リーダーシップを発揮して、目的意識の高いチームを作れるところです。

前職では、建設業界向けの法人営業として従事し、チーム全体で売上目標や新規契約件数の達成を目指して取り組んできました。私は、それぞれのメンバーが能力を最大限に活かせるよう、個別目標を設定することに注力しました。

そのために、メンバー全員と個別面談を行い、得意分野や課題を丁寧にヒアリングしました。この取り組みによって、メンバーがチーム全体の目標を「自分ごと」として捉え、主体的に行動できるようになりました。

結果として、情報共有や改善提案が活発化し、昨年度は売上目標に対して120%以上を達成することができました。

貴社でも、これまでに培ったリーダーシップを活かして、目的意識の高いチームを構築し、売上向上に貢献したいと考えています。

販売・サービス業

私の強みは、周囲と協力しながら課題を解決し、結果を出すためにリーダーシップを発揮できるところです。

前職のカフェでは、売上の低下が課題となっており、特に午後の時間帯の集客が伸び悩んでいました。スタッフの一員として、現場で何ができるかを考え、チーム内での意見交換を提案しました。話し合いを重ねる中で、午後の時間帯にターゲット層となる学生や主婦が求める「お得感」が足りないことがわかりました。

そこで、テイクアウト限定で「ドリンク+スイーツセット」を導入することを提案し、実際にメニュー開発や価格設定を行いました。さらに、SNSを活用したキャンペーンや、店舗前でのサンプル配布を実施するなどの販促活動を行いました。

その結果、午後の来店数が前月比25%増加し、店舗全体の売上向上に貢献することができました。

貴社でも、この行動力とリーダーシップを活かし、チームとともに成果を上げる取り組みを行いたいと考えています。

企画・管理職

私の強みは、リーダーシップを発揮し、課題を解決するための具体的な施策を立案・実行できることです。

前職の製造業では、製品ラインの新規プロジェクトを担当し、スケジュール管理やチーム全体の進行をリードしました。しかし、プロジェクトの中盤で予算超過と納期遅延のリスクが判明し、迅速な対策が必要となりました。

まず、各部門の担当者と密に連携を取り、課題の優先順位を洗い出しました。その上で、コスト削減のための外注先見直しや、納期を短縮するための工程変更を提案し、承認を得ました。また、進捗状況を可視化する仕組みを取り入れ、定例会議を通じて全員が目標と進捗を共有できる環境を整えました。

その結果、プロジェクトは当初のスケジュール通りに完了し、予定よりも10%のコスト削減を実現しました。さらに、クライアントからも高い評価をいただき、次のプロジェクトの受注につながりました。

貴社でも、このリーダーシップを活かし、プロジェクトの成功に向けて最大限貢献したいと考えています。

ITエンジニア

私の強みは、新しい課題に積極的に挑戦し、チームをまとめて成果を上げるリーダーシップです。

前職では、Webシステムのリニューアルプロジェクトにおいて、進捗管理やメンバー間の調整を通じてプロジェクトを牽引しました。特に、クライアントの要望変更やスケジュールの遅延が課題であり、チームの負担が増大していました。

そこで、プロジェクト管理ツールを活用してタスクを可視化し、各メンバーが担当作業の優先順位を明確に把握できるようにしました。また、課題が発生した際には、即座に対応できるように週次レビューを実施し、メンバー間での情報共有を徹底しました。

その結果、開発の効率が向上し、スケジュール通りにプロジェクトを完了することができました。さらに、クライアントからは「納品までの対応が非常にスムーズだった」と評価をいただきました。

貴社でも、このリーダーシップを活かし、プロジェクトの進行を円滑にしながら、高品質なシステム開発に貢献したいと考えています。

アルバイト・パート

私の強みは、リーダーシップを発揮し、チーム全体が効率よく動けるようにサポートできることです。

前職のファミリーレストランでは、新人スタッフの教育や業務全体の進行を円滑に進めるため、率先してチームをサポートしました。特に、週末のピーク時にはオペレーションが混乱しやすく、提供時間の遅れやスタッフ間の連携不足が課題でした。

そこで、業務の流れを見直し、忙しい時間帯にはキッチン、ホール、レジそれぞれに担当者を明確に割り振る仕組みを導入。また、新人スタッフがすぐに業務に慣れるよう、簡潔でわかりやすい業務マニュアルを作成し、教育時間の短縮を図りました。

その結果、週末のピーク時でもオペレーションがスムーズに進むようになり、顧客満足度調査でも「スタッフが効率よく対応してくれる」との評価を多くいただけるようになりました。

貴社でも、このリーダーシップを活かし、チーム全体が円滑に動ける環境作りに貢献したいと考えています。

仕事で評価されるリーダーシップとは

仕事で評価されるリーダーシップとは、チームをまとめて目標を達成する力のことです。

リーダーには、上司からの指示を待つだけではなく、自ら考え、先を見越して行動する主体性が求められます。

また、メンバー一人ひとりの能力を理解し、それぞれの強みに合った仕事を割り振る力も必要です。

どんなに優秀なメンバーがいても、適切な役割分担ができていなければ、チームの力を最大限に引き出すことはできません。

さらに、メンバーを支える力もリーダーシップに欠かせません。広い視野を持ち、物事を俯瞰して捉えることができれば、メンバーが抱える不安や疑問をいち早く察知し、的確なフォローをすることができます。

自己PRでリーダーシップをアピールするときのポイント

自己PRでリーダーシップをアピールするときのポイントがいくつかありますので、詳しく解説します。

リーダーシップを具体的に伝える

「リーダーシップがある」と伝えるだけでは、具体的な強みが分かりにくく、漠然とした印象を与えてしまいます。

自分がどのような形でリーダーシップを発揮してきたかを具体的に表現することで、採用担当者に強みをより明確にイメージしてもらえます。

以下は、リーダーシップを伝える際に使える表現の例です。

  • チーム全体を巻き込んで物事を進められる
  • メンバーの意見を調整し、適切な最適解を導ける
  • チーム全体の士気を高められる
  • 責任を伴う決断を率先して行える
  • チームワークを活かして成果を出すことができる
  • チームの先頭に立ち、方向性を示せる
  • コミュニケーションを促進する場を積極的に作り出せる

自分のアピールポイントに合わせて適切なものを選びましょう。

リーダーシップを発揮したエピソードを含める

自己PRでは、リーダーシップを発揮したエピソードや具体的な状況を伝えることで、説得力のあるアピールができます。

その際は、実際の行動が伝わるエピソードを選びましょう。

以下の要素を盛り込むと効果的です。

  • いつ、どこで、どんな状況だったか
  • どんな課題だったか
  • どんなリーダーシップを発揮したか
  • 具体的な結果や実績

とくに、成果を具体的な数値で伝えると説得力が増します。たとえば、「リーダーとしてチームをまとめた」という表現よりも、「30名のスタッフをまとめた」と伝える方が具体性が増します。

また、エピソードは1つに厳選して伝えるようにしましょう。面接では時間が限られているため、複数のエピソードをあげるよりも、1つの経験を具体的に伝える方が効果的です。

志望企業の業務でどう活かせるかに繋げる

リーダーシップをアピールする際には、自分の強みを明確にし、それが応募先の仕事内容にどう役立つかを具体的に伝えましょう。

そのためには、志望企業が求める人物像を把握するための企業研究が欠かせません。

企業理念をホームページで確認するだけでなく、求人票やインタビュー記事、SNSなどを活用して、業務内容や社風についても調べましょう。

企業研究で得た情報をもとに、自分のリーダーシップがどの場面で発揮できるか、またどのような成果を生み出せるのかを具体的に考えてみてください。

自己PRでリーダーシップをアピールするときの注意点

自己PRでリーダーシップをアピールするときの注意点がいくつかありますので、詳しく解説します。

役職ではなく、行動をアピールする

リーダーシップをアピールする際は、役職経験の有無ではなく、あなたがどのような行動を起こし、どんな成果を上げたかを伝えるのが大切です。

企業が求めているのは肩書きではなく、目標達成に向けてチームを引っ張ることのできる力です。

管理職ではなくても、日々の業務やプロジェクトでリーダーシップを発揮できる場面はあります。その際に取った具体的な行動や成果を説明することで、説得力のある自己PRができます。

協調性があることを伝える

リーダーシップを自己PRする際は、協調性があることをあわせて伝えましょう。

「率先して行動できること」や「自分の考えを通す強さ」だけでは、リーダーシップがあるとはいえません。

自身の能力だけをアピールすると、「我が強い」「協調性がない」と評価される恐れがあります。

仕事では一緒に働く人と協力関係を築くことが必要で、リーダーには良好な関係を作る能力がとくに求められます。

そのため、必要に応じてメンバーとコミュニケーションを取ったり、相手の能力に応じて仕事を考えたりするなど、協調性や臨機応変さがあることも伝えましょう。

まとめ

本記事では、自己PRでのリーダーシップのアピール方法について解説しました。

  • 企業が求めるリーダーシップとは、チームをまとめ目標を達成する力
  • 自身のリーダーシップを具体的な行動や成果を通して伝える
  • 志望企業の業務内容にどう活かせるかを明確に説明する
  • 務めた役職ではなく、行動をアピールする
  • 協調性があることもアピールに含める

リーダーシップの形や求められる資質は企業ごとに異なります。この記事を参考に、自分の経験を具体的に掘り下げて、採用担当者に響く自己PRを作成しましょう。

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