【例文付き】自己PRで責任感を上手にアピールするコツと注意点を解説
【例文付き】自己PRで継続力をアピール!言い換え例や注意点を解説
継続力は多くの企業が重視する要素です。しかし、履歴書や採用面接で「継続力をどのようにPRすればいいのだろう」と迷う人も多いのではないでしょうか。
この記事では、転職活動での自己PRにお悩みの人のために、継続力をアピールする例文や、アピールする際のポイントを詳しく解説します。
継続力をアピールする自己PRの例文集
就職・転職活動において好印象につながる自己PRには、いくつかのパターンがあります。
ここでは、以下のシーンに分けて、継続力をアピールする例文を紹介します。
語学習得
私の強みは、実践で成果を出すために、継続的に学べることです。
前職では、海外の取引先とのコミュニケーションをスムーズにするために英語とスペイン語の習得を目指しました。特にスペイン語は発音や文法の違いに苦労しましたが、毎日1時間の学習を欠かさず続け、週1回のオンライン会話練習も実施し、学んだ内容を実践に活かすことを心がけました。
その結果、半年後には基本的なビジネス会話を習得し、スペイン語圏のクライアントと直接やり取りができるようになりました。このことがクライアントとの信頼関係の構築に繋がり、最終的に新規契約を獲得する成果に繋がっています。
また、現地チームと連携する際にも言語スキルを活かし、プロジェクトを円滑に進めることができました。
この経験を通じて、継続力が自己成長や業務の成果に直結することを実感しました。
貴社においても、新しいスキルの習得や知識の深掘りを続け、成果を上げてチームに貢献したいと考えています。
仕事経験
私の強みは、目標達成のために地道な努力を続けられる継続力です。
前職の営業職では、約1年アプローチを続けて、大手企業との取引を成功させた経験があります。初めての提案時に「御社のサービスは現状のニーズに応えられない」と指摘を受けましたが、私は諦めず、業界動向をリサーチし、提案内容を改善。社内担当者と密に連携しながら提案書を10回以上改訂しました。
さらにプロトタイプを用いた実証を行い、信頼を得た結果、最初の商談から1年後に契約を獲得。その後の追加受注にもつながりました。
この経験を通じて、継続力することが信頼構築や課題解決につながると実感しています。
貴社でも、粘り強く課題に取り組み、成果を上げて貢献したいと考えています。
学生時代の部活動
私の強みは、目標を達成するために継続的な努力を惜しまないことです。
私は中学時代、バスケットボール部に所属していましたが、当初は身長や技術面で他の部員に遅れを取り、レギュラーには入れませんでした。それでも「絶対にスタメンになる」という目標を掲げ、毎日の練習に加えて自主練習を1日1時間実施。苦手なドリブルやシュート練習を繰り返し、休日には地域クラブで実戦経験を積むことで技術を磨きました。また、早朝ランニングで体力強化にも取り組みました。
この努力の結果、2年生後半には練習試合で成果を上げ、大会でスタメンとして出場する機会を得ました。3年生では公式戦で得点源として活躍し、最後の大会では決勝シュートを決め、県大会出場に貢献することができました。
この経験を通じて、継続的な努力が成長につながることを実感しています。
貴社でも、この粘り強さを活かして成果を上げ、チームに貢献していきたいと考えています。
趣味
私の強みは、コツコツと作業を進めることができる継続力です。
趣味のプラモデル作りを学生時代から約20年間続けており、とくに部品数が数百にもなる大型モデルの作成では、計画性と粘り強さが求められます。作業前には全体の計画を立て、パーツの仕分けや塗装手順を整理。一つひとつの工程を地道に進める中で、思い通りにいかない場合には原因を分析し、技術や道具を見直すことで改善を図りました。
このような姿勢を続けた結果、完成した作品がコンテストで入賞し、大きな達成感を得た経験があります。プラモデル作りで培った継続力と問題解決力は、仕事にも活かせると考えています。
貴社の業務でも、長期的なプロジェクトや複雑な課題に粘り強く取り組み、確実な成果を上げることで貢献したいと思います。
企業側に評価される継続力とは
企業に評価される継続力と日常生活で役立つ継続力は、必ずしも同じとは限りません。
「企業が求める継続力」を具体的に把握すると、転職活動で効果的な自己PRがやりやすくなります。
ここでは、企業側に評価される継続力を解説します。
どんなことでも粘り強くやり抜く
企業は継続力の中でも、「粘り強くやり抜く力」を重視しています。
大規模なプロジェクトや新しいチャレンジにおいては、困難や予期せぬ課題に直面する場面は少なくありません。
途中で投げ出さず、問題解決まで粘り強く取り組む姿勢が成果を生みます。
また、挑戦を続けることで得られる成長や学びは、個人のキャリア形成だけでなく、チームや会社全体の発展にもつながります。
そのため、多くの企業ではどんな状況でもやり抜く力を持つ人材を求めています。
一定以上の仕事の質を保てる
一定以上の仕事の質を保って業務を進める能力も、企業が求める継続力です。
人間である以上、仕事の成功や失敗、体調や人間関係など、仕事の質に影響する要素がたくさんあります。
そんな中、企業としても求めている仕事を安定して進めてくれる人は、業務を滞りなく進める上で必要不可欠な存在です。
また、常に安定したパフォーマンスを出してくれる人は、周囲からの信頼も得やすく、チーム全体の生産性にもプラスの影響を与えます。
継続力をアピールするときのポイント
継続力に自信があったとしても、履歴書や採用面接でそれを上手にアピールできなければ、せっかくの能力が活かされません。
ここでは、転職活動において継続力をアピールするときのポイントを解説します。
継続できた理由を明確に伝える
継続力をアピールする場合は、継続できた理由を明確に伝えましょう。
継続できた理由を伝えることで、ただ「継続力があること」だけではなく、応募者の人柄が採用担当者に伝わります。
- なぜ行動をしたいと思ったのか
- なぜ継続できたのか
こういった行動の過程を振り返って、エピソードとして自己PRに盛り込みましょう。
具体的な数字や結果を伝える
自己PRでは、結果の具体的な数字を伝えましょう。
継続力があることだけではなく、その継続力を活かして「実際にどんな結果につながったのか」を採用担当者は重視しています。
例文
見込み客への営業を6ヶ月続けた結果、2000万円の大型契約の受注につながり、年間売り上げ目標を150%達成することができました。
上記の例では、結果の具体的な数字と、行動を継続した期間を伝えています。
行動を継続した期間を伝えることで、自身の継続力に説得力を持たせることができます。
「継続力」を他の表現に言い換える
ただ「継続力がある」というのではなく、他の表現に言い換えることでアピールポイントをよりわかりやすく伝えることができます。
以下は、継続力を言い換えた表現例です。
継続力の言い換え例
- 忍耐強く努力できる
- 逆境に強い
- パフォーマンスが安定している
- 目標達成まで諦めない
- 責任感がある
- 人間関係を大切にする
自分が持つ「継続力」がどういったものかを、他のどんな表現ができるかを考えてみましょう。
継続力の分析については、後のセクション「自分の持つ「継続力」を分析する」で解説します。
当たり前のことをアピールしない
継続力はアピールの仕方によっては、逆効果になる可能性があります。
避けたほうがいいアピールの仕方としては、以下のようなパターンです。
避けた方がいいアピール例
- 「仕事を2年間続けた」
- 「アルバイトを3年間続けた」
- 「前職の勤務期間中に一度も忘れ物をしなかった」
こういった「社会人であれば継続できて当たり前」とされる行動の継続をアピールしても、高評価につながりません。
むしろ、社会人としての常識を疑われてしまう恐れもあるため、当たり前のことをアピールしないように注意しましょう。
短所と矛盾しないようにする
継続力を長所としてアピールする場合は、短所と矛盾しないようにしましょう。
例えば、「継続力」を自己PRしているのに、短所として「飽きっぽい」「集中力に欠ける」と伝えるのは内容的に矛盾しています。
このような矛盾があると、採用担当者は「適当に回答している」という印象を受けてしまいます。
継続力に限った話ではないですが、面接や応募書類では、自分の話から一貫性が無くならないように注意しましょう。
継続力を自己PRするときのステップ
継続力を自己PRするときには、流れをおさえて好印象を採用担当者に与えましょう。
ここでは、継続力を自己PRするときの3つのステップについて解説します。
自分の持つ「継続力」を分析する
まずは、自分が持つ「継続力」がどういったものかを分析しましょう。
掘り下げてみたら、自分の持つ「継続力」の特徴が見えてくるかもしれません。
継続力の特徴例
- 地道な分析を繰り返すことができる
- 苦手なことでもきっちり最後まで継続できる
- チーム作業ならばやり切れる
- 単独作業でも苦にならない
継続力を発揮できるのは、どんな時やどんな事なのかを掘り下げてみましょう。
自分が持つ「継続力」への理解が深まれば、自己PRでも具体的に伝えやすくなります。
具体的なエピソードを洗い出す
次に、自分が継続力を発揮して、成果を出したときの具体的なエピソードを洗い出しておきましょう。
具体的な数字がわかる実績があれば、そのエピソードは自己PRで活用できます。
まずは、前職を通じて継続力が発揮されたエピソードを振り返り、箇条書きで紙にメモをしていきましょう。
仕事でのエピソードが思いつかなければ、学生時代や子供自体のエピソードを書き出します。
自己PRに具体的なエピソードが盛り込まれていると、採用担当者は「応募者が自社で活躍するイメージ」を想像しやすいです。
応募企業が求める「継続力」を考える
自己分析が終わった後は、応募企業が求める「継続力」を考えましょう。
企業の採用担当者は「自社で活躍できる人を採用したい」と考えています。
ただ自分が持つ強みをアピールするのではなく、企業が求める人材像と自分が一致していることを伝えるのが大切です。
また、企業が求める人材像を知るには、企業研究が必要です。
会社のホームページや社員のインタビューなどをみて、社風や価値観の理解を深めましょう。
そのうえで、応募企業が求める人材像をイメージしましょう。
「応募企業が求めている継続力」を自分が持っているとアピールできれば、採用に大きく近づきます。
まとめ
この記事では、自己PRで継続力を効果的にアピールする方法と注意点について解説しました。
- 企業が求めている「継続力」と日常生活で役立つ「継続力」は違う
- 「なぜ継続できたのか」を伝えることで、人柄が伝わる
- 継続力は他の表現に置き換えられる
- 「当たり前のこと」をアピールすると、逆効果になることがある
- 自己PRでは、応募企業が求める「継続力」をアピールする
継続力は、日々の業務を進める上で大切な能力です。
採用担当者にあなたの継続力を、魅力的に伝えられるように準備しましょう。
自己PRの基本的な構成やよくある質問については、下記の記事で紹介しています。
併せてご覧ください。