新卒派遣

「新卒派遣」ってどんな働き方?

就業前に必要なスキルを学べる、新卒や第二新卒対象の働き方

従来の派遣というワークスタイルは、それまでの社会経験やスキルを活かして派遣先の即戦力として採用されることが一般的でした。しかし新卒派遣では、まず初めに、人材派遣会社が実際の業務に必要な知識やスキルを研修・教育を通じてスタッフに教えてから派遣するのです。その採用対象が実務経験のない大学・大学院、および専門学校・短期大学などの新規卒業者や、「第二新卒」と呼ばれる卒業から3年以内程度の既卒者であることから、新卒派遣と呼ばれています。

雇用形態は派遣社員ですが、「紹介予定派遣」という、正社員雇用を前提とするケースがほとんどです。また「自分のライフスタイルに合わせて働きたい」「いつかは留学したい」「自分の知識やスキルを活かしてスペシャリストになりたい」…といった人におすすめのワークスタイルともいえそうです。

どんなメリットがあるの?

就業前研修やカウンセリングなどを通じて自分に合う仕事が見つかる

大きなメリットとして、「自分に合う仕事かどうかを判断しやすい」ということが挙げられます。派遣会社は、派遣先の業務に必要なスキルをあらかじめ教えてくれ、就業前にビジネスマナー研修、パソコンスキル講座などを行うため、企業が求めるスキルとのミスマッチが起きにくいのです。また、派遣会社によっては職業の適性カウンセリングなども実施しているので、自分にピッタリな仕事内容を働きながら探ることができます。

さらには、紹介予定派遣制度を利用することで、憧れの仕事で正社員採用のチャンスも狙えるため、新卒派遣というワークスタイルがどんどん浸透しているのです。

「新卒派遣」として働くには?

派遣会社と契約し、研修後に勤務スタート。紹介予定派遣も利用可能

新卒派遣として働くには、派遣会社に登録し、選考をパスしたら派遣会社と契約を結びます。その後は一定期間、派遣会社で、派遣先の業務で必要な知識やスキルを見に付ける就業前研修を行います。研修終了後は、派遣社員として企業と正式に契約して、勤務をスタートします。そして、紹介予定派遣制度を利用して派遣先にそのまま就職する場合は、派遣会社仲介のもと、企業と本人双方の意思を確認し合い、両者共に異議がなければ、正式に派遣企業での雇用が決定するというわけです。 (注:紹介予定派遣は「派遣先企業に直接雇用されること」を前提としています。派遣期間が終了した後、必ずしも正社員として採用されるとは限りません。)

もちろん、派遣先で発生したトラブル、仕事に関する悩みなどは、派遣会社のコーディネーターや担当営業に相談できます。また、給与や福利厚生など雇用条件についても派遣会社が、仕事内容については派遣先の企業が、それぞれ相談に乗ってくれます。

利用している企業はどれくらい?

新卒入社の離職率の高まりや企業の教育コスト削減で増加傾向に

昨今、新卒新入社員の離職率が高まり、採用に必要な教育費・研修費などのコスト削減や雇用後のミスマッチ防止を図る企業が増えていることから、新卒派遣制度を利用する企業は急速に増えています。また、「自分のやりたい仕事をしたい」と、会社よりも仕事内容にこだわる学生が増えていることも、これを後押ししています。

2007年8月に社団法人日本人材派遣協会が発表した「労働者派遣事業調査(全地域)の報告」によると、07年上半期(1〜6月)の紹介予定派遣実務労働者数は、前年に比べ約45%も増加しています。これは「即戦力に近い人材を採用したい」という社会的ニーズを反映しているといえそうです。

こうしたことを背景に、紹介予定派遣という仕組みから派生した新卒予定派遣も、重要が拡大しています。

派遣期間中に仕事内容が分かり、なおかつ社員採用のチャンスもあるとなれば、学生にとってこれほど魅力的なワークスタイルはないはず。あなたも新卒派遣にトライしてみてはいかが?

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